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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1635
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ワーテルロー 《ネタバレ》 
ラウレンティスが当時のソ連(モスフィルム)を口車に乗せて製作したトンデモ物量映画!とのコトで、だからでしょーケド片や、ウェリントン公爵が(ちょいイケメン過ぎるホドに)眉目秀麗な全盛期のクリストファー・プラマー…なのにも関わらず、片やのナポレオンのルックスのドイヒーなコト!(チビデブハゲの三重苦)まあ、イタリアはともかくソ連=ロシアがナポレオンをカッコ好く描くコトなど在り得ないだろう…とは言うモノの、案の定イギリスではヒットしたケド他では当たらず(当然)製作費も回収できなかった…とのコトです。まあソレも、共産主義国家の数少ない実際上の利点のひとつ…かとは思いますケドね⇒一たびやろうと決めたなら、経済的な妥当性を度外視してもやってのけるコトが可能という…芸術分野においては時として実に頼りになると言わざるを得ない(+原理主義的には芸術ってそう在るべきですよね、とも)。  しかし、私自身は正直、この様な映画が世に産み落とされ・そして今今に鑑賞可能であるコト自体には、唯々深く深く感謝するしかないのでありますね。予想はしてましたがやっぱ、シンプルにトンデモない!ですよね~万余のエキストラ(しかもプロの軍人)&数千頭の馬!っすか。確かに、全編通してもドラマにはなってなくて、前置き⇒そして「その日」一日の戦闘描写の通し、という構成だとしか言えませんケドも、だから前半が退屈…とは言え、「本編」に当たる後半と前半がピッタリ同じ尺なんだからギリセーフ…かとも思いますし、戦闘描写もごく史実に忠実で何処で何がポイントだったのかもチャンと分かりますし+その辺も含めて全部がリアルですし、でしかもラスト、一夜の(悪)夢が去った後…かの様にごく悲壮に終わってくのがまた素晴らしいじゃねーですか。”Next to a battle lost, the saddest thing is a battle won”(負け戦の次に悲惨なのは、勝ち戦である)実際のウェリントン公の言葉だそーですね。至言だと思います。  結論、そんなトコロも含めて、何故かバカっぽく終わっていった今般の『ナポレオン』よりは、終わり方の正しさも含めて(確かに)ちょっと上かな…と思うのですよね。そもそも、技術的な進歩を鑑みれば(実は比較するのがバカらしい位に)土台から「格」が違う映画だったかな…とすら思ったりもします。機会が在れば是非々々。
[DVD(字幕)] 7点(2023-12-13 01:06:24)
2.  ワイルド・ギース 《ネタバレ》 
70年代の戦争アクションなので、それより以前のより牧歌的なそのジャンルの作品だとか、他にもごく西部劇的な方の(緩めの)質感も大いに残して居る…という感じでして、結果的には正直、単純にアクションを目当てに観る…とゆーのなら(私もまた確かに)近年のそーいう系統のヤツを観た方がおそらく楽しめるかな…と思います(でも、最近の戦争映画ってごくマジメ「すぎる」位にマジメなのばっかなので、ココでお気楽系の戦争映画の方が観たい!となると、どーしたって第三国産とかになっちゃう…という気もしますケドね⇒ロシアとか)。  ただ、特にその「傭兵の悲哀」を描くドラマ部分については、ソコでやるべきコトってのはこの映画でほぼ完成されているのではねーか…とも思いますよ。確かに、前半のリンバニ救出作戦の成功までってのは(さっき述べた)お気楽系娯楽戦争映画の域から出ない作品だとも思いますし、全体を通しても端的なアクションの質は(コレも前述どおり)陳腐化ぎみ…だと思います。しかし、クライマックスの脱出シーンの悲惨さ・惨さ・やり切れなさ+その場面に於けるリチャード・バートンの「凄み」なんかに関しては、重ねてソレを通じて描き出す「傭兵の悲哀」という概念そのモノを含めて、コレ以上のやり方とゆーのは(今後とも)在り得ないのではねーか…と思ってしまいましたよね。結論、シンプルが故にもはや普遍的…という類いの優れたクオリティを備える優れた映画だったな、と思います。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-04-30 21:22:23)
3.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 
どだい、私の好み、とゆーかポリシーからすれば完全に真逆の映画ではあります。そして、少なくとも前半半分くらいはシンプルにごく退屈で、かつ(ソコまでとて)極めて不快な映画でもあるし、もしソコから先に(ソコまでとは違うモノが)ナニか待っているのだとしたら、ソレとてまた極めて「邪悪な」カタルシスでしかない…とも思うのですね。しかし、ひとつ確実に言えるのは、その不快さ・邪悪さこそが監督が真に、本当に描きたかったモノであって、そしてその企ては(今作の持つそのネガティブな側面に至るまで悉く)総て完璧に成功している…というコトなのですよね。個人的には、ゆーて今作に描かれるモノは『戦争のはらわた』で監督が描いたモノにもかなり近い…とは思いました。が、むしろ戦争というエクスキューズが無い分、ソレはより邪悪なモノ(=監督が描きたいモノにより近いモノ)にさえ感じられた…と言いますかね。  結論、重ねて、テーマには全く完全に共感できない作品ではあります。が他方、ココまで「完成度」の高い作品とゆーのも(個人的にも)また稀有だ…と思います。個人的にいちばんシックリ来る評点は、実は1点か9点ですかね。が、私はこーいう作品に1点を付けるってのは(ソレも)今まであんましやって来ては居ないのです。でも重ね重ね、じゃあ今作に9点を付けてしまうのも何処か「悔しく」感じるトコロではありますので、ココは日和って1点ダケ引いておくコトにします。しかし、観て損は無い作品でした(機会が在れば是非)。
[DVD(字幕)] 8点(2023-04-08 20:20:10)
4.  惑星ソラリス 《ネタバレ》 
独特の時間感覚と美的な画面の数々により、美術館で絵画鑑賞でもしてるかの様な感覚に陥る程に芸術性の高い作品。で在りながら、描かれるテーマはSF感を多分に纏いながらも心理的・哲学的で深い。タルコフスキーとしては『罪と罰』風なストーリーも(比較的だが)分り易く、また十分に物語としての面白さを備えており、芸術的映像表現・テーマ・ストーリーを非常に高レベルに両立させたハイクオリティな作品と言ってよいだろう。  敢えて難を言えば、確かに非常に眠くなる作品なのは否めない(都合3回目にしてようやく完走できた)。正に観る睡眠薬。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-07-24 00:38:24)
5.  ワイルド・アパッチ 《ネタバレ》 
『ロンゲスト・ヤード』や『カリフォルニア・ドールズ』は熱闘とはいっても命の遣り取りではないし、『何がジェーンに起ったか』は女の映画だ。アルドリッチなら、やっぱ主役は漢だろ!とくれば(前時代的でスイマセン)、『北国の帝王』『特攻大作戦』『合衆国最後の日』とかよりは、私は本作の方が好きなのですよね(か、異色だが『飛べ!フェニックス』もかなり好き)。  アパッチVS騎兵隊という構図自体は非常に一般的な西部劇であるとも言えるが、展開は極めてリアルで深刻・シリアス全開で少し疲れる程の見応えが有る。ウルザナとマッキントッシュはいずれも、感情を表情に出さない。殺し合わざるを得ない互いの運命と、それがもたらす悲惨な現実の全てを「達観」し、目的に向かって淡々と仕事をこなしてゆく様は正に正真正銘の熟達したプロフェッショナルであり、両人とも実に格好好い。代わって怒りを前面に出してゆく若い指揮官が視聴者の感情を代弁する構図も、ありがちだが感情移入を容易にする優れたつくりだと感じる。西部劇としては文句無しに傑作の域。
[DVD(字幕)] 8点(2020-07-24 00:04:02)
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