1. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
《ネタバレ》 はじけきらなかったなあ、残念ながら。意外と生真面目なんだな、ロドリゲスさん。どうせなら、もっともっとバカ銃撃戦をみたかった。お友達のタランティーノ(どっかに出てましたか?僕はわかりませんでした)ほどはじけきれなかったなあ。意外と話がしっかりしてて、割と丁寧に話を追ったりしちゃってくれて、しかも話しの軸がいくつかあるのをきっちり見せるので、バンデラスの決めポーズを期待して見に行った僕としては消化不良です。でもそうはいってもやっぱり、ロドリゲスとバンデラスはいい!ほんの少しぎこちないのを残したままの荒唐無稽でけれん味溢れるアクションシークエンスにはしびれちゃいます。でもやっぱり、僕のような見方をしてると、ジョニー・デップはどうだったのかな、と思わずにはいられません。かっこいいのは一人でいいじゃないですか、ロドリゲスさん。しかもあんなにかっこよくてあんなくせ球放る人入れたら、そりゃかすみますよ、主人公が。すっかりデップさん楽しんじゃって、おかげでバンデラスさん無駄に真剣に復讐にいさんでるみたいに見えちゃって、すっかり浮いちゃったじゃないですか。たまにきらめくロドリゲス節を楽しんで、にやにやしながら観れたのでいいんですけど。二発しか撃てないショットガンの弾を込め直すバンデラスがいちいちかっこいい、みたいのが肝だったはずなんですよね、このシリーズ。ちょっと残念。残念と言えば、やっぱり最近エンドロールで席を立つお客様が多すぎませんか?観てあげましょうよ。最近のエンドロールが長過ぎるのも悪いけど、それでもねえ。最後に何か待ってることもあるしね。この映画は特にロール中も、何回ロドリゲスの名前が出てくるのか観てるだけでなんだか楽しいですよ。とにかく何でもやってんだ、このひと。笑っちゃいますよ。アフレコのミキサーとか。やんねえだろ、ふつうそこまで。 6点(2004-03-11 01:41:03)(笑:2票) (良:2票) |