1. ムーラン・ルージュ(2001)
《ネタバレ》 私はあんまり見てないけどミュージカル超OKです(ちなみにオペラはかなり好き。俗物だな・・)。ビートルズ、マリリン・モンロー、エルトン・ジョン、愛と青春の旅立ち、オッフェンバックのオペレッタ・・・などなど(全体としてヴェルディの椿姫を本歌取りしてますよね、これ。娼婦に札ビラ投げつけてるし・・)いろんなところからいろんな要素を借りまくり、ゴチャゴチャに混ぜて、美しく華麗に派手に悪趣味に仕上げた監督の手腕、その映像に脱帽。悪趣味な自分にピッタリの映画です。「シカゴ」同様、昔のミュージカル映画の名作よりも今を生きる我々にはこの映画の音楽の方がカラダで感じることができると思います。個人的には「シカゴ」よりもこっちの方が好きです。Come what mayは名曲だと思います。二コール・キッドマンの歌が巧いと思えないけど、美貌と演技で十分カバーしてます。こんなに楽しめた映画はあんまりないです。ストーリーにあんまり期待しちゃあミュージカルやオペラは敬遠せざるを得ないものが多いので、そのへんは薄目を開けて(?)見ないと楽しむためには損だと思います。 10点(2003-11-27 22:09:45)(良:1票) |