1. 牝犬(1930)
《ネタバレ》 ラングのリメイクと比べると描写に暖かみがある。しょぼくれ中年と姉ちゃんにしっかり感情移入できるように作られているし、コメディとしても笑えるシーンがあって良い。終盤の展開は人間ってそんなもんだよな、という諦念さえも感じさせる。嫁の元カレが登場するシーンは笑えます。嫁さんも良いキャラしてて好き。 [DVD(字幕)] 7点(2016-12-12 23:46:09) |
2. メイン・テーマ
嫌いにはなれないけど、賞賛することもできないという微妙なラインですね。森田芳光らしい映画文法の破壊活動じみた演出(俳優の素人演技やセリフと口の動きが合わない編集、意味不明なワンカット挿入など)は好きなんだけど、いかんせん話が面白くない。ロードムービーの難しさはエピソードを羅列していく時のバランスの取り方だと思うけど、森田監督はバランスを壊してなんぼの人だから、題材と監督がミスマッチかな。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-03-30 20:31:03) |
3. メーベルの身替り運転
あのチャップリンが悪役を!しかも結構いきいきしています。撮影時にメーベル・セネットとトラブルがあったそうですが、ジョージ・ニコルズ作品よりもはるかに良い。映画監督チャールズ・チャップリン誕生のきっかけになった映画でもありますし、高評価です! [インターネット(字幕)] 7点(2015-05-30 19:06:48) |
4. メトロポリス(2001)
《ネタバレ》 国内での評判がすこぶる悪い作品ですが、そんなに悪く無いと思うけどなぁ。誰もが認める作画は置いておくとして、この時代設定にジャズってところがりんたろう監督らしくていいじゃないですか。メトロポリス崩壊のシーンでかかるレイ・チャールズなんて鳥肌モノですよ。ケンイチの内面がよくわからないキャラクターなのは観客にティマに感情移入させるのが最大の役目だからで、言いたいことはヒゲオヤジが全部言ってくれてるからだと考えてます。私はティマのような望まない運命に逆らおうとするキャラクターが大好きなので、問題ありませんでした。 [映画館(邦画)] 7点(2013-08-21 11:09:00) |
5. メトロポリス(1926)
《ネタバレ》 映像には圧倒的迫力があり、大正時代に作られた映画とは思えない素晴らしいものがあります。これだけでも十分に見る価値あり。しかし、不明な点が多くて頭のなかでの補完が大変難しく、途中でついていけなくなりました。無念… [DVD(字幕)] 6点(2013-08-06 14:10:31) |