1. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
《ネタバレ》 年齢を重ねるにつれて、映画としての完成度でなく自分がいかに感情移入できたかで点数をつけていると思う私・・・。適当に仕事して、適当に浮気して、そんなに害のない(笑)ディカプー。奥さんとは対照的です。人生を無駄にしたくない、本当にやりたいことをやりたい・・・。同僚や隣家の夫婦がパリ行きに失笑するのがリアルです。伊集院氏がいたら「この中二!」と言うかも。今いる環境で一生懸命やれば自分が成長していくし、周囲も変化していくものだけど、それに気付いていない人たちの悲劇です。夫より奥さんが重症。夫のほうが奥さんに比べて「期待」してないというのが私の見解です。スガシカオの曲に「あのころの未来に僕らは立っているのかな・・・」という歌詞があって、たまに思い出します。切ない歌詞だけど、大人になった今は、あの頃の未来と今の自分が離れていても自分は幸せだと感じています。そんな私は幸運なのかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-18 23:57:44)(笑:1票) |
2. 恋愛小説家
一番ぐっときた場面は、ヘレンハントが、他人の仲の良いカップルや、息子を世話してくれたドクターに奥さんがいることで嫉妬してしまうとお姉さんに泣きながら告白するところです。自分も愛し愛されたい。周りの人はそのことをずっとうまくやっているように見えるのに、自分にはない。息子という存在があっても、現実には息子には愛を与えるばかりでちょっと恋愛とは違いますもんね。そんな時に現れたのがジャックニコルソンという変人だから、当然するするとうまくはいかないのですが、形はヘンだけど、自分に『与えてくれる』存在であることに気づいていきます。相手に与えたり、相手から与えられたり、恋愛ってこういう所があるから人生に不可欠なんじゃないかなぁと思いながら見ていました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-08-17 22:23:49) |
3. 恋愛適齢期
《ネタバレ》 「アニー・ホール」と「カッコーの巣の上で」「シャイニング」を見ました。それだけなのに、毎年の年明けに『あらあら、大きくなって』と言いながらやって来る親戚のおばさんみたな思いを主演の二人に持ってしまうのは私だけでしょうか。ダイアンキートンとジャックニコルソンがセックスの後に感極まって涙を流す場面が好きでした。笑わせるところも随所にあって、楽に見ることができました。二人の笑いじわがかわいかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-06 01:50:33) |
4. レディ・ジョーカー
《ネタバレ》 試写会に当選。原作は未読。個人的に「おっ」と思ったのは長塚京三。大企業のトップなんだけどそれと同時に会社員、ってのを上手く出していた。渡哲也も「お館さま」のイメージを捨てて普通のおっさん(しかも貧乏くさい)を熱演していた。あとレディ役の女の子は凄かった。まばたきすらしなかった。吉川晃司もよかった。こんな刑事が現実にいたら一市民として困る気がするけれど。岸辺一徳のずる賢い役も良かった。「21世紀の裕次郎」は主役のくせに引き立て役。でもやはり原作が長いせいか、映画の時間にも限りがあるせいか、人間ドラマの方は中途半端。社会の底辺で生きる男達の無念・・・なんてのは伝わってきませんでした。そんなことよりあらすじを追って物語を説明するのに精一杯、って印象です。自分でお金を払って見るのはどうかなぁ・・・。 6点(2004-12-08 01:07:53) |
5. レッド・ドラゴン(2002)
なんかめちゃくちゃ演技巧い女の人がいると思ったらエミリー・ワトソンでした。ノートンは他の映画ほどの存在感なし。内容も半年たつとあんま覚えてないような映画。 6点(2004-09-19 01:17:57) |