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1.  M:I-2
あらためて、映画館効果というものがあるなと思わされる作品でした。 冒頭から、作り物めいたこけおどしにがっかりしました。いったんそう思うと、トム・クルーズの顔までそう思えてきます。飛行機の墜落写真の過度な効果・一度寝ただけの女泥棒へのスパイにあるまじきわざとらしい純愛・等、突っ込み所満載です。アクションシーンも非合理性に目が行ってしまい、無駄な戦闘としか見えずげんなりしました。 映画館で見たら、もう少し楽しめたのかなあ、と。
[地上波(吹替)] 5点(2023-02-05 20:37:24)
2.  未知への飛行
強烈な鮮烈な反戦メッセージや、国家というシステム自体への否定と捉えるべきなのでしょう。こういう事態の発生に備えるのではなく、事前に回避しなければならないよと。そして、国家は常に棄民策を取る、と。例えばアラスカを割譲するとか、それこそ全土占領を認めるとか、市民を犠牲にするのではなく国家が責任を取る選択肢は幾つもあるわけで。日本でも、太平洋戦争やフクシマでも民衆の犠牲は切り捨てられているような。今時点で言えば、フクシマからの避難者への住宅支援が打ち切られている。こうした今現在に身近で起こっていることを見据えて初めて、本作品の真価が理解できるのでしょう。最後に国側や軍は「起こりえない」と主張しているとう字幕が流されるますが、りゃそう言うだろう以上のものではないでしょう。何かの忖度?。
[地上波(字幕)] 10点(2022-12-04 11:15:12)
3.  三島由紀夫VS東大全共闘 50年の真実
極論すれば、三島の「アイドル映画」。相手が学生とは言え、同じ人間なのにどうしてこうも存在感が違うのだろう。見事に絵になっています。 討論されている内容は今となっては出鱈目としか思えませんが、当時は当時で別な位置付けだったのでしょう。製作陣もそこに重きを置かず、あくまでこういうことがありましたという記録に徹しているようです。それを補強するために、ナレーションが過剰になったり、当時は生まれてもいなかった作家をコメンテーターに起用したりと、苦労が垣間見れます。当時の学生も出てくるわけですが、他にいなかったのかという布陣を見ると、仕方なかったのかとも思いますが(盾の会側はさらにひどい)。 三島は、少なくとも現在的には、作家としてではなくあの時代状況の中である行動を起こした人物として決定的な存在とされているので、外れのないドキュメンタリー作品の素材であったと思います。 つまり、つまらなくはなかったけれども、期待したほどではありませんでした。それは製作陣のせいだとは必ずしも言えない、ということです。
[映画館(邦画)] 6点(2020-06-12 18:09:13)(良:2票)
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