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1.  ルートヴィヒ(2012)
ドイツによる、ドイツ映画としてのルートヴィヒです。これは、致し方のないことだと思うんですが、過去に“ヴィスコンティ版”という無視の出来ない作品がある以上、比較されるのは宿命で、本作は、それを意識し過ぎて、そこから離れようと頑張りすぎた感あり。全体にかなり薄味な作品となってしまいました。雰囲気も全体に明るいです。少なくとも、ヴィスコンティ版を覆い尽くしていた頽廃感はほとんどありません。ルートヴィヒを演じたザビン・タンブレアは確かに美しいのですが、アングルによってはオバサンみたいな顔になり、また、身長がものすごく高い上に顔が小さいため、単独のシーンは良いのですが、他の出演者との絡みになると浮いてしまうという・・・。王の衣装がもの凄く映えますけれども。また、シシー始め、ゾフィー、オットーと、役者に魅力が欠けています。途中、いきなり14年飛ぶので(その間にルートヴィヒの役者も変わってしまう)、そこが本作の一番の残念ポイントです。同じ尺に収めたかったのであれば、冒頭をカットし、戴冠式から始めてもゼンゼン良かったと思うのですが・・・。さらに、ワーグナーの描写もただの「わがままなオッサン」という感じでイマイチ。まあ、私はワーグナーが人としても作曲家としても、またその音楽も嫌いなんで、ヴィスコンティ版みたいに、とんでもない下品クソジジィ的な描写を期待してしまっていたのかも知れません。それにしても、ルートヴィヒは、生まれてくる時代を間違えたのだとつくづく思います。あの時代のヨーロッパで、平和と芸術を愛し、とか言っても、それは寝言にしか聞こえないのも無理ないですもんね、側近にしてみりゃ。私個人は、ルートヴィヒは決して“パラノイア”などではなく、国庫の破綻を真剣に憂慮した側近によって禁治産者とされたのだと信じているので、どうしても、ルートヴィヒには同情的になってしまいます。・・・しかし、ドイツの威信を掛けての制作、みたいな売りの本作でしたが、公開1か月足らずで終映の様です。劇場もガラガラ。あれこれ書いてきたけど、そんなに悪い作品ではないと思うのに、何となく寂しいですねぇ。DVD化もビミョーな感じかな。
[映画館(字幕)] 6点(2014-01-13 21:43:13)
2.  ルート・アイリッシュ
んー、ん゛~、、、。ローチの新作だってんで見に行ったんだけど、彼は、戦争映画はあんまり向いてないんじゃないかなあ、と感じてしまった。『麦の穂をゆらす風』しかり、『セプテンバー11』しかり。戦争で儲ける会社なんてのは他にもたくさんあるわけで。そもそも、主人公のファーガスが何でそこまで大事な親友フランキーを置いて先に帰国したのかが全く分からない。その後、真相を暴こうとするのはまあ分かるとしても、復讐心から短絡的に先走った行動が目に余る。おまけに遺された親友の妻と男女の関係になる・・・。『麦の穂~』でも、内戦に至る背景や内戦そのものの描写は薄かったけれども、内戦に引き裂かれた兄弟のドラマが実に見応えある描写になっていて、あれはあれでまあ、人間ドラマとして良いと思ったけれど、本作は、戦争そのものの持つ犯罪性を問うているわけであって、あまり感傷的な主人公は、テーマの描写に向いていないと思うのだよね。ファーガスがフランキーを死に追いやった男を拷問するシーンがあるのだけど、結局のところ真実を引き出せなかったり、犠牲になったイラクの少年の遺族に援助を申し出たり。なんというか、おセンチ過ぎて白ける。ラストは、まあ、こういう主人公だから、ああいう始末の付け方を選ぶのは道理であって、もの凄く納得するけれども。ローチにしては、冷静な視点が欠落した作品になっている気がして不満だなぁ。どーでもいいけど、字幕に「行ったり来たり」が「言ったり来たり」と変換ミスがあったような。職業病で、誤字脱字にすぐ目が行ってしまうので、揚げ足取りですみません。何よりショックなのは、ローチ作品を見ている途中で睡魔に襲われたということ。こんなの初めて。しかも、劇場出たら、外は予想外の大雨。そんなこんなで、ったく、なんだか凹んだなぁ。
[映画館(字幕)] 5点(2012-04-14 16:08:08)
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