1. RED SHADOW 赤影
「サムライ・フィクション」が好きなのでちょっと期待したんですが、「まあまあ」でした。後半ちょっとダレましたね。前半の調子でコミカルに進んでいったほうが良かったかも。青影をもっとスパイスとして活かせることが出来たら、後半も盛り上がったと思うんですけど、意外なほど弱いし(笑)。思うのですが最近、国内外を問わずいわゆる「スタイリッシュな映像」の作品が増えていますよね。勿論それ自体を批判するものではないのですが、ちょっと不安を感じます。つまり、まず良い脚本ありきで、それをいかに撮るかを考えるべきところを、「この技術(映像)」をいかに見せる(魅せる)か、というのが先に立っている作品も見受けられる、ということです。本作がそこに陥っている、とはいいませんが、そうなる危険性は孕んでいたと思うので。 6点(2002-11-23 05:02:19) |
2. レ・ミゼラブル(1998)
原作があまりにも凄すぎるので、点はちょっと辛め。原作に出てくる魅力的な脇役たちがカットされているのが非常に残念。それでも2時間強飽きずに楽しめたのは、ニーソン、ラッシュらの熱演によるところが大ですね。ちなみに同じ原作のクロード・ルルーシュ監督版も、ひと味違っていてなかなか面白いです。 6点(2002-11-18 01:54:02) |
3. レオン/完全版
「グラン・ブルー」といい本作といい、ベッソンは完全版が好きですなぁ。個人的には「完全版」といわれると、じゃあ今までのは「不完全版」かよ!と思ってしまうので、釈然としないのですが…。そういう気持ちで観るので、追加シーンが蛇足的なものに思えてしまうのですねぇ。私は「不完全版」でじゅうぶん満足です。 5点(2002-11-18 01:36:25) |
4. レオン(1994)
非常によく出来た作品。適材適所のキャスティング、これがすべてを決めたといっても過言ではないでしょう。ダニー・アイエロの演じたトニーなんて、実際にリトル・イタリーのリストランテから攫ってきたかのような(笑)普通さ。オールドマンも一歩間違えばお笑いになりそうなところを、ギリギリ踏み止まって狂気を見せてくれるし。ラストが所謂ハリウッド的なハッピー・エンディングでないところにも好感を覚えました。エンドロールのスティングの曲も、余韻に浸れてGood! 8点(2002-11-18 01:24:24) |