1. ワーロック(1959)
《ネタバレ》 雇われ、初めは受け入れられても次第に町の人間の目が変わってくる、そして町を出る羽目になる、という主人公の言葉どおりの展開が期待されるところだが、初めから町の人間が彼に批判的で、あまり変化が感じられないのが大きなマイナス。対立する元悪党の保安官も主張がボロボロだし。主人公がどうして人望を失ったかということもいまいち明瞭ではない。設定は面白く、俳優も上々。なのにこのだらしないストーリーは何だろう。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-05-02 00:01:54) |
2. ワンス・アンド・フォーエバー
《ネタバレ》 どうやらベトナム戦争の初めの戦いを描いた映画。ベトナム戦争というとゲリラ戦のベトナム軍との戦いという印象があるが、さすがに初戦とあってベトナム軍もゲリラではなくまとまっている。寧ろアメリカ軍の方が数において劣勢と立場が逆転しているのは目新しいか。しかし、果たして今更この戦闘を描いた映画を作ることに意味があるのかは謎。ベトナム戦争の意義を問うわけでもないし。戦場での混乱や恐ろしさを描きたいなら、何もベトナム戦争を舞台にする必要もないし、この戦闘である意味もない。今更ベトナム戦争を描くのなら、ベトナム側の立場に立って描くくらいでないと意義を見出せない。結局センチメンタリズムに支配され「俺たちは仲間のために戦った」で終わってしまうのではね。ベトナム側の司令部の姿を描き、それなりにベトナム側の配慮も見せても、結局兵士は無機質。死んだところで顧みられるところはない。じっくり描くのは飽くまでもアメリカ兵の負傷であり死。相も変わらずベトナム兵だろうが日本兵だろうが描き方は変わらんのですな。TVゲームの敵キャラと同様の扱い。それじゃあ意味ないじゃん。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-22 18:33:02) |
3. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇
《ネタバレ》 前二作同様やはりストーリーは適当。対戦相手を汚い手を使って蹴落としてもお咎めなし。これでは武術奨励どころか国力低下で逆に列強に漁夫の利を狙われる。要するにヤクザ者の団体が周りを蹴落としていくわけだが、これを取り締まれないという治安では国力向上などは望むべくも無いでしょう。刀だ槍だと遣りたい放題の姿を前に「度を越して、怪我人が出ないように注意しなさい」という李鴻章のコメントには呆れた。いやいやいや、怪我するに決まっとるがな。あんたこいつらに暗殺されたって不思議じゃないですよ。ダラダラと続く獅子舞戦。伝統芸術である獅子舞を見せたいのかカンフーを見せたいのか良く分からない。とにかく獅子舞がクドイ。百脚はもう妖怪の領域。これはこれでいいんだろうけどね。撮影機が倒れて横になった映像を皆が見るシーンがあるが、顔の傾け方が逆でしょ?あれじゃかえって天地逆さになりますよ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-10-25 23:10:06) |
4. 私の愛情の対象
《ネタバレ》 ヒロインが自分勝手。自分の都合に合わせて同居人を共同で子供を育てるように頼み込み、彼の恋愛を縛っていく。結局、彼のことが好きになっただけなのにそれをストレートに表現しないのが嫌だ。カウンセリングが職業らしいが、自分こそカウンセリングされるべき。妙に良い話に纏め上げようとするラストなど、嫌いな要素多し。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-08-23 22:45:16) |
5. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱
《ネタバレ》 前作に比べるとまとまりは出てきたけれど、ストーリーはなんでもありで無茶が目立ちます。ところどころ間が抜けた演出があり、センスもいまいち。親玉さえ倒せば一件落着ってのもどうなんだろう。しかしドニー・イェンとの戦いはさすがに迫力があって良いです。終盤のよりも中盤の棒術戦の方が面白みもあるし見応えを感じてしまうのがなんですが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-25 23:19:35) |
6. ワーキング・ガール
いろいろと時代的劣化を感じます。ストーリーも特別魅力は感じられず。最後のオチはみえみえだけど、主人公が「その事」にいつ気づくのかを見守る感じでこういう感覚も悪くはない。 [DVD(字幕)] 5点(2007-03-25 23:07:43) |
7. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明
《ネタバレ》 全体にまとまりに欠ける内容。主人公が能動的に問題を解決しようとせず、結局なりゆきで外国勢と戦っただけでは、痛快さも感じることが出来ません。アクションはさすがに本物だけに凄いと感じるところもあるものの、これという見せ場があったのかなかったのかは意外に微妙。確かに後半のアクションの連続は結構見られるものではありました。しかし、指で弾いた弾丸が敵の大将の眉間を貫くってのはどうなんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-01-27 21:47:31) |
8. WATARIDORI
飛んでいる鳥の姿は美しく、デザイン的に見ても洗練されているものも多く、素晴らしい。風変わりな鳥もちょこちょこ出てくるし、多少の演出を入れて飽きさせないような工夫もある。しかし若干尺は長めに感じます。また、所々に入るCGが非常に余計。あれは要らんねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-07 21:45:25) |
9. ワンダフルデイズ
《ネタバレ》 3Dと2Dとの融合はいまいちでかなり浮いている。この手のアニメとしては珍しくキャラが驚くほど立っていない。濃いキャラ作れば、自然にたつというものではありません。当然悪役もインパクトに薄く、実にあっさり。ストーリーもふにゃふにゃだし、抵抗に説得力を持たせるだけの背景の描写が乏しいのも痛い。最後の盛り上がりであるはずの内部への侵入作戦もただ突っ込むだけというズサンさ。それでしっかり成功するんだから、おばかっぷりに呆れます。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2006-11-18 17:01:34) |
10. 私は告白する
《ネタバレ》 追い込まれて狂気にいたってしまった男が神父を追い詰めていく感じは、ずる賢く嫌な感じだが説得力がある。過剰なまでにひたすら保身に走る男と、逆に罪の意識に苛まれていくその妻の様は対比としても面白い。心理サスペンスとして上々の出来です。ただ、男がわざわざ神父の服装で出かけていることが、初めから神父に容疑を被せようとしているように感じられなくもなく、そこがとても残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-18 16:12:41) |
11. 私のように美しい娘
《ネタバレ》 このヒロインにはそこらのホラー映画よりも実地な恐ろしさを感じます。皮肉に満ちていて悪党が裁かれない作りだが、コメディ要素が効いていて後味はまったく悪くない。ひたすらお馬鹿な男達の姿に誰もが納得することでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-18 15:46:39) |
12. ワイアット・アープ(1994)
流れは分かり易いし、観ていてもそれほど退屈はしません。しかし、盛り上がるべきところで盛り上がり切らないのが痛い。最後の決闘もちょっと迫力不足。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-10 19:23:12) |
13. わたしのグランパ
これって筒井康隆原作だったんですねぇ。なんとなく分かる気がします。面白くはないですが。 [DVD(邦画)] 3点(2006-06-13 19:09:25) |
14. 私の頭の中の消しゴム
脚本が明らかに力不足。その場限りのとってつけな設定や場面が多く、矛盾も多い。普通の恋愛部分に映画の半分以上使ってしまい、病気が絡んでくるのが遅すぎるのも問題。脚本がまっとうなら、もう少し観れる映画にはなったろうに。 [DVD(字幕)] 2点(2006-05-12 16:54:22) |
15. 私は死にたくない
《ネタバレ》 冤罪ものなだけに、捜査もなにもかもいい加減で、そんなこと許されるの?というな呆れた現実。よくまああんな状態で執行のGOサインが出せたもんだ。マスコミはワイドショー並みの低レベル。最後のガスによる死刑執行で、何故か記者が大量にいて執行の様子を覗き込んでいたところが、マスコミの鬼畜さを感じさせる。無茶苦茶で救いようの無い話だが、主人公のシニカルさが作品をただただ暗いだけのものにしていなかったのが救い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-04 11:00:31) |
16. 嗤う伊右衛門
日頃映画ではあまり見ないような演出も活きていて、なかなか楽しめる映画でした。特別、話が分かり難いということはないです。唐沢寿明は本当に上手い役者になりましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-04 10:43:07) |
17. WASABI
世間的には酷評なんでしょうが、娯楽作として普通に楽しめました。広末涼子が意外と頑張ってた印象。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-26 19:57:30) |
18. 笑の大学
意外に笑いどころが少なかった。ただ元が舞台作品らしく、確かにこれを舞台で見てたら笑えただろうというようなシーンが多かったような気がする。 [映画館(邦画)] 6点(2006-04-17 12:27:43) |