1. めいとこねこバス
美術館短編に内容を求めるのはそもそも間違いで、美術館のいちアトラクションと捉えるのが正しいのでしょう、と納得せざるを得ないのが残念。 コネコバス、ネコ列車、ネコばあちゃん&お化けたち、という新キャラクターをお披露目させただけの内容。 まあ、メイを窮屈なコネコバスに乗せ、屋外を疾走する描写は、まさにアトラクションと呼ぶにふさわしいのですが、こんな内容で自社の財産(作品)を食い潰すようなことはしない方がいいと思う。 [試写会(邦画)] 1点(2008-01-14 06:50:01) |
2. めぐりあう時間たち
《ネタバレ》 死のうとしている人たちを精神的に病んでしまった人として扱ってしまったのが共感のしようのない作品になってしまった元凶なのではないでしょうか。 これでは精神破綻者の登場するエピソードを寄せ集めてちょっと繋げただけでしかなく、この人たちは精神的に病んでしまった特別な人として捉えられてしまう。 人間は必ず死ぬ。 そして、突発的な事故にでも遭わない限りその終末には他者の幇助を要すような心身ともに苦痛を伴う生活が待っている。 このふたつの事柄を事前に知っている以上、それ以前に見切りをつける決断をするのは至極自然なことだと思う。 「生」に見切りをつけた人間とその近くに居合わせた人間の物語というのであれば理解しやすかったのでは。 [DVD(吹替)] 1点(2008-01-04 07:53:28) |
3. めぐり逢い(1994)
《ネタバレ》 そもそもなんで浮気しちゃうまでになるのか。その背景(現在の恋人との相容れない関係性とか)が説明されなければ、二人をただの欲求不満な浮気者という見方しか出来ない。 しかも、がらっと生き方を変えちゃったりするほどなので余計に違和感が起こる。 所詮無い物ねだりなんだよと憂い、皮肉る作品であるというなら納得ですが・・・。 [地上波(字幕)] 3点(2007-12-03 16:50:25) |
4. メトロポリス(2001)
何を語るにしても中途半端で感情移入に繋がるわけもなく、冗長。 [映画館(邦画)] 2点(2007-11-29 04:59:59) |
5. メイキング・オブ・12モンキーズ
これって本国では劇場公開されてるんですね。 とりあえず日本ではDVD特別版みたいなのの特典ディスクに収録されています。 メイキングというより「12モンキーズ」制作を追ったドキュメンタリー。 ハリウッドに於けるテリー・ギリアムの立ち位置の説明や完成後の諸々、プロモーションの様子など、撮影中だけに留まらない内容で結構充実。 「ロスト・イン・ラ・マンチャ」なんかよりよっぽど彼のこだわりが窺えたりします。 [DVD(字幕)] 6点(2007-11-20 19:19:55) |
6. メタル・ブルー
構成も施され、好印象ではあるものの、全体的にチャチ。 終盤の戦闘シーンも安いだけに冗長にしか思えない。 [地上波(吹替)] 5点(2007-11-20 15:33:01) |
7. 名探偵ホームズ2/海底の財宝の巻
ホームズにとってお仕事以上の動機がないので痛いところですが、素晴らしい漫画映画。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-10 23:24:47) |
8. 名探偵ホームズ1/青い紅玉の巻
《ネタバレ》 ダイナミックなアクション作画を堪能するのが主眼となる作品。 結局スリの子に恵んでやるようなまとめが正しいのか疑問ですが、健やかな気分にさせてくれる内容。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-10 23:09:56) |
9. めぞん一刻 完結篇
枠を埋めるためにでっち上げたえらく冗長な作品。 [DVD(邦画)] 1点(2007-09-04 12:03:21) |
10. メリンダとメリンダ
まさに作家の自己満足でしかない作品。 年一本ペースで作っているウディ・アレンじゃなければ作れないような低レベルの実験映画(そういう意味では貴重)。 「多くを求めなければ人生は気楽だよ」って台詞にはしみじみと納得。 [DVD(吹替)] 0点(2007-08-14 03:30:15) |
11. メルシィ!人生
《ネタバレ》 職人芸的秀作喜劇。 ただ、サンティニへの派生ドラマに随分と尺をとった割にはメイン・ストーリーに絡むものではないのはどうしてなのだろう、と疑問。 テーマの補完かしら。 [DVD(吹替)] 7点(2007-08-07 08:36:17) |
12. MEMORIES
特に内容のあるものがない。 「彼女の想いで」以外はシチュエーションだけ。 [ビデオ(邦画)] 1点(2007-07-17 08:22:45) |
13. メゾン・ド・ヒミコ
それぞれの展開に説明の付くような配慮はされていますが、どうにも説得力を欠く。 他者を理解したい、してあげたい、というところを描いているのでしょうが、各々の設定事項と展開させたい内容の相性がどうにも悪い。 そもそも文芸作品であって、成り行きを見守るだけの内容なので、自分の基準である構造的な部分への評価は難しい。 [映画館(邦画)] 3点(2007-06-30 20:46:24) |
14. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 こんなにも堂々と予想される結末(こいつとこいつがくっつく話なんでしょ)へいかにして辿り着くかで魅せる作品は珍しいので興味津々で観る。 しかし、どうにも劇的な内容がなかった。ぼんやりとしたすれ違いのままに終わる。 既に相手がいる状況から始まるというのも障害のひとつなんでしょうが、「ユー・ガット・メール」同様、あんな安易でご都合的な扱いで済ませてしまうのなら止めた方がいい。 [地上波(吹替)] 4点(2007-06-27 19:20:43) |
15. めまい(1958)
クライム・ストーリーとしてはストレート過ぎて容易に展開が読め過ぎ。しかも、現代では全く成立しない(当時としても成立しないんじゃない?)。 後半はドラマに重点が置かれるものの、理解不能です。あのオッサンにとって「愛」って何なんでしょう?真相に気付いた後にあの場所へ連れていってどうしたかったのやら・・・。 古典であり、ヒッチコック作品であるということで未だにこんな高評価をされているのかと思うと、何だか悲しくなりました。 [地上波(吹替)] 1点(2007-05-09 04:04:08) |
16. メメント
冒頭の謎、中盤のサスペンス、ラストの意外性という三拍子を時間軸をいじることで構成する。思い付いたところでなかなかやろうと思いませんよ、こんな内容。 それをここまでわかり易く作り上げるなんて・・・拍手。 物語ではないので、ミステリー好きでなければ辛い人もいるでしょうね。 [DVD(吹替)] 10点(2007-03-21 16:08:42) |