1. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱
ワンチャイの中ではストーリーに筋があって、しっかりしてる方です。監督の主張を、役者に演説させるのではなくストーリーで語る作品というのが個人的には高評価なのですが、これもそういった部分で、教訓や自国民への批判などを説教くさくない程度にうまく練りこんでいるところやドニーの役がただの分かりやすい悪者ではない(粗はありますが)ところも好きです。/ビュンビュンしなる棍やドニーお得意の布棍、ラストの狭い場所での息詰まる攻防など迫力あるものに仕上がっており、傑作と言ってもいい。 [地上波(字幕)] 8点(2007-09-21 20:49:07) |
2. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雷鳴
93年の作品でありながら、即興で作ったYMO「ライディーン」のようなオープニング曲と共に、必要な情報のみを急ぎ足で表示していくスタッフ紹介と、いきなり不安感いっぱい。正当な続編ではないものの、まとまりのないストーリーから演出まで、まんまワンチャイテイストなので見慣れた安定感はありますが、逆にお決まりの演出満載で驚きも少なめ。/黄飛鴻役の人はどこから連れてきたのか、この1作のみで他に出演作が見当たらないような方ですが、意外とハマってます。 [DVD(字幕)] 5点(2007-02-04 18:23:43) |
3. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ <外伝> アイアンモンキーグレート
《ネタバレ》 前作ではウォン・ケイインを演じたドニーが今作ではアイアンモンキーに昇格してますが、資金の都合か、前作と比べると格段に安っぽい作りです。/空中で丸太を蹴ったり乗ったり、石を足で粉砕したりの超人系。ドニーお得意の布棍も披露します。格闘シーンは悪くはないんですが、早回しならぬ早送りに近い速さでスピード感を出そうとしているのはやりすぎ。ラスボスの倒し方もエグい。「卑怯だぞ、お前ら」的なことを叫ぶボスに同情してしまいます。ドニーと一緒に戦う人が寺島進に似てます。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-10 15:14:20) |
4. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ V/天地撃攘
なりゆきで海賊退治をするストーリーで、並んだ壷の上で戦ったり、重力を無視した戦闘が展開する辺りはワンチャイテイストなんですが、我らが黄飛鴻も西洋化の波に抗えず、とうとう拳銃を使用してしまいます。ちょっと使うどころではなく、弟子も含めてバンバン海賊を撃ち殺します。いくら相手が悪者でも、黄飛鴻に女性の目玉を銃で撃ち抜かせるとは、なかなか思い切った演出です。/その違和感さえ乗り越えれば、内容的には他のシリーズ作品と同じくらい(『天地大乱』は特別として)の面白さかな。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-29 21:39:30) |
5. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/鬼脚
まさに鬼のような脚です。金属製の靴履いてますから。 同時期にレンタルで出ていた「黒影-ブラック・シャドウ-」もそうですが、バリバリCG使ったパッケージと中身とのギャップが激しすぎ。 「鬼脚」はまぁふつーに楽しめましたが、「黒影」は最初の20分くらいで観るのをやめました。 5点(2005-01-04 06:39:53) |