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1.  モロッコ 《ネタバレ》 
“Morocco”北アフリカの国名。原作は“Amy Jolly”という舞台劇だそう。悪魔の手毬唄で、結構な時間を割いて流されていたんで気になっていた映画です。日本初の日本語字幕付きトーキー映画として、歴史的価値が高いです。  一人の女は片道切符で遠く最果ての街・モロッコまで流れ流れた酒場の歌手。そこに居た、故郷を捨てて外人部隊に身を置く一人の男。こりゃ失楽園ですねぇ。日本ならド演歌だけど、このお洒落さ。二人とも平和な街には居場所がなかったんですね。 アミー「あなたを好きになりそう」トム「10年早く会いたかった」。女はこれから先の未来を見ようとし、男は変えられなかった過去を見る。好き同士のこの気持ちのズレ。  最果てのモロッコから、外人部隊も歌手の仕事も捨てて、貨物列車でヨーロッパへの逃避行。そんな落ちぶれる一方の人生にアミーを引っ張り込むのではなく、大富豪との人生の再出発のため身を引くトム。目いっぱい神経を逆なでする目的のルージュの伝言。でもね、アミーはあの高価な宝石をテーブルに出しっぱなしで部屋を後にしてるのよ。アミーは全てを捨てる覚悟が決まってたのよ。  遠近感を狂わせる異国情緒溢れる門と、その先に無限に広がる砂漠。死を覚悟しているトムと、手ぶらで、ヒールさえ脱ぎ捨てて、その後をついて行くアミー。砂漠に飲まれていく人影。未来を手放した二人の物語は、やっぱり失楽園ですかね。 安定した生活と、ちょっとお金持ちになりたい欲を持った、私たち平凡な庶民と違って、手に入れた全てを捨てて、愛だけを選んだアミーの生き様に、少しだけ惹かれたりもします。
[DVD(字幕)] 6点(2024-08-24 00:56:03)
2.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
~Modern Times~現代。いま。  なんてシンプルで美しいタイトルだろう。 いま、社会で起きていることを面白可笑しくドタバタコメディにしていて、それが80年以上経った現代でも共感できることが多々あるから、スゴイ。 家畜のように会社へ向かう人の波と、誰でも出来る単純な流れ作業。効率を上げるための無理なスピードアップ。 無駄を減らすための無駄だらけの食卓マシンが面白い。マイペースな口拭きマシンがイイ。  職業病でボルトっぽいものを何でもネジる男。 同僚のチクビをネジって、美人秘書のお尻のボタンを追いかけての、胸にボタンのあるオバサン登場。 どうなるか言わなくても解る見事な三段落ち。  働きすぎてノイローゼになったら病院=社会に戻すためのメンテナンス。 誤認逮捕されて刑務所=社会にとって間違った考えを正すための罰。 パンを盗んで捕まる娘=刑務所怖い。自ら無銭飲食で捕まる男=刑務所快適。同じ逮捕なのに考え方のギャップ。 社会風刺という固っ苦しいテーマにニヤリ…でなく、単純に面白く観られた。  『口角上げて、笑って。そうそう。』夜明けにすべてを失った二人が、希望を胸に歩き出す。スマイルの美しさ。 いつの時代も、いま、必要なことは、笑うこと。人間社会がある限り、普遍で不変のシンプルなメッセージ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-05-28 12:28:16)(良:1票)
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