1. 嗤う伊右衛門
うわー、メチャ評判悪いんですね。原作を読んだのは4年位前かな?とても好きな作品で以来京極にハマって暫くは読みあさりました。まあ確かに「いかにも」なやり過ぎ感はあるし、ストーリーも分かりにくいかもしれませんが、私は結構入っちゃって泣きながら見ました。むっとする息苦しい夏の夜、淀んだ重い空気にただよう水の匂いを嗅いだような錯覚を覚える映画。ただ、音楽はヒド過ぎる。宇崎竜童?なんで?京極ものとしては、夏に公開される「姑獲鳥の夏」は果たしていかに・・。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-11 12:11:09) |
2. 私を野球につれてって
MLBでは7thイニングストレッチで必ず流れる「Take Me Out to the Ball Game」。私は解説やっていた時の山下大輔みたく必ず一緒に歌うんですけど、この歌ってまさにMLBのイメージを表現してて大好きです。日本で言ったら夏の高校野球の行進曲「栄冠は君に輝く」みたいなものかと。この映画もそんな古き良きアメリカのイメージそのままに(野球のプレイそのものとはあまり関係ない内容ですが)楽しい作品です。ところで私が見たDVDでは歌詞に和訳がついてなくて「ミュージカルなのに、意味無いじゃん」って思ってたんですが【Pewter All】さん、そんな歌詞だったんですね!(それくらいわかれ?)私もメジャーで一番わくわくするのは6-4-3のダブルプレーっすよ!後楽園なら二岡ー仁志ー清原。んー、なんかワクワクしない・・。 7点(2004-05-14 11:51:40)(笑:1票) |
3. ワイルドバンチ
私の映画や本の趣味はそこいらへんの男よりずっと男らしいと思うのだけど、この映画の発する男臭にはサスガにひいた。正直なところ。みんなでワイワイ娼館に行って「おまえどの女にする?」って聞かれて「あっ、すいません。実は私女なんです。」みたいな感じの敗北感?(どんな感じやねん!)悔しいけど楽しめなかったです。 6点(2003-12-26 11:01:58)(笑:3票) (良:1票) |
4. ワン・プラス・ワン
ゴダールは好きなんだけど正直この映画の寸劇風の部分はさっぱりわかりません。しかしストーンズファンには重要なこの映画、昔はいわゆる「レアもの」で見るのに苦労しました。ひとり音楽性が違う方向に行ってたブライアン・ジョーンズがメンバーに完璧シカトされてるのが見ていて痛い。この後死んだかと思うと辛い。残酷な映画です。 6点(2003-12-12 19:04:19) |
5. ワールド・アパート
《ネタバレ》 この映画を見ると差別意識に環境が与える影響の大きさを感じる。もちろんアパルトヘイトとは切っても切れないストーリーなのだが、娘と母親の関係が非常に繊細に描かれていて、親子関係という視点で見ても良い映画だ。幼い主人公の少女が様々な出来事を自分なりに消化して行き、黒人活動家の葬儀の場で初めて自らの意思で闘争の拳を高く掲げるラストシーンが印象的。映画を見終わった後私と友人達は帰るに帰れず有楽町駅で延々議論し続けたことを思い出す。この頃はネルソン・マンデラが大統領になる日が来るなんて想像もつかなかった。アパルトヘイト政策は撤廃された。しかし、ラグビーW杯の南ア代表に黒人を入れることで揉めたりすることからも分かるように未だ差別は続いている。 8点(2003-12-04 17:00:07) |
6. わが谷は緑なりき
私の好きな映画ベスト3に入る作品。ウェールズの炭坑町に生きる人々を描いたジョン・フォードの傑作。この映画を見ていると「生きる」ことの素晴らしさを素直に感じる。古いモノクロ作品であるにも関わらず、全編叙情的な美しさにあふれていて映像的にも素晴らしい! 10点(2002-03-26 17:39:58)(良:1票) |