1. 耳をすませば(1995)
絵コンテと脚本を宮崎さんがやって、監督にはどんな仕事が残るのかアニメ制作をよく知らない自分には想像がつかない。なんか割とストレートな作品で、ストレスなく仕上げるためにキャラ設定で無理している感がある。例えば、天谷君のキャラ設定ってどうなのかな。見栄えが良く医者の子供なのに、雫の事が好きでこの子の興味を惹くために図書館の本を借りまくるとかありえない行為をする。そのくせ十五歳でバイオリンを作るためにイタリア行きを希望していたりする。いないよ、そんな子。十年後に帰ってくるとかボーイミーツガールの一番いいところだけやろうって魂胆が丸見え。それでも、なんか結構ファンも多いようだから、巧まずして続編制作できたわけだ。 作画的には雫の私服がスカート短すぎですごく不自然。制服は良いのに何であそこまで短くする?大学生のお姉さんの家事能力に感嘆。昔はあんな子が実在していたのか?図書館と自宅の距離感が自分にはよく分からなかった。電車で行く距離なのか、徒歩圏内なのか。自宅を団地の一室にしたのは初めて見た。英断だと思う。ただ、カットによって雫の自室の広さが変わっているように思えるのは気のせい? とかとか、ストーリーが王道なので細部に興味が行ってしまいました。猫が案内するところがジブリらしいというか、バロンも併せて猫の恩返しに焼き直されましたね。魔女がクロネコヤマトのタイアップだったからこの作品はファミリーマートが絡んでいるのかと思ったけどそうでもないみたい。駄文で申し訳ない。機会があれば実写版の続編も見てみたいな。 [地上波(邦画)] 5点(2022-09-19 13:17:44) |