1. MEG ザ・モンスター
《ネタバレ》 中国マーケットを意識した中国合作。金も出すけど口も出す。これがこの映画の最大の失敗。まず全編に中国を意識させる演出にうんざりですかね。次にこの手の映画は『ジョーズ』が最高峰なので、作るときにまずはこの映画に近づけないと駄目なんじゃないかなーと思うんですが、とにかく全編に緊迫感がない為、怖くないどころか、ヒヤヒヤもしないんですね。やられるかやられないかの演出がわかりやすく次の展開が想像できてしまうんです。キャストのやり方もおそらくアメリカベースのキャストに中国ベースのキャストをお互いに選んで、さぁどうやって人物像を作り上げていこうか?みたいな形で作成されたんじゃないかと思うんです。従って、元妻のアメリカ人と、いずれ恋人になるであろう中国人の描き方がとても中途半端で、最初は元妻のピンチで助けにいくのに、いつの間にか恋人主体になっているんです。元妻は全く意味のない存在になっています。医者以外の他のクルーたちは全く何のためにいるのか不明な存在なんです。メガドロンも最初の水中施設内にいる少女を食べようとするところまでで、あっさりと全体が出てしまい面が割れてしまうので、ジョーズのようになかなか現れないようなドキドキ感がないんです。最後のエンドロールの音楽で『ガクッと』留めをさしますね。 [映画館(字幕)] 5点(2018-09-16 10:47:24)(良:1票) |