1. ドクトル・ジバゴ(1965)
オマーシャリフの抑えた演技が、この映画の決定力になっている。ラーラの魅力は良いとして、トーニャがもう少し華をそえて欲しい気もしたが、話題作り(チャップリンの娘)ということだったらしいので、やむをえないか。この作品が、上映当時批評家からボロクソに言われたのは信じられない。◆最初の30分はやや退屈だが、時間を感じさせない大作だ。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-28 09:26:05)(笑:1票) |
2. 冒険者たち(1967)
最初にこの映画を見たとき、この映画が好きな中年男だけにはなりたくないと思った。しかし、今、自分がそれである。 [DVD(字幕)] 10点(2004-04-17 02:24:29) |
3. 突然炎のごとく(1961)
えっ!この映画が、こんなに評が割れるとは思ってもみなかった。いわゆるヌーベル・バーグの中では、ピカイチだと思っていました。女性の描き方も、同じく女1男2の「冒険者たち」より、好きだし(というか、カトリーヌのしたたかさは許せるが、「冒険者たち」の女のあざとさの方は鼻につくから)。普通に良い映画ですよ。だけど、原作が70歳過ぎて書いた小説だけあって、20歳代より、40歳代くらいで見る方が、良さが分かりやすいと思います。 [DVD(字幕)] 10点(2004-02-12 10:47:57)(笑:1票) |
4. 袋小路(1965)
こういう、役者が創造的な芝居をしている映画は、見ていて気持ち良い。音楽も映像も、文句のつけようがない。時代を感じさせず、常に「新しい」というのは、こういうのをいうのであろう。 [DVD(字幕)] 9点(2012-11-24 10:03:40) |
5. 山猫
この映画にもう少し早く出会っていたかった。 [DVD(字幕)] 9点(2011-10-30 01:48:20) |
6. シェルブールの雨傘
似たような体験をしている人は、同じように、胸が張り裂けるように辛い映画だと思う。それでも、なんでもなかったように、人生って進むものだ。…色彩が素晴らしい。 [DVD(字幕)] 9点(2011-10-07 13:55:30) |
7. 太陽はひとりぼっち
日常を丁寧に描くと、シュールになんだなあ、と感心。問題は邦題だ。 [DVD(字幕)] 9点(2011-06-13 01:30:37) |
8. 夜
大人のあれや、これやが、うまく描かれている。冗長な面があるようでいて、無駄がない。 [DVD(字幕)] 9点(2011-05-29 02:09:25) |
9. 軽蔑(1963)
コケットリーと愛の終わりを丁寧に描いた映画。 「もうあなたには心を動かされないの」と言われて追いすがる男は私も嫌いだ。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-07 14:51:45) |
10. 太陽がいっぱい
イタリアをイタリアとして撮っている。原作を超えたホモセクシュアルの感じがとても良いです。 [DVD(字幕)] 9点(2004-11-01 20:35:13) |
11. 甘い生活
いいなあ眠らない街ローマ!「甘い生活」でも良いけど、ドルチェ・ヴィータの方がなお良い。ビデオでしか見てないので自分にマイナス1。 [ビデオ(字幕)] 9点(2004-10-24 00:09:08) |
12. 俺たちに明日はない
ボニーにような女性はいるし、ああいうことってありがちだよな、と思う部分があるからか、何年たっても自分の中にあって、ボディ・ブローのように効いてくる。ただ、ラスト・シーンは、ニューシネマとヌーベルバーグで使い尽くされているのだし、もともとそんなに注目すべきでないように思う。あのシーンだけで、この映画を語ってしまうのは間違っていると思う。 [DVD(字幕)] 9点(2004-06-09 23:09:09) |
13. 水の中のナイフ
ヨランタ・ウメッカが素晴らしい。メガネをすると、アンドロイドさが増すのが良い。 [DVD(字幕)] 8点(2012-10-26 18:46:02) |
14. 反撥
ホラーとしてもSchizophrenieの世界を描く映像としても、よくできているが、何よりも、映像の美しさと、カトリーヌ・ドヌーブがこんなにうまい女優であることに、驚く。 [DVD(字幕)] 8点(2012-10-13 06:41:46) |
15. 雨のしのび逢い
周囲から見れば滑稽な、キス1つない、1週間の濃密な愛に、説得力をもたせられるのは、ジャンヌ・モローだけだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-27 23:40:16) |
16. 華氏451
焚書やテレビの危うさといったテーマがちょっと古臭いが、シックな映像にひきつけられる。「時計仕掛けのオレンジ時計」の5年前だから、相当評価してよいのではないか。 [DVD(字幕)] 8点(2011-04-12 22:53:31) |
17. 戦争は終った
《ネタバレ》 いやあ久々に良い映画を観た。Ingrid Thulin、Geneviève Bujold、Annie Fargueと魅力的な女優、適度な緊迫感、それでいて、エンターテイメントというより、視覚や触覚にべたっと訴えてくるしつこさがある。こうした映画が、あまり注目されていないのは、残念だなあ。いやあ良い映画を見た。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-03 23:21:43) |
18. 砂の女
よくぞ安部公房をここまで映像化したし、それ以上のものではあるのだけど、原作と比較すると、どうしても割り引いて見てしまう。映画→原作の順で鑑賞したら、どうだったか分からないのだが。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-01-21 19:46:58) |
19. 東京オリンピック
市川先生の真骨頂。 [DVD(邦画)] 8点(2004-11-01 13:48:48) |
20. 天国と地獄
犯人のスケールが小さいなあ。 [映画館(邦画)] 8点(2004-10-25 23:26:56) |