3. ララミーから来た男
《ネタバレ》 普通に面白かったです。冒頭で復讐が目的という設定がされ、最後に復讐を果たす。その道中でイザコザが起こる、という骨格はベタ中のベタですが、その中身が秀逸。連載中の週刊漫画を読んでいる時のような、ミステリー小説を読んでいる時のような、あのワクワク感があります。主要人物はロックハート、アレック、デイヴ、ヴィック、バーバラ、ケイトの6人ですがその6人がそれぞれ親子であったり恋人であったりお目付け役であったり内部vs外部であったりといった様々な矢印で繋がっており、その矢印を活かし練り込まれた展開は見事だと思います。グダグダやってるだけじゃなくラバが殺され馬車が焼かれる、手を撃たれる、デイヴが途中でドロップアウトするなど途中途中でインパクトのあるシーンが挟まっているため、飽きることなくむしろあっという間に時間が過ぎた印象です。 [DVD(字幕)] 7点(2014-03-10 04:09:41) |