1. ライオン・キング(2019)
《ネタバレ》 うーん、映像の凄さはすさまじく素晴らしいですが、全体的にはガッカリでした。 いきなり歌い出すミュージカルシーンとか、ブンヴァなどのお笑いシーン(いちいち佐藤二郎の顔が浮かぶ!)とかどれだけ必要なのか。削ってほしい。 フルCGだか何だか分かりませんが、現実を見分けがつかない映像なので、すごい時代になったものです。 でもこんな感じで過去の映画がリメイクされていくの見るの、疲れるかも。 結局はシンプルイズベストなのかもと、考えさせられる作品でした。 [地上波(字幕)] 6点(2023-01-06 19:06:26) |
2. ラッシュアワー
《ネタバレ》 ジャッキーらしいアクション映画がと思ったが、警官役。 しかも口うるさい黒人が相棒で、しっちゃかめっちゃかだ。 派手に銃をぶっ放して人が死んでくシーンが多く、娯楽映画としても笑えない。 大きな花瓶とか文化財を守りながらのジャッキーのアクションとか、NGシーンはさすがに見応えがある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-12 22:11:15) |
3. 乱
《ネタバレ》 見事な作品。「死ぬまでに観たい映画」トップ10に入るほどの評価も納得できる。 「乱」とはご乱心の乱であった。老けメイクをした仲代達矢の怪演も素晴らしいが、なんといっても印象的なのは原田美枝子だ。この人の印象がすっかり変わってしまった。城の廊下を擦り足で歩く姿や、迫真の迫る演技などは忘れがたい。 ダイナミックな演出と併せて、最近の低予算お気楽大河ドラマとは雲泥の差がある。一方でセリフが聞き取りにくく(字幕付きで良かった)、やや長尺なのはマイナス点であろう。 とはいえ壮大なスケールの戦国人間ドラマの傑作としておすすめできる。8点に近い7点献上。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-13 20:11:31) |
4. ラ・ラ・ランド
《ネタバレ》 【nanapino】さんとほぼ同意見。この映画は観る人を選ぶらしいけど、この点数になってしまった私は選ばれなかったということだろう。 聞き取りにくい早口のぼそぼそ英語と、ときに病的な表情を見せる主演女優。この二つだけでも充分に萎えた。凝ったカメラワークとかいいから、こっちとしては雑でもユーモアあふれて人間味のある映画が観たいのよ。 でも夕陽のダンスシーンとラストシーンはかなり良かった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-05-18 22:05:47) |
5. ラヴソング
《ネタバレ》 想像していた爽やかな純愛ものとはまったく違っていた。 香港ドリームを夢見て大陸から渡ってきた男女二人の10年にわたる愛の物語。 日本だったら連続ドラマでドロドロの人間関係になりそうなところを、 2時間だから飽きずに見られるのは良いとして、偶然の連続や、その場に流されすぎてありえない展開には苦笑するほかなかった。 ただ人を惹きつけるシーンが多く、たくさんの人が本作を推す理由が分かる。 どことなく古き良き時代を思わせる雰囲気は良い。 [DVD(字幕)] 5点(2016-04-13 07:22:22) |
6. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 とにかく圧倒的な映像美と迫力がある映画でした。 リアリティもあり、隅からすみまで計算しつくされた完成度の高い作品です。 宗教的な話がベースにあるようなので、最後まで見るとじつはとても深い話だったということが分かるのですが、日常的に一神教やヒンドゥーに接することが多くない日本人には分かりにくいかもしれません。 ただ個人的にはユーモアがあって見ていて楽しくなるコメディー映画が好きなタチなので、追い詰められる心理を描いたパニックモノは好ましくありません。よって限りなく6点に近い7点としました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-10 06:31:41) |
7. Laundry ランドリー
まったりした空気感は悪くなかった。けれど2時間はだるい。 高島平のガスタンクがアクセントになっていたり、内藤剛志がうまい具合に間を取り持っていたりと良いところもあったが、全体からして平凡かなあ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-26 07:25:11) |
8. ラルジャン
序盤は良かったが、途中からよく内容が分からなかった。 そもそも自分の観察眼がないのだろうが、ナレーションのない淡々としたフィルムでフランス映画っぽく肌に合わなかった。 似たような人物が出てきたり、カットが目まぐるしく変わって難解だった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-28 22:02:39) |
9. ラヂオの時間
三谷幸喜節が見事に炸裂した一作。 「みんなのいえ」が個人的に合わなかったこともあり、最初はテンポの速い展開に「またか・・・」と 悪い予感がしたが、知らない間にどんどんのめりこんでいった。 洗練された頭脳的な笑いというものは簡単にできないはずだが、 この映画の素晴らしいところは、それぞれの俳優の体当たりの演技がピタッとはまっている点。 話がどんどんおかしな方向になっていくのに、筋書きを破綻させないところが監督の才能である。 鈴木京香の素人っぽいが妙に色っぽいのも当たり役。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-03 22:48:33) |
10. ライアンの娘
なるほど、これは名作。 荒れ狂う波に象徴されるアイルランドの厳しい大自然のなか、 人妻女の不倫ドラマが描かれるわけだけど、 そんじょそこいらの陳腐なメロドラマではなく、 中世を思わせる偏屈な住民がいる片田舎で、 生死を賭した恋愛と家族の運命が描かれるという、 とっても重厚な映画だった。 ふう。ちょっと長かった。 ビデオは前後2本もあって、あの「風とともに去りぬ」と似ているなあと何度も思った。 雰囲気が終始重苦しい中、マイケルの存在が目立っていた。 私なんぞの眼力ではとても演技しているとは思えなかった。 アイルランドの歴史や、教会の関わり、神父の役目などの知識があればもっと楽しめたに違いない。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-10 00:04:37) |
11. ラルフ一世はアメリカン
このサイトがなければ見ていなかった作品です。数は少なかったのですが、8点という平均点に心躍らせる思いでビデオを見ましたが、期待は裏切りませんでした。 王室の感電死というショッキングな出来事からして笑いに変える考えられた脚本と、執事役のピーター・オトゥールをはじめとした好演もあって、最後まで飽きずに見られました。 アメリカと英国の文化の違いが分かる人なら、必ず楽しめること請け合いの、良質なコメディです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-05-03 22:27:58) |
12. ラスト・オブ・モヒカン
自分の理解力が足りなかったのか、はたまたそりが合わなかっただけのか、最初から最後までのめり込むことができませんでした。背景がわかりづらいけど戦場のシーンはお金をかけているなぁと感じたぐらいで、終始期待はずれでした。ちゃんと吹き替え版で観たのになぁ。。。 [ビデオ(吹替)] 3点(2009-05-28 22:08:47) |
13. ラブ・ストーリーを君に
《ネタバレ》 主人公が急性白血病だというのに、闘病めいた描写がほとんどない、おとぎ話のようなストーリー。彼女が健康だったときのアルバム集のように、後藤久美子のお嬢様ぶりが鼻につくほどベタベタの20年前の邦画。なぜだろう、セカチューであれだけ心を動かされたのに、この楽天的な映画に引き込まれなかったのは。。。 [ビデオ(邦画)] 5点(2009-05-22 23:30:49) |
14. Lie lie Lie
《ネタバレ》 豊川悦司の話のテンポが良い。というか、良すぎてしゃべりまくって引いた。豊川を含む主役3人のキャラは現実味がないほどアクが濃く、話自体もリアリティーがなく、盛り上がりも笑えるシーンもない。「クロサギ」のようなだましあいを期待していたのに、バイオレンスちっくな出来でがっかり。【あにやん】さんが書いているように、がちゃがちゃと余計なエピソードがあって途中で退屈してしまった。中盤で豊川悦司が女に追い回されるシーンがその典型。ボニーピンクの音楽が合っていたので+1点。 [ビデオ(邦画)] 4点(2008-03-17 10:56:57) |
15. ライトスタッフ
題名から想像していたより、ぐっと落ち着いた大人の映画でした。単なるマーキュリー計画のノンフィクション映画ではなく、以上に殉職率が高いといわれるパイロットに焦点を当てた作りがいいですね。でも、JFKやフォレスト・ガンプなどの作品と同じく、どこまでが本物の映像で、どこまでが作りものの映像なのかをはっきりさせてほしいと思いました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-02-20 10:21:51) |
16. ララミーから来た男
50年以上も前の作品なのに、カラーのせいかあまり古さを感じませんでした。悪い映画ではないですが、私には面白いと思えませんでした。何人も銃で殺され、血なまぐさいシーンもあり、全体的に妙にリアルで、息抜きとしてみる映画ではありませんでした。「死ぬまでに観たい映画1001本」の一作品。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-01-19 15:47:30) |
17. LOVE SONG(2001)
青春群像としてうまく作っているのだろうけど、心に響いてくるものがない。ひとつひとつの台詞が、重みをもっておらず、淡々とした雰囲気が生かされていない。北海道でのオープニングではなかなかだと思ったのだが、東京へ来て魅力が半減してしまった。もう見る機会はないだろう…。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-05-24 21:00:41) |
18. ライフ・イズ・ビューティフル
友達に勧められてみたが、感動も、泣きもできない。 前半と後半のテンションがあまりにも違うのにも戸惑った。 なんというか、主人公のテンションが高すぎて、ついていけないんだよ。 そこまで早口でセリフをしゃべられても、逆に不自然。 [地上波(字幕)] 4点(2004-08-17 17:06:15) |
19. ライアー ライアー
とりあえずジム・キャリーのワルノリでしつこすぎる演技が目に付きましたが、最後のほうはしっかりまとまっていたし、良かったんではないでしょうか。70【かんたーた】さんに同じ。嘘がつけなくなると、人間どういう風になるか、特に今まで嘘をつきまくっていた人にとっては、リアリティを持ってそれを見ることができる貴重な作品です。 6点(2004-05-28 22:40:21) |
20. ラブストーリー
《ネタバレ》 期待通りの、泣ける映画でした。しかも、激しい感情に揺さぶられて泣けるのではなく、静かに泣ける映画です。周りにいた観客も、すすり泣きしている人が多かったです。ラストのあたり、母の恋と娘の恋、ふたつの愛が時を越えてつながるというくだりは、もう涙が止まりませんでした。韓国の人って、日本人より感情の深さの度合いが大きいのに、素直に表現することができない人が多いんですよね。そこがまた、今の日本人の乾いた心に響くのでしょう。 クラシックを主体にした音楽も良いです。主題歌も台詞が見事にストーリーにシンクロしています。この作品のキーワードは、「蛍」と「雨」。母の恋では、街頭の灯りの点滅を蛍の光に絡めていますし、娘の恋でも傘が重要な役割を果たします。見る前はもう少し陰気な雰囲気の映画かと思っていましたが、ところどころで笑わせてくれる演出も、この監督ならではの味付けでしょう。途中で少しダレてしまったり、ギャクが下品なのはマイナス点ですが、全体としては素晴らしい映画です。 本作を見ていると、韓国と日本の、細かいけれどもたくさんの違いがあることを教えられます。それが何であるかは、この映画を見ると理解が深められるでしょう。 [映画館(字幕)] 8点(2004-03-19 00:20:31)(良:1票) |