1. U-571
「潜水艦ものはスケールのデカイ密室殺人」とは誰が言ったか忘れたが、…そうかな?戦略と戦術が同居しているのは面白い。水が溢れる、バルブを閉める、食料・酸素の心配、機敏な判断に求められる非情。どれも必然性があってgood!魚雷が外れた時の脱力感は銃撃戦では味わえない。脚本・映像・音響・それに人物は最初からアメリカ兵・ドイツ兵ともに好感が持てた。故に惨い殺され方したのが辛い。人物が魅力的なのだからクリムゾンタイドの様にカメラを近づけてもいいのでは…。コンピューター制御の時代と違って昔の潜水艦は人間の機転がモロに試される。潜水艦映画なので派手な火炎ないが噛めば噛むほど味が出る。「Uボート」とは分けて見た方がいいでしょう。 8点(2003-07-08 11:54:23) |