1. メタモルフォーゼの縁側
《ネタバレ》 うららが幼なじみ君の彼女からイジメられることもなく、BL好きをからかうイヤな人もなく、ムダに熱い青春野郎もいなくて、ベタなストーリーでしたが、気軽に楽しめました。原作を読んだ奥さんによると、うららはもっとダメダメ女子で、芦田愛菜ではいい子ちゃん過ぎるかも・・・と思ったけど、さすがの演技力で、原作を超える魅力あるキャラクターに仕上がっていたようです。 がんばってる人・前向きに生きている人を応援したくなる、そういう内容の話にT字路sの音楽はピッタリでしたね。ヴォーカルの歌声が聞けなかったのは残念でしたが、うらら母役で登場して驚かせてくれました(笑) 残念だったのは、季節感が乏しく、1年以上の話という印象がなかったこと。衣裳や小道具で工夫はしていましたが、屋外の光や街の色がどのシーンも同じなんですよねー。また、漫画や小説が原作だと、原作の文章をそのままセリフにしてしまうことがよくありますが、この作品ももしかして・・・? 「無理やりセリフにしなくても、いい役者を起用してるんだから演技で表現してもらえばいいのに・・・」と思えるシーン、かなりありました。 でも全体的には、多くの人が楽しめる、いい映画だと思います。良い意味でセオリー通りで、安心して見ることができました。 「遠くから来た人」、あの程度の漫画なのにとても良かったです。個人的には、うららが印刷屋で固まっている時の芦田愛菜の演技がツボにハマり、何度も繰り返し見て笑ってます。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-08-09 14:12:55) |
2. 名探偵ポワロ エンドハウスの怪事件<TVM>
《ネタバレ》 命を狙われたヒロインが実は犯人、というのはよくあるパターンで、「嫌いな黒のドレス」で犯人はわかってしまいましたが、犯人役の女性のキャラクターのおかげで、見事にだまされました。最初の、天真爛漫でちょっと能天気なキャラから一変、最後に信じられない汚い言葉を吐く犯人・・・そのギャップが見事でしたね。 このポワロシリーズ、コロンボとはひと味違った面白味がありますが、この作品に限らず、アガサ・クリスティ原作の話は、今では「トリックや設定に無理がある」と思えるものが多いですね。「この人は、実は犯人の変装だった」とか「扉の向こうの声は犯人のものまねだった」ひどいものになると「腹話術だった」とか、机上の空論的な内容が多いですが、でもそのあたりは割り切ってしまえば、ドラマとして、今でも充分に楽しめるレベルだと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-06-08 16:37:09) |
3. メッセンジャー(1999)
なんのひねりもないベタな内容でしたが、5人が集まるあたりからテンポ感も増して一気に面白くなりました。こういう娯楽映画は、見終わって「あー面白かった!」のひと言で充分でしょう。あれこれと批評するようなものでもないかと・・・(笑) [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-05 12:35:22)(良:1票) |
4. 回る春
日本未公開のアルゼンチン映画といえば、「娼婦と鯨」など、意外と名作が多いのですが、これは微妙でした。初老の小説家が、大学教授時代の教え子であるラウラと不倫関係に陥り、そのうちラウラの行動がおかしくなり失踪・・・。どのサイトをみても「エロティックな官能サスペンス」と紹介されていますが、ラブシーンもそれほどエロくもなく、失踪の真実もサスペンス的な要素は薄いです。ラストシーンはなにやら意味深げな感じでしたが、いまひとつ意図が理解できず・・・。結局、何を伝えたいのかよくわかりませんでした。タイトルの「回る春」=回春を意識しているのだとしたら、とんでもなくセンス悪いです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-15 12:30:58) |
5. メリーに首ったけ
ところどころ笑えるシーンもありましたが、全体的にはあまり面白くありませんでした。下ネタも全然効果的じゃないし、テンポ感は悪いし、鑑賞中、何度も時計を見て「まだ終わらないのかなあ・・・」と、そればかり気になってました。キャメロン・ディアスのかわいらしさだけが印象に残った作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-01-15 00:53:59) |
6. めまい(1958)
初めて観た時(中学生の時)は、トリックの面白さに度肝を抜かれました。でもあのラストシーンはあまり好きではありませんねぇ・・・。 [地上波(吹替)] 7点(2011-07-11 01:39:25) |
7. めぐり逢えたら
メグ・ライアンが、一番きれいに見える作品だと思います。内容は、スタンダードなラブコメで、ところどころ、笑えるセリフも。アメリカの子供って、みんなあんな感じなんですかね? [映画館(字幕)] 7点(2011-07-11 00:30:52) |
8. めがね
もたいまさこの、とってつけたような「不思議な人」という設定は好きではありませんが、それ以外はそこそこ楽しめました。荻上監督、「かもめ食堂」はヒット路線を狙って、本当に撮りたかったのはこっちだったのかな?という印象を受けました。ただ・・・・・・、心がちょっと疲れていて癒されたいような精神状態の時はこの世界に入っていけますが、元気な時にこれを見ると、吐き気がするほど気持ち悪いですね。薬師丸ひろ子の自己啓発系ペンションの方がまだマシだと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-04 23:16:52) |