1. レオン/完全版
《ネタバレ》 1994年は、『フォレスト・ガンプ』『ショーシャンクの空に』『パルプ・フィクション』『フォー・ウェディング』『クイズ・ショウ』と、アカデミー作品賞含むノミネート作全てが当たりの貴重な年です。 本作は、奇しくもノミネート漏れをしましたが、主演のジャン・レノ&ナタリー・ポートマンの出世作としても、ヒューマンドラマの傑作としても欠かせない一本だと思います。 監督の敏腕たる独特の演出の数々も素晴らしいですね。特に家族が惨殺された部屋を平静を装って素通りするマチルダのシーンは、涙腺が刺激されます。 当時13歳と幼かったN・ポートマンは、映画の最初から最後まで本当に可憐ですね。時に見せる大人びた表情や動きは、男性のみならず女性目線でも魅了されてしまいます。そして『タクシー・ドライバー』のジョディ・フォスターに負けず劣らずの感極まった演技力は、恐れ入ります。 さらに、キチガイ役を任せたら右に出るものなし!のゲイリー・オールドマン扮するスタンフィールドの役柄がまた良いです!結構主役二人を食っている場面 も多かった印象ですね。 ただ、少女であるマチルダがためらわずにバンバン銃をぶっ放したり、ズカズカと練習のため家宅侵入する所は、頂けないですかね。 エンディングも本作にピッタリでした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-11-29 13:07:54) |