1. レ・ミゼラブル(1998)
ロベール・オッセン監督版(1982)を見てからの鑑賞です。 オッセン版で不足と判断されたシーンを強化したという印象が強かったですね。 オッセン監督の方はジャン・バルジャンを終始中心に据えてるのに対し、この映画ではコゼットやマリウスの個性が正面に出てきています。それは悪いことではないのですが、その分ジャン・バルジャンの描写が薄まった感がありました。 これは個人の好みだと思いますが・・・。 オッセン版の淡々として多くを語らない映像の方が想像力をかき立ててくれるような気がします。 ジャヴェール警視が自ら死を選ぶシーンは難しいですね。 オッセン版ではあっさりでしたが、この映画ではその経緯を丁寧に描こうとしていますが、成功してるとは思えません。 根本的に不可解だからなのでしょう。 でもそれにチャレンジしたという点は評価していいと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-30 18:57:46) |
2. レ・ミゼラブル(1982)
ジャン・バルジャン役のリノ・バンチュラは、原作を読んだときに思い描いた姿に良く似ており、その意味でかなり感情移入できました。 後半、マリウスが参加する革命運動の描写にかなり時間をとってますが、やや冗長すぎた感があります。 ここまではテンポ良く描けていました。 原作は大作ですから3時間ほどの時間に収めるのは大変だったと思いますが、大胆な省略法を使いつつも、雑な印象はなく、メリハリが効いています。 総じて丁寧に作られた良い映画だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2008-10-06 00:12:11) |
3. レインメーカー
マット・デイモンのキャラクターの良さが全面に出ていて爽快感のある作品だと思います。 複数のストーリーを同時進行させながらルーディの人物描写をしつつ、物語に幅を持たせてる点は秀逸。 サイドストーリーの分量や配置も的確です。 ダニー・デヴィートやクレア・デインズの存在感も抜群でした。 かなり複雑な要素をぶれずに一本にまとめている辺りは、なかなかの秀作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2008-10-05 23:58:33) |
4. Ray/レイ
期待してたんですが・・・。 決して悪くはないんですが延々レイのオンナがらみのドタバタが続くのでダレました。 真実なのかもしれませんが映画としての面白さとは別なんですかね、こういう伝記ものの場合。 好きなアーティストであっても個人の部分には立ち入らないし興味ないという僕のスタンスとは相容れなかったのでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-06 09:55:53) |
5. レディ・キラーズ
あっという間に殺し合いで自滅。最後の一人までゴミの島へもれなく送り届けられちゃうのには笑った。 なんてことないストーリーだけど奇妙な雰囲気があって楽しめました。 DVDのオマケで作品中で出てきたゴスペルソングのフルバージョンが収録されてますが、実はコレが一番お気に入りだったりして・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 00:40:36) |