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プロフィール
コメント数 284
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/wunderlich/
年齢 42歳
自己紹介 気になった映画をつまみ食い的に見ています。
うだうだと考えるのが趣味です。

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1.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
この作品は、人形を恋人と勘違いしている変な男の話だと思われているが、そうではない。ラースという心やさしい青年が、かけがえのない人の「死」をどのように受け入れるのかという物語なのである。ラースの母は、ラースを産んだときに亡くなっている。いわば、ラースはかけがえのない母を初めから失った状態で産まれてきたのだ。それは、大切な人を喪失するという体験ができないままに、失ってしまったということを意味する。ラースの兄夫婦に子供が授かり、やさしい義姉の出産が近づくことでラースに変調が訪れるのは、義姉が出産によって死んでしまうという恐ろしさゆえと考えられるだろう。だから、ラースは、人形であるビアンカの死を看取ることによって、たとえ義姉が出産ゆえに亡くなってしまうとしても、受け入れられる自信を得たのではないか。大切な人を愛するということは、その人をいつ失ってしまうだろうかという恐れと隣り合わせである。ラースの愛は、たとえ大切な人が死んでしまったとしても、ラース自身は歩き続けて行けるんだという自信に支えられている。この洞察はものすごく深い。
[映画館(字幕)] 9点(2009-08-10 15:54:24)(良:2票)
2.  ランド・オブ・プレンティ 《ネタバレ》 
ラスト、叔父と姪が見たグラウンド・ゼロはただの瓦礫の山だった。物質に意味を与えるのは人間の想像力である。むしろ、グラウンド・ゼロをみて「なにか感じなくてはいけない」という強迫観念のほうが危険なのではないかと思う。それは、大きな力が起こした出来事に対して正面から取っ組み合うこと自体が、一人の人間がもつ判断能力を超えてしまっているからだ。原爆について描いたもっとも痛切な映画が「黒い雨」であるように、9.11についてもこの映画が参照されつづけることは間違いない。奇妙なことにどちらの映画も、「大きな危機」を乗り越えた人たちの「その後」を描いている。一方、ハリウッドでもそろそろ9.11を描いた映画が製作されているようだ。ハリウッド映画では、「大きな危機」そのものが中心的に描かれれ、「被害者」であるという印象を誇示するタイプの映画になるのだろう。でも僕たちが本当に聴き入るべきなのは、「被害者」として物質に過大な意味を負わせて「死者を代弁する」人々の声ではなく、「生き残った人」として「死んだ人の体験には届き得ない」ことを知りながらも「死者の声に耳を澄ます」ひとたちの言葉なのだと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-20 13:07:24)
3.  Laundry ランドリー 《ネタバレ》 
最初の雰囲気はよい。台詞もまるで現代文学だ。いろいろ起こり始めるとつらい。もしある時間を経て自分がものすごく変わった時、相手が変わらずにいたとしたらその相手の変わらなさに好意を抱くこともありうるだろう。でも、それは相対的な話。もし、自分があまり変わらなかったら、すげー変わったやつにこそ好意を抱くものなのではないかと思う。テルは間違いなく、ずっと変わらずにいるはずだ。問題はずっと変わらない相手と一緒にいたときの変わらなさに人間は耐えられるのかってこと。その意味でこの映画の結末から、本当の物語が始まるのだと思う。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-25 19:36:33)
4.  ラスト サムライ
いままで、どんなどんな合戦のシーンを観ても、何でこいつら殺し合ってるんだろう? 家族のため? 君主のため? 自分のため? あほくさいなと思っていた。たたかうなよ、なかよくしよーぜと思ってた。この映画のサムライも人を殺す。互いに尊敬しあっていても殺す。しかも、殺される。殺し合っているという事実においては、これまでのハリウッド映画と全く同じである。でも、この映画のサムライをあほくさいとは言えないと思った。なんでそういえないのかははっきりと言葉にして説明できない。でも、その言葉にできない辺りに「武士道」がありそうだという気はする。渡辺謙の「perfect」、このせりふを言わせた外国人の監督の感覚を、侍の血を受け継いでるかもしれない一人の日本人として、しっかりと考えていこうと思った。この映画を作り上げた人たちの、真摯に日本精神を理解しようとする熱意に負けないように。武士道についてもっとよく分かるようになったら多分10点だけど、まだ不勉強な自分を恥じて8点。早く10点つけられるようにしたい。
[DVD(字幕)] 7点(2004-07-24 20:42:53)
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