1. ロスト・イン・ラ・マンチャ
スタッフの一人が言った台詞。 「準備段階で問題を抱えた作品が、何とか製作に入るときよく言われるという言葉がある“とにかく撮影開始だ“」 この言葉が的確にこの作品を表していると思う。 カメラは映画の準備段階からの様子を映して行くが、明らかに準備不足感が否めない。 その後、天災や俳優の病気など様々な災難に見舞われ、撮影は頓挫する事になるが、どの映画もこんな綱渡りな事やってるの?と思ってしまった。 ただ淡々と映画の撮影風景やインタビューで占められるので少々退屈ではあった。 けど、撮影中のテリー・ギリアムの楽しそうな姿はとても印象的で、中止になったのはとても残念。 あと、一番謎だったのはヴァネッサ・パラディが来ない理由って結局何だったの。 [インターネット(字幕)] 4点(2020-02-07 19:40:38) |
2. ロストパラダイス・イン・トーキョー
知的障害の兄と二人で暮らす弟が主人公で、その苦悩や葛藤が描かれる。 かなり暗いし、地味。 でも登場人物の感情がとてもよく描かれていて引き込まれた。 ただし、アイドル風俗嬢(?)の女が、何故あんなに主人公達に付きまとうのか理由がちょっとわからない。 こういう題材の物語だとすぐにエロシーンに頼りがちだが、そこはさすが白石監督、全くそういうのは無い硬派な作品だった。 [DVD(邦画)] 6点(2018-06-27 19:17:10)(良:1票) |
3. ロスト・イン・トランスレーション
見る人によって色んな姿に映る街、それが東京。 日本に居ながらそんなに東京に行った事ない自分にとっては東京ってこんなもんなんじゃないの?と思ったが、実際に住んでいる人にとっては違和感を感じるのかもしれないですね。 ビル・マーレイとスカヨハがマシンガンの襲撃に会い(おもちゃ)東京の街に飛び出すシーンが好き。これが英語圏の国だったらこんな展開にはならないだろう。言葉が通じない国だからこそ、疎外感や孤独を募らせた両者が助けを求めるかのように、自然とああなったんだと思う。 両者の微妙な心理描写が画面を通して伝わってきたので、引き込まれた。 日本の美しい風景だけじゃなく、ゲームセンターやカラオケ、藤井隆の変なTV司会者など、ヘンテコな部分も見せているのは良いと思った。 [インターネット(字幕)] 8点(2018-02-22 07:19:16) |
4. LOFT ロフト(2005)
ミイラ見つけたら普通警察に通報しません?そのまま家に置いといちゃうんですか、しかも解剖?えぇ‥‥。怖くないのかな。 なんか登場人物全員理解不能な行動だらけで、訳がわからなかった。皆ミイラによって操られているのか? せっかく驚かそうと幽霊やミイラがやってきてるのにノーリアクションのトヨエツが素敵。 ミイラの首が取れちゃう所とかコントみたいで面白い。 でもまあ殆どのシーンが退屈だったのでこの点数である。 [DVD(邦画)] 4点(2017-12-02 18:58:49) |
5. 蝋人形の館
《ネタバレ》 蝋人形の館。タイトルだけでおおよそのストーリーが想像できてしまいそうです。まあ、大方予想通りの展開だったわけですが・・・なんか久し振りにホラー映画の王道を行く作品を見たって感じですね。すぐ戻るとか言って、ヒロインと離れ離れになると大抵男は殺されるんだよ。ラブシーンになると必ず殺人鬼はやってくるんだよ。そして、ヒロインはやっぱり強いんだよ。パターンが完全に正統派です。でも最近は携帯電話があるから殺人鬼側も大変ですよね。警察に通報される前に素早く殺さなくてはならないし・・・。でもいまどきこんな殺人鬼居るかなぁ。そもそも謎だったのが、殺人鬼があと2人で目的が達成されるみたいなことを言ってたけど、一体何が目的だったの?村人全員蝋人形にしたんだから、それで目的達成されたわけじゃないの?それに最後の最後でトラックの運転手が出てきて実は・・・ってオチも取ってつけたようでいまいちインパクトが薄いですね。まあ、細かいことを気にしなければ充分楽しめました。あと、驚いたのがB級作品と思いきや、プロデューサーにジョエル・シルバーとロバート・ゼメキスの名が!実はメジャー作品だったのか? [映画館(字幕)] 6点(2005-11-01 22:18:29)(笑:1票) |