1. 闇金ウシジマくん
《ネタバレ》 クソ野郎ばかりがワラワラ出てきて、観ている間の胸糞の悪さはなかなかのモノ。 余計な部分が多いのは難だけど、楽して手にしようとするお金の怖さというか、お金の価値が勉強できる教育映画になり得るんじゃなかろうか。 山田孝之のハマりっぷりは、見ていてゾクゾクするほど。 暑苦しくて爽やかという存在そのものをネタにしている市原くんの役柄が可笑しすぎる。 [映画館(邦画)] 7点(2013-05-12 22:12:02) |
2. ヤング≒アダルト
《ネタバレ》 ジェイソン・ライトマン作品に共通するのが、一般的な道徳や既成概念からちょこっとずれた立ち位置の人間が主人公で、そのずれを否定しないし、明確な結論を出さないという事。 本作の主人公メイビスは美人だし、若い頃なんかもう、みんなの羨望の的。ちやほやされると、やっぱ天狗になるわけで、「こんな田舎は私には狭すぎる」って 出て行った典型的なタイプ。しかし、いい歳なって結婚もせず、仕事にもいきずまったりすると、どんどん焦ってくる。そうなると、結婚して子供までできた元カレとよりを戻せるだなんて本気で信じてノコノコ田舎に里帰りしちゃうわけだ。痛い!! あれだけやりたい放題やって、反省もせずに「田舎なんて大っ嫌い!!てめえら狭い世界で一生幸せごっこしてろ!」ってな感じで次のステップへいっちゃうのね。唯一の理解者のデブっちょも、都合良く振り回しといてフォローなしだし、あまりにも自分本位! だけど、人間てそういうもんよね。他人を思いやる前に、自己肯定することが大事よね。 というメッセージってことでよろしいですか? [試写会(字幕)] 7点(2012-07-17 23:58:52) |
3. 屋敷女
《ネタバレ》 妊婦さんがハサミを振り回すマジキチ女に追っかけまわされるフレンチホラー。 ホント胎教に酷く悪そう。ザクザクぶっさしまくって痛々しくって、血みどろで悪趣味。 それなのに最も悪趣味なクライマックスのシーンではボカしが入って少し興ざめ。 だったらもっとカメラ位置で巧いことやってほしかった。 (もっとも、ボカシなしバージョンもあるそうですが、それはそれで酷そうだし) しかし、なかなか飽きさせないつくりになっていて、「いやぁー、やめてえー」とか言いながらキッチリ楽しんでしまいましたとさ。 誰にもすすめないけど。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-11 19:22:14) |
4. ヤギと男と男と壁と
クスクスポイントは結構あって、楽しいんだけど全体的に地味! 面白くなりそうだったのに、チマチマしたまま終わってしまった。 キャストのはっちゃけ具合も足らず、いつものジョージ・クルーニーが一人で目立ってる。 もっとあっと驚くようなバカやってほしかったなー。 特攻野郎Aチームからアクションを引いたような平和な一本。 ※この程度でPG-12かかるのか。ドラッグが出てくるから? [映画館(字幕)] 6点(2010-09-05 16:51:08) |
5. ヤングガン
西部劇のヒーローとしても、ビリー・ザ・キッドの容赦ない殺しっぷりはかなりクレージー。序盤のイメージとの差異に意外性があって良かった。 感情移入や同情は全然できないが、あそこまでメチャクチャやってくれると逆に気持ちよい。愛想を尽かしそうで尽かさない仲間達は不可解ではあるが、皆いい味出してて良かった。銃撃戦ももったいぶらずガンガン見せてくれて面白かった。オープニングのキーファー、男前すぎる。 [DVD(字幕)] 7点(2010-03-13 23:34:08) |
6. 柳生一族の陰謀
《ネタバレ》 重厚なストーリーではあるものの、どこか漫画っぽいところはご愛敬。高い塀をバックステップで軽々とびこえるシーンは笑ってしまった。 超特濃豪華キャストながら潰しあうこともなく、錦之介さんの不気味さ、千葉真一の男前な十兵衛、松方さんのどもり、ピチピチの真田広之、大原麗子をはじめとする美しい若手女優陣など魅力的なキャラクターが存分に楽しめます。 それぞれの人物にストーリーがあり、ただの勧善懲悪にならず、誰も幸せにならない戦の悲劇性を高めます。成田三樹夫のおじゃるには全然気がつかなかったです。 仁義シリーズと魔界転生の丁度真中に位置するような一本。面白かったです。 [DVD(邦画)] 8点(2009-10-21 13:34:40) |
7. ヤッターマン(2008)
《ネタバレ》 トンズラーとボヤッキーはパーフェクト。1号2号の安っちいヒーローはまぁある意味適役。深田恭子は声が低く、声量と声のノビがなく、きわどいシーンもないし、随分物足りない。 雰囲気はちょっと痛い感じもあるものの原作の雰囲気に沿っているものだと思うので良いんだが、CGがしっくりこない。安っぽくてもいいから特撮にすべきだ。ロボットの質感に丸み温かみがない。タツノコロボとしては致命的。 ほどよければ笑えるのに、長ったるい下ネタは寒い。そして不快で過剰な恋愛要素とムダに広げたスケールによる後半のグダグダは苦痛。 元々、ヤッターマンは30分の美学に基づきサラっと楽しませてくれるアニメだと思うので二時間近い映画には向かないんじゃないかなぁ。 唯一の楽しみどころはオリジナル曲が流れるシーンか。クロマニヨンズの挿入歌もいい感じだったのに、エンディングテーマが嵐って…。 [DVD(邦画)] 3点(2009-10-04 00:05:33) |
8. 野獣死すべし(1980/日本)
気が狂いまくって気持ち悪すぎる松田優作と鹿賀丈史の大暴れをなすすべくもなくぼんやりと眺めることしかできない異色作。観念的な、なんじゃこりゃー映画。 [DVD(邦画)] 4点(2008-07-27 02:08:32) |