1. リービング・ラスベガス
眠りは死に似ているとも言われ、死は眠りに似ていると言われる。ならば、男は眠たくなると勃起するように、死にそうになると勃起するのであろうか。二人の最初で最後のセックスが、死を目前にしたこのセックスだったとはあまりにも悲しい。しかし、二人の最初の出会いで、エリザベス・シューがニコラス・ケイジに「一緒にいて」と言いながらトイレでおしっこをするシーンといい、死にかけの恋人と永遠の別れをするシーンで男の上にまたがるこの最後のシーンといい、なんか変な主張が込められているような気がする映画ではある。 5点(2002-03-04 01:13:04) |