4. 約三十の嘘
《ネタバレ》 映画のほとんどが列車の中で、大きな動きがあるわけではなく、詐欺の出てくる映画ではあるけれど詐欺をしてる所が見られるわけではないけれど、それぞれの個性が発揮されていて悪くはなかったと思った。内容は詐欺師の華麗な手口が見られるようなものではなくて会話で見せる6人の人間ドラマってな感じだった。6人の中でも八嶋智人(横山)がアクセントになって、面白くさせていたと思うし、彼がいたのは良かったと思った。伴杏里(今井)がキスをされても大して何にも反応しなかったりして、特徴的な役柄で印象に残った。映画全体的にはやや長めに感じてしまった。もう少し何か一捻り入れるなり、心を動かすような展開があるなりあったらよかったのにと思った。この映画の最後を見ているとなんだか彼ら的にはハッピーエンドな感じだけれど、一方では相当な人間を騙して、金をとった奴等だと思うと何か複雑だし、いい感じはしない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-08-21 20:53:45) |