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1.  陽気なギャングが地球を回す 《ネタバレ》 
伊坂幸太郎原作の映画。  原作は大作という感じではないけど、小さく丸くきっちりと収まった、軽く読むにはちょうどいい作品。  K-1選手でたとえるなら、ピーター・アーツやバダ・ハリのような大型の花形ではないが、アンディ・サワーのような地味強なイメージ。  しかしながら、これを見事に駄作にたたき落としたのが、この映画。   正確な体内時計を持つ主人公一味の一人は、本来ならばその能力を「警察に追いかけられないよううまく逃げるために使う」のに、この映画では見せ場を作るためか、普通に警察に追われるシーンがある。  その際、チャチなCGでトランスポーターのようなトンでもカーアクションを作るのだが・・・これが非常にダサい。  こういうギャグっぽいアクションを、大真面目に作れない製作者側の感性のなさ。日本映画の悪い点がここにある。トランスポーターがなぜおもしろいか、理解してないだろう。   その後も、あくまで「原作既読者向け」のオリジナル展開が無茶すぎて、本来の原作展開でええやん!と怒りがこみ上げてくる。  あと原作にはない、無駄なラブストーリー。   俳優のがんばりが空回りしている、非常に見ていて痛々しい映画。  普通にそのまま映像化すれば、妥当な感じで終われたものの・・・邦画のダメさを凝縮した一品  
[DVD(邦画)] 1点(2010-05-20 22:21:33)(良:1票)
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