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さかQさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 559

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1.  焼け石に水
うんうん、期待に違わず良い出来です。タイトルの如く”彼”をどう愛したって彼の心が変わる事は無く、何をしても無駄って事がよく現れてます。それが愚かな寓話として監督らしいブラックユーモアで展開します。ある中年男性の強烈な魅力に惹かれ同棲する事になった青年。物語はお互いの恋人を招いた事からますます抜け出せない蟻地獄にはまっていきます。「8人の女たち」でボーイッシュな次女役を好演していたリュディビエーヌ・サニエが爽やかながらも惜しみない脱ぎっぷりで主人公の恋人役を演じてます。主役の青年も物語が進むに従い魅力的で繊細な演技をしていました。ラストで行き場を失った女性(男性?)が窓ガラスを懸命に開けようとしますが全く動じない窓。多少とって付けた様でもありましたが、あの”彼”から逃れる事は出来ないという象徴的なシーンでずっしりとのしかかってきました。監督特有のグロいシーンは無く、綺麗な映像や欲しくなるような凝ったインテリア等「8人の女たち」と似てます。「まぼろし」も併せてオゾン初心者にはお勧めです。
7点(2003-03-28 07:13:06)
2.  柔らかい肌
中々の快作です。若いスチュワーデスであるニコルとの不倫に、戸惑い苦悩する中年男ラシュネー。その気分の高揚そして焦燥感が実に見事に表現されていました。観ているこっちまでがハラハラ、イライラさせられました。笑うと少し下品に見えるニコル役のフランソワーズ・ドルレアック。カトリーヌ・ドヌーブの実姉とあってそっくりな容貌で、彼女の圧倒的な美しさがこの作品に惜しげもなく表れています。若い女性ならではの我がままさと純粋さが伝わってきました。人物描写をしっかりと押し出すことにより、全体的に直接的描写を排除。二人の情事をベットのシーツが乱れている事で表現したりとこの辺りに巨匠トリュフォーたる所以があるのでしょう。しかしながらラストはどうも納得いきませんでした。今までの妻の性格から言うと当然の結果なんですがね。。。
7点(2003-01-21 23:19:45)
3.  野球狂の詩
キャスティングに完敗です!キャスティングという意味では原作を裏切る事ないキャストの数々。水原勇気に木之内みどり、岩田鉄五郎に小池朝雄、武藤に鶴田忍!内容もアップテンポでこの愛すべきキャラクタ達にくぎ付けです。カメラワークが少しエッチなところ、変な主題歌など「?」なところは日活ならではでしょうか?ラストに至っては何の余韻も説明のないまま終わります...これにはビックリ。それにしても野球嫌いの私でも野球を愛する人たちの熱いドラマが伝わりました。
7点(2002-03-21 20:01:56)
4.  八つ墓村(1977)
市川監督&石坂浩二コンビの作品って不気味でグロくても、しっかりと解決するので、後腐れがなかったんですが、この作品の不気味極まりないところ。まさに怨念、たたりじゃぁぁぁっ!!て感じですね。400年前の落ち武者殺しの恨みが長きに渡って復讐する設定は後味悪いです。しかも小川真由美がすすり泣きながらショーケンをしつこいくらいに追いまわすシーンはマジ怖いです。チョット苦しめのカットもいくつかありましたが、オープニングの崖のシーンはスゴイですね。渥美清の金田一像もヘーちゃん版をかなり意識して新たな人物像(天然ボケ/分析型)を作り出しています。この努力に拍手です。
7点(2002-02-19 22:03:17)
5.  ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎
この作品全体の古典的な雰囲気が好きですね。妙なワクワク感にほんのりスリリングな展開。シャーロック・ホームズ役の俳優の影は薄いんですが、若かりし頃のシャーロックとワトソンの二人のキャラクタのやり取りが良かったです。
6点(2002-02-10 20:34:35)
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9417.33%
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