21. リトル・ヴォイス
数年前にBSで放送された時に録画したまま未見でした。そのころはユアン・マクレガーが出ていることも知らなかったけど、最近になってユアンがコレに出ていることを知り、慌てて鑑賞。そのユアン、彼はやはりダメ男がぴったりだ。ジェームズ・ボンド役の候補に名前が挙がっているようだけどそれだけは絶対にやらないでほしいわね。エリック・バナだっけ?彼に決まりそうなのでひと安心です。この作品、やはりマイケル・ケイン、ジム・ブロードベント、ブレンダ・ブレッシン、この三人でしょう。やけっぱちになって「It's Over」を熱唱するケインに爆笑。どこか悲しくもあり、おかしくもあり、そしてはがゆくもどかしく、ちょっとイライラする登場人物たち。このリアルさがイギリス映画のよいところだ。いや、おもしろかったです。イギリス作品ではこのような貧乏悲惨系ヒューマンコメディが好きです。これから新たな第一歩が始まるというようなラストがいいわ。 8点(2004-08-09 11:27:21)(笑:1票) |
22. 隣人は静かに笑う
ジェフ・ブリッジスが熱かったですねえ~心理的にジワジワと追い詰められていき、自爆テロの犯人に仕立て上げられていくのですが、それを見ているあいだのハラハラ、ドキドキは物語に引き込まれ、目が離せないというものではなく不快感を伴うものでした。流れがあまりよくないうえにジェフ・ブリッジスの演技が濃すぎてイライラするんです。この点がマイナスです。ティム・ロビンスという人は善も悪もシリアスもコメディも違和感なく見られますね。器用貧乏になりかねないと心配しましたが、デカイからだに不釣合いなキューピー顔というルックスが独特の雰囲気を出していて個性的です。誰が不気味ってそりゃあジョーン・キューザックでしょう。彼女がいちばん怖かったです。 6点(2004-07-21 20:36:13) |
23. リプレイスメント・キラー
見るたびに太っていくチョウ・ユンファから徐々に遠のいていった私。ところがハリウッドに渡り、ダイエットに成功し、すっきり精悍になったユンファ。製作総指揮ジョン・ウーとのコンビ復活、久々に見る彼のガンプレイに感動いたしました。スローモーションでひらり、くるりとターンするユンファは美しい。背中の哀愁も健在だ。内容はねえ、まあしょうがないかなあ。ハリウッドへのご挨拶の意味の作品と思ってます。ただね、オスカー女優でもあるミラ・ソルヴィノにちょっと失礼なんじゃないかなあとは思いました。この点数はすべてユンファのガンプレイに対するものです。 5点(2004-02-27 09:22:26) |
24. リバー・ランズ・スルー・イット
これはブラッド・ピットの出世作になるわけですよね。しかしレッドフォードに似てましたねえ。正直、ブラピの美しさしか憶えてないです。なんといいますか強烈なモノがなかったからかしら。とてもキレイな作品だとは思うけど、キレイにまとまり過ぎてしまって、逆に印象が薄くなってしまったような気がする。すーっと通り過ぎていってしまった作品といったらいいのかしら。気分よく観れたし、ラストは感慨に浸ることはできましたけどね。強烈なモノは、やはりブラピの存在だったのかな。 7点(2003-12-25 01:02:09) |
25. リプリー
なぜ、マット・デイモンがトム・リプリーなのよ。ジミー大西似のマットが出てきたって素直に観られるわけない。「太陽がいっぱい」より「リプリー」の方が原作には忠実だというご意見を他のサイトで目にしたことがあるが「それがどうした、映画として面白くなければ忠実だろうがなんだろうが意味はない」と思ってしまった。あまりにも有名な「太陽がいっぱい」があるため、方向性を変えたのだろうが、そんな小細工をしなければいけないほど自信がないのならばやらなければいい。見所はグウィネスのファッションと風景だけだった。 0点(2003-12-10 22:29:31) |