1. 雨月物語
10年以上前にDVDを借りて観たときも宮川一夫らしい映像だな、という以外何も残らなかった。 今回、甲斐荘楠音展を観て、甲斐荘楠音がアカデミー賞の衣装デザインでノミネートされていたということを知り、興味を持って再鑑賞。そうすると宮川一夫もそうだが甲斐荘楠音もいい仕事しているんだなあ、と初めて気が付かされた。 また、その気づきのおかげで、この時代の日本の俳優の所作がものすごく丁寧で美しいことにも気が付かされた。 とはいえ、やはり凡作は凡作としか感じられなかった。 私程度の感性の持ち主は、よほど色々な視点を獲得してからでないと、この映画を評することはできないのだと理解した。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-10-12 20:13:57) |
2. 現金に手を出すな
若い頃のジャンヌ・モロー見たさに観ました.古い映画にしては,なにか艶のようなものを感じましたが,やはり古い映画は古い映画でした. [DVD(字幕)] 6点(2017-03-07 20:19:25) |
3. 鍵(1959)
良い映画だと思いますが、市川-宮川-谷崎の組み合わせに、こう散文的な展開は合わないのではないかと思った。時代の制限なんだろうか。 [レーザーディスク(邦画)] 7点(2016-02-16 13:49:02) |
4. ローマの休日
ローマといえば「ローマの休日」。東京といえば「東京物語」ではないが。 2016.02.11改めてきちんとみたら、最初から最後まで本当に隙のない、そして、俳優がよくきちんと芝居をしている映画だということがよくわかりました。しかし、この映画がなかったら、ローマに観光に来る人、そしてスペイン広場でジェラートを食べる人はもっと少なかっただろうと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-11 14:23:29) |
5. 野獣死すべし(1959)
今となっては使い古された感があるプロットも多いけれど、本当に見ごたえのある映画です。このころの日本のエンタテイメントは本当に力があるのに、今はなんでこんなになったんだろうと疑問に思いました。 [DVD(字幕)] 6点(2016-02-11 14:21:29) |
6. 麗しのサブリナ
浅いんだけど、ちゃんと恋愛にリアリティがある。こういうもんだよね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-13 16:40:29) |
7. 浮草
当時の価値観や身分感がぴんとこないので感情移入困難。この人の映画は、画はきれいなんだが、役者がものすごくへたくそに見えるのが難。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-02 12:27:45) |
8. 島の女
ソフィアローレンじゃなかったら残っていない映画だろう。しかし、ソフィアローレンだから永遠に残る映画になるであろう。 [DVD(字幕)] 5点(2014-03-03 04:54:56) |
9. 二十四の瞳(1954)
何回も見て小さいころはそれなりに感動した覚えがあるが、記憶にちっとも残らない映画。こうしたタイプの貧困がなくなったことは良いことだが、戦争のことを被害者の立場からばかりみるように押し付ける朝日新聞的感じが好きでない。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-04 22:39:58) |
10. 白夜(1957)
《ネタバレ》 マストロヤンニはうまくやってると思うが、どうしても普段の彼の役柄が払しょくできず、作品に入り込めなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-20 17:10:52) |
11. 危険な関係(1959)
人物はよく演じられているし、ストーリーも退屈させないのだが、最後が、ヌーベルバーグの出来損ないみたいで、いただけない。ジェラール・フィリップは嫌いな俳優だが、彼にとっては珍しい役を、無難にこなしている。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-02 22:18:47) |
12. 黄金の龍
17歳のアヌーク・エーメの可憐さをみるための映画。 [DVD(字幕)] 5点(2013-08-01 19:58:05) |
13. トコリの橋
本筋には関係のない小さい事実に入り込む描写が多いが、それが、リアリティを増しているとは思えない。 [DVD(字幕)] 5点(2013-07-21 08:34:14) |
14. 雨に唄えば
ぼおって見ていたのに、引き込まれた。単純さという美徳が信じられていた時代の古い映画。 [DVD(字幕)] 5点(2013-06-23 23:09:36) |
15. 刑事(1959)
クラウディア・カルディナーレが可憐である。 [DVD(字幕)] 6点(2013-06-16 15:12:46) |
16. ブリジット・バルドー/恋するレオタード
ストーリーがごちゃごちゃしているが、人物像にリアリティがあるし、役者さんがみんなうまく演じていると思いました。男も女もやっかいな存在だ。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-25 02:21:49) |
17. アルス
こういう短編映画って、誰でも作れそうで、誰でも作れないのでしょうね。きっと。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-30 13:43:09) |
18. 冷淡な美男子
女が実は地縛霊だったとか、落ちがあるんだろうと思ってみていたが、とうとう落ちがなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-24 14:50:41) |
19. 上流社会
もりあがりのないまま、不自然な展開の中、終わる。グレイース・ケリーも美しくもないし、体も貧弱。これが大ヒットしたというのだから、昔は、よほど娯楽がなかったのだろう。 [DVD(字幕)] 4点(2012-10-20 18:33:23) |
20. 恋ひとすじに
少女時代のロミーシュナイダーが(眉の書き方のせいか)、とてもイマイチ。ストーリーや、「ほかの女のために死んだのね」というセリフや、いきなり「運命」だったりする音楽など、映画の作りが陳腐なのだが、それ以外は、古さを感じさせない。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-06 21:32:14) |