1. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 「人の目を気にしなくていい」とか「どんな困難も家族で乗り越えていく」とかいろんな内容があると思います。 マイペースなノリでとても面白い映画でした。 脱力系なんだけど退屈させないところが良いと思います。 肝となると思っていたミスコンがグダグダな感じだったのに見終えた後でこんな生き生きとした気持ちになるのは不思議です。 とんでもない家族です。 自分の価値観なんて小さなものだと思わせてくれる映画でした。 ある意味で最低(というか負け犬)なのに前向きなのがいいです。 なんか元気の出る映画でした。 じいちゃんはとてもでっかい人間だと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2015-11-09 22:46:55) |
2. リアル・スティール
《ネタバレ》 生活の全てが壊れていた男チャーリー。 自分の息子の存在から逃げ、借金からも逃げて腐っていた。 しかしやがて親子関係が調整されたことで人生の巻き返しが始まるのだった。 父と子の絆を題材とする映画は一般男性(子持ち)には評判が良さそうだ。 ハリウッド映画でオタク臭のする映画の多くは日本リスペクトが凄いなと感じることがある。 この映画を見るとロボットにしてもゲームにしても世界のリーダーは日本であるようだ。 この映画の日本人は悪役であるが、その悪とは技術力であり これは日本の技術に対する嫉妬やコンプレックスであるかのように思う。 しかしこの日本人がデザインしたロボットの邪悪なデザインといい、 彼の態度のデカさといい、そりゃむしろアメリカ人の方だろという感じもする。 親子の絆を強めた感動の崖のシーン、 そして運命を感じるロボットとの出会いの場面が劇的で良かったです。 近未来ロボットとしょっぱいストリートファイトとの融合。 さらにはロボットアニメとボクシング映画との融合が面白い。 ロボットの試合はゲームとして描かれ、ゲームは現実の問題のすべてを吹き飛ばす。 エミネムやリンプの音楽はバトルの雰囲気を盛り上げる。 今は成功の結果や勝者が描かれる映画の時代ではないときいたことがある。 この映画がそれだった気がする。 結果の勝敗ではなく、そこに至るまでのプロセスだとか達成感といったものが大事らしい。 本当の意味での勝ち負けを観客に示したというところがこの映画のまた素晴らしいところかもしれない。 [DVD(吹替)] 8点(2013-12-11 22:07:09) |
3. リディック
《ネタバレ》 なんの続編かは分からないが、なかなか面白い。 でも話がよく分からない。でも進みがいい。 アクションがアニメ風でカッコイイ。 CG映像がよく出来ていて、見事な世界観で、ゲームとか好きな人なら気に入ると思う。 顔の彫刻のようなものが気に入った。 でも敵がちょっと和風っぽいというか日本っぽい。日本の特撮ヒーローものみたいのが敵だ。 残像アクションがなかなかカッコイイ。格闘ゲーム好きにはたまらない!? こういう終わり方か、、、。10代の男子ならガッハッハってなるでしょう。 アメリカの近未来B級アクションが好きならば見るのもいい。 ヴィジュアル的には楽しめるから、アメコミ好きにもオススメ。 [DVD(吹替)] 6点(2011-04-13 03:33:34) |
4. リーピング
《ネタバレ》 前半の方は少女が怖かったが、後半からは可愛く見えてきた。 そんなどうでもいいことに注目してしまう。 どうもオカルト・ホラー映画は、宗教だとか悪魔だとかをテーマに押し出すと、(中身は違うんであろうが)どれも似たり寄ったりな内容になってしまう気がしてならない。 メッセージ性も同じくなってしまうんだろうな。 結局 宗教ってのはそいつの「個」がどっかへ行ってしまいがちだから、作品にも個性だとかオリジナリティだとか出にくいんだろう(適当)。 一種の型にはまってしまうので気をつけましょう。 やっぱり「オーメン」を連想。なんとなく。 それよりも圧倒的な蟲プレイ。少女と蟲とくればやっぱり日本人ならナウシカ。 なぜそこに行き着くかって?この作品が弱いからさ。 だから美少女とかファンタジー的CG大袈裟演出とかでカヴァーしなければ作品として成り立たない。 煙突の蓋を閉めた後の背後に男が立っていて、瞬間部屋の明かりが消え、 それからパソコンのモニタに少女の不気味な顔が映り、 暗い階段を上っていくと雷が光るという、この必殺コンボのような恐怖演出の流れの 妙な巧みさは何?なかなかいいじゃん。 結局はファンタジーなんだけれど。全く怖くないし、幻想的な情景がチラホラ。 そっちの方が好きだったり。 [DVD(字幕)] 4点(2010-12-22 03:23:11) |
5. リュミエールと仲間たち
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。 沢山の映画監督が見れて良かったです。 僕の知らない監督も大勢でしたが、皆さんはかなりのベテラン監督のようです。 最も古いカメラを使い1分くらいの映画を撮影するというものですが、 それぞれの監督が自分の個性や表現方法を貫いています。 楽しそうにやっている人もいれば、強い想いを秘めている人もいます。 たとえ1分の粗いモノクロでも、その監督の個性が色濃く表れます。 とくにリンチの個性は群を抜いていた! 彼らの撮影風景や仕事との向き合い方、映画に対する捉え方などをみることが出来ます。 「なぜ映画を撮るのですが?」「映画は死にますか?」 さすが一流の映画監督だけあって捉え方が面白くて個性的な人ばかり。 彼らにとって原点であり聖なるアイテムでもあろう貴重なキャメラを前に目をキラキラ輝かせる様が伝わってくるようです。 また最も原始的なカメラなので、彼らのセンスや個性が正直にそのまま自然な形で表れるのだと思います。 大変興味深いプロジェクトです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-17 04:06:48)(良:1票) |
6. リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960)
《ネタバレ》 たまげた!おかしいなー。奇妙だなー。 すごいねー。 面白い作品ばかりを続出している監督さんよりもさー、一発だけ神がかって面白い作品が出来ちゃった監督の方が天才なのかもなー。そう思うよー。 [DVD(字幕)] 8点(2010-06-21 04:09:38) |
7. リーサルドーズ
《ネタバレ》 糞映画。糞映画。 まず、オープニングの動物実験だか虐待の画像集でヘコんで、それからバカなティーンエイジャーの大活躍! バカの一人が調子に乗ってみんなの足を引っ張るが、そんな奴は切り捨てて「自業自得だ」「ルール破ったお前の責任だろ」と言って一発殴ってでもやれば良かったのにと思った。 ああいう状況で調子に乗って皆の足を引っ張るような奴は、死刑にでもすればいいと思う。 そいつもそういう状況になった場合、「助けてくれ」「一人にしないでくれ」なんて泣き言を言ってみんなを困らせちゃいけない。 しかもその役立たずを助けようと結束した仲間なんて「お前らどんだけ御人好しなんだよ」って感じ。 だってそういう他人の足を引っ張るような奴は、他人の人生も巻き込むからね、、、(一部除いて、助けに行った方みんな死んじゃいます(爆)) まぁ、足を引っ張るのは良いですが、「調子に乗って失敗」というところが糞ですね。 いや、実をいうとですね、僕自らにそういう苦い経験があるので、余計にそういったことが腹立たしく感じてしまうのです。 しかしこの映画は長く感じたなぁ。。。 イライラして、上手く物語の内容を把握できなかった。 この糞映画は、なんだか最後まで引っ張りすぎ。 たいしたものも出てこないんだから、そんな最後まで勿体ぶるなって!そう感じてしまいます。 マンソンみたいのが出てきました。軍人さん狂ってる。 「ヨガの瞑想」を取り入れていたが、こんな低レベルの映画にヨガの瞑想かよ!精神性高めてどうすんの?こんな糞映画で。 だったらそのヨガの精神を作品に取り入れて、もっと精神性の高い作品を作れよ~ 、、、ってどうでもいい所に突っ込んじゃった。 あ~、、また精神性の低い劣悪レビューを書いちゃった自分。 [DVD(字幕)] 3点(2009-12-26 20:05:47) |
8. リリイ・シュシュのすべて
《ネタバレ》 繊細すぎる!観ていてとても痛いです。 高校のときを思い出します。できれば高校のころに観ていたかった作品。 校舎にピアノの伴奏が鳴り響くのもまたとても繊細な空気を感じる。 ピアノの繊細な音色がとても良い。時間の流れ、空気を感じる。素晴らしい演奏です! こういう作品って主人公がボコボコにされていると、 「本当に本気でやってるんじゃないの!?」とか思っちゃう。 うわっ、この作品、重い! 中学生っていうより高校生に見えます。 映像に惹き込まれる。だから僕まで痛いです。ヒドい。 もしかしたら、高校時代に「閉じていた人」ほど、この作品に惹き込まれるのかもしれません(ていうか僕が)。 不良役のリーダーの女の子が可愛いなあ! あと、この作品に出てくる女性たちが不思議とエロティックな雰囲気を放っている。 あと誰もがもつ(?)子供時代、学生時代の少年特有の同性愛的な雰囲気も感じた。 星野君は嫌いじゃない(そりゃアンタ、チケット捨てちゃった件はヒド過ぎよ!)。僕も高校の頃にあれだけキレていれば、人生が変わっていたのかもしれない。 高校生の頃に「エヴァンゲリオン」と、この作品を観れなかったのが僕の人生の失敗だ。 窓から暖かな日差しが差し込んでいて、それがとても奇麗で、懐かしさを感じさせる。 それが遠い学園生活を想わせる。 僕はこういう学園生活を見事に描いた作品が大好きだ。 最後のほうの、面談室で先生が「なんか悩み事ある?」って、 そりゃクラス内であんだけの事が起こっていれば何も無いワケないでしょう! 「インターネットの文章」みたいのがとても「現代的」で、現代人の心の闇や葛藤みたいなものが効果的にあらわれていたように思います。 「ウソっぽくない」作品です。 そんなはずは無いけど、「現実」より「リアル」!? まさか~、、、 [DVD(邦画)] 9点(2007-12-04 02:11:38)(笑:1票) |