2. ムーラン・ルージュ(2001)
ミュージカルは大嫌いだが、これはOK。100年も前の話なのに、歌は現代の歌。しかもかなり世界的に有名な歌なので、歌うたびに「プっ」と笑いが起こる。そのシーンの為に作られたオリジナルより元ある曲を多く使っているし、セリフはセリフ、歌は歌とあくまで分けているのでスーッと入っていける。あまりに過剰な演出と大げさな選曲、普通ならわざとらしく感じて嫌だけど、曲と時代のギャップがそれをうまくカバーしていてうまい。ただ、あのラストにため息。もっと違うラストはないものだろうか??しかも画期的な設定の割に昔チックなラストはないだろう。どうせなら最後まで、好き勝手なラストに仕上げてほしかった。テーマは愛。「愛が全てさ!」と叫ぶクリスチャンの満面の笑みを見ながら、ミュージカルだから~と鼻で笑う一方で、こういう時代だからやけに心に響く、と思ったのは自分だけだろうか?? 7点(2001-11-26 01:19:39)(良:1票) |