1. 麦子さんと
コメディと思って油断してたら、無茶苦茶泣かされた。 堀北真希は可愛いけど、女優としての存在感は圧倒的に余貴美子。 演技がどうこうじゃなく、余貴美子から滲み出る居心地の悪い雰囲気がリアル。 それでも、堀北真希が完全に食われてしまってるというわけでもなく、一人二役をきっちり演じ分けて見せたのは偉い。 ラストは堀北真希に泣かされてるのか、余貴美子に泣かされてるのか、よくわからなくなってしまった。 あと、うちの妹の名前がマキ、母親の名前がキミなので、このキャスティングには妙な親近感を覚える。 僕も親不孝してしまってるので、心に突き刺さるものがありました。 涙が治まったら、母親に電話してみようと思う。 [DVD(邦画)] 9点(2015-11-03 16:02:31) |
2. MW-ムウ-
生き残った子どもが大人になって復讐するというどこかで見たようなストーリーは斬新さに欠ける。 舞台が日本というのも現実味を薄れさせているので、舞台を海外に置き換えてみたら面白くなるような気もした。 流石に日本でこれはないだろうっていう印象が強いですね。 [DVD(邦画)] 3点(2010-01-29 17:35:42) |
3. ムーミン谷の彗星
スナフキンやフローレンとの出会いというプロローグ的な内容がとても興味深かったです。 馴染みのある作画とオーソドックスなストーリー構成に安心して見ることができました。 貝殻が足りなくて未完成の花壇の為に海辺に貝殻を拾いに行くというのが物語の出発点なのにミイの後ろに描かれた花壇はちゃんと完成してしまってたり、ニョロニョロの全米川下り選手権があったり、よくわからない原理で空を飛ぶテントとか見所もたくさんありました。 まあ、テントは風に飛ばされてるということで、まだ納得できなくもないですけど、ヘムレンさんのスカート気球は驚愕でしたね。 ヘムレンさんに加えてムーミンやミイまでぶら下がってもまだ落ちないなんて、何があそこまでの浮力を与えているんでしょう。 やっぱり彗星の影響とかなんでしょうかね。 [DVD(邦画)] 7点(2009-10-08 21:36:42) |
4. 蟲師
雰囲気は良かったけど、肝心の物語が弱すぎて退屈だった。 映画の長尺に耐えられるだけの本筋を用意せずに雰囲気だけに頼った作品作りになってしまっている。 素材がいいだけに非常に残念な作品。 [DVD(邦画)] 4点(2007-09-09 06:33:30) |
5. 麦の穂をゆらす風
未だに完全なる独立を果たしていないアイルランドの悲しい歴史を描いた作品。 物語はイギリス軍とアイルランド人の対立に始まり、やがてアイルランド人同士が憎み合うようになるという皮肉な展開。 段階的な独立を目指す穏健派の兄と完全なる独立を目指す強硬派の弟。 どちらが正しいと言い切れない難しい問題なだけにラストの悲劇は避けようがなかったと思える。 世界一暮らしやすい国とまで言われるようになった現状を見ると兄の方が正しかったような気もするし、未だに北アイルランド問題を抱える現状を見ると弟が正しかったような気もする。 作品としては、面白いといったものではないけど、1つの歴史的事実として映像化したことに大きな意義があるのかも知れない。 [DVD(邦画)] 8点(2007-09-08 23:18:49) |
6. 村の写真集
これは駄目だ。僕には理解できない方向性の作品だった。 映像的には本当にちゃんとしていて素晴らしいし、 テーマも深みのあるものなんだとは思うけどね。 あと、オールドファンな僕は 「ええい、真緒はいい!知世を映せ、知世の戦いぶりを!」 と叫びたくなった。 ア・バオア・クーまでガンダムを登場させないような構成には正直感動した。 [DVD(邦画)] 5点(2007-01-20 06:32:15) |
7. ムーラン・ルージュ(2001)
この世の最高の幸せは、誰かを愛して、その人からも愛されること。 同感だ。 ミュージカルは舞台に限ると思ってたところもあったけど、 この作品を見て少し考えが変わった。 迫力の映像に最高の音楽、もちろん役者も素晴らしい。 この物語は悲劇だったのかも知れないけど、これほどまでの幸せは他にないだろう。 でも、1つ残念なことがあった。 僕は気付いてしまったのだ。 僕が愛した人は、僕を愛さないということを・・・ [DVD(吹替)] 9点(2007-01-03 09:21:46) |
8. 息子(1991)
こういった作品を名作というのだろう。三國連太郎が素晴らしいのは当然として、永瀬正敏も決して負けてはいない。そして、何よりも和久井映見の声を感じてもらいたい。僕の心には届いたような気がします。 9点(2004-03-09 13:21:01) |