1. わたしが美しくなった100の秘密
こんだけ不快な気分にさせられた映画っちゅうのも久々で、なんかアマチュアフィルムを見せられとるような感じがしてもうた。とにかく全編通して下品かつセンスのないギャグの連続で、ホンマに笑えんかったし、意外な展開っちゅうのがなにひとつない延々と同じことを繰り返しとるだけの進行にもウンザリ。どうせやるんやったらとことんまでバカでやらんかい! [DVD(字幕)] 0点(2011-12-18 16:11:09) |
2. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/鬼脚
たぶん本家シリーズとはまったく関係ない一本やと思うんやけど、鬼脚役にユン・ピョウを起用してもうた時点で失敗で、町で有名な札つきのワルという設定にまったく説得力がなかったし、いうほど足技を使っとらんかったんも問題あり。そして肝心のアクションに関しては、いいところもあんねんけど全体的には完全なる迫力不足やったし、めっちゃ香港らしいサッブいギャグの連発にも背筋がゾ~。 [DVD(字幕)] 3点(2011-12-18 16:06:22) |
3. 私の頭の中の消しゴム
忘れていく苦しさと、忘れられていく悲しさちゅう、若年性アルツハイマーを扱ったテーマはまあまあよかったんやけど、後半の悲劇を際立たせるために重要な前半のラブストーリー部分があまりにベタクサでひいてしもたし、中盤からの展開も正直キレイゴトのオンパレード。彼女が夫に対して宛てた別れの手紙にはさすがにウルッときてしもたんやけど、同じ韓国製の難病純愛ものである『八月のクリスマス』のようにもうちっと上品に描けんもんかねぇ……。 [DVD(字幕)] 4点(2011-12-18 15:58:09) |
4. 笑う蛙
展開的にはちょっとベタな感じもすんねんけども、淡々とした進行がけっこういい間を演出しとったし、のぞき見的視線によるエロティシズムや、人のアホさ加減を浮き彫りにするという狙いも成功。そして大塚寧々のなんとも気の抜けた、それでいてどっか妖艶な演技はめっちゃハマってて、ラストの一言もネタバレはしてんねんけどオチとしてそないに悪いもんではなく、全体的にパンチはないねんけどぼちぼち良質な作品へと仕上がっておましたね。 [地上波(邦画)] 5点(2011-12-18 15:53:29) |
5. 忘れられない人
難病純愛ものっちゅうめっちゃベタなネタやねんけども、この手の作品に顕著なベタベタメソメソ感は薄く、さわやかな余韻を残してくれるような好編へと仕上げとったのは正解やったし、彼女のことを愛しているこのハート(心臓)を大事にしたいねん、このまんまの自分でいたいねんっちゅう生き方にも深く共感。悲しくて涙を流す作品っちゅうよりかは、観るモンの気持ちを幸せにしてくれるような心温まる佳作ラブストーリーやったね。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-18 15:46:05) |