1. 誘拐の掟
《ネタバレ》 リーアム・ニーソン。歳はとりましたが、相変わらず格好いいですね〜。 本作は、そんなリーアムの格好よさを存分に堪能できる仕上がりになってる。 淡々としてはいますが丁寧な画作りでしっかりと見せてくれます。 電話での駆け引きから終盤での人質との交換、一騎打ちまでぐんぐん引き込まれる。 狂人的悪役にヤクの売人シビアな連中だらけの中、少年とのやりとりはホッとさせてくれるね。 [DVD(字幕)] 6点(2016-01-09 23:51:31) |
2. 許されざる者(2013)
《ネタバレ》 アカデミー賞も受賞したハリウッドの名作を、邦画がリメイクするということで、その心意気は買いたいと思うんですね。実際に鑑賞してみると、物語の舞台をそのまま日本に置き換えてもさほど違和感がなくて驚き。なにより、未開拓の北海道の風景が素晴らしい。そして明治初期の建物も、たぶんセットなんでしょうけど良く出来てて見入りましたね~。明治初期はアイヌを和人と区別し、その文化や権利が迫害されてきた歴史がありますから、そういうのを今一度思い起こさせる内容にもなってます。演技的には、柄本明さんと柳楽優弥さんの熱演が特に印象的でした。特に、最初の頃と終盤で二人ともキャラが変わってくるわけですね。最初に十兵衛の家を訪れるときのしゅっとした金吾と、自分は嘘つきだと吐露し素を露わにする金吾。そして最初はやんちゃで強がっていた五郎と、もう人は殺したくないと泣きじゃくる五郎。その変化が見どころかなと。逆にマイナスだと感じた点は、佐藤浩市の役はもっとクールで冷徹なほうが良いような気がするので、少し喋りすぎかなと感じたのと、なつめの顔の傷がそれほどたいしたことなくてあまり可哀想でない点。主人公はどうやら女子供を殺したわけではないようなので、実は許される者なんじゃないかな?という気もして、お店の主人を最初に殺したのはそういう善人キャラを吹っ飛ばしたくて、後からつけたような気がしてしまうわけです。ヒーローなどいない、この世は勧善懲悪の世界ではなく、すべてはグレーである、というイーストウッドのテーマに忠実ではあったと思います。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-06 21:42:37) |
3. UFO 侵略
《ネタバレ》 パッケージを見て 「お、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のUFOものか~。 これは面白そうだな。ヴァン・ダムが得意の蹴り技で タコ型宇宙人を撃退するシーンとかが見れるのかな~」 なんて淡い期待を持ちながら鑑賞しました。 序盤、アホな若者たちのどうでもいいいざこざや イチャイチャシーン等が30分ほど続き、 ヴァン・ダム様は数秒ほどしか出てこない有様。 ようやくUFOが出てきても、相変わらず人間たちの いざこざが続き、期待していたような異星人との闘いは ほとんど見ることが出来ずじまい。 CGがチャちいのは仕方がないとして、話がつまんなすぎる。 ヴァン・ダム様は全編通しても数分出てるか出てないかで、 別にヴァン・ダムでなくてもいいちょい役でした。 [DVD(字幕)] 2点(2013-11-05 23:16:14) |
4. ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録
《ネタバレ》 世代交代が果たされた本作。ファンの方はどう見るのでしょうか。B級アクション映画としてそれなりに有名なこのシリーズですが、アクションだけをいえばとてもクオリティは高いと思います。決して派手ではなくとも、格闘シーンやカーアクション等、とても緻密に作られている。ちゃんと「痛み」も伝わってくるし。主人公は、とにかく全編に渡って血を流しっぱなしなのですが、可哀想なのは肉体だけでなく、お話自体も相当に悲しくそして空しい。あまりに自省的なので、個人的にそれが理由で楽しめませんでした。もっとスカッとしたものを期待してたのですが、、、。やりすぎるほどのチカチカシーンが2回ほどあるので、その点ご注意。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-06-06 21:40:35) |
5. 遊星からの物体X ファーストコンタクト
《ネタバレ》 カーペンター版の前日譚ということで期待して観たのですが、内容的にはほとんどリメイクでしたね。やっていることは同じ。そして、カーペンター版の見どころの一つであった物体Xのクリーチャーのえげつなさも、それなりによく出ていて、比較すること無くこれ単体で見れば悪くなかったと思います。ただやっぱり、比較するとどうしてもカーペンター版には劣るなと。胴体がグワーっ裂けたり、顔がくっついて双頭になったりするのは見てて印象深いのだけど、要するにCG臭がしちゃうんだな。ヌメヌメベトベトが気持ち悪さを感じるのに、そういうところの表現まではまだCGが至っていない、という感じ。まぁでも、監督はこれが長編デビュー作ということだそうで、初めてにしてはよく出来てたと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-27 18:45:28) |