1. チート
《ネタバレ》 およそ100年前の映画だと思うと、実に感慨深い。 保存状態も、この時代のサイレント作品にしては、とても良く、さすが戦勝国アメリカ。 話もよく出来ている。 “刻印”を女性に焼き付けることにより、我が物にしたかと思いきや、その“刻印”が災いして、墓穴を掘ってしまう男。 話として実によく出来ている。 早川雪洲という俳優だが、名前しか知らず、本作で初鑑賞。 ソリッド感があって、実にカッコイイ俳優。 当時、人気があったのも頷ける。 尺もコンパクトにまとまっており、サイレント映画にしては、気軽に観ることのできる作品である。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-30 02:51:37) |
2. 担え銃
戦争という重いテーマを扱いながらも、笑いと平和への願いとを絶妙に配した傑作短篇。 冒頭のガニ股行進の時点で、爆笑。 木の格好をして敵を次々にやっつけるところや、水浸しになったベッドでの寸劇は素晴らしいの一言。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-26 13:01:13) |
3. 一日の行楽
チャップリンのボクシングまたもや炸裂! 手をクルクル回して、相手のパンチをよけまくる! あのパフォーマンスが見られただけでも満足だ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-07 13:11:43) |
4. チャップリンの拳闘
チャップリンの動きで魅せる作品。 パンチを避けまくる避けまくる! そのスピード感。 チャップリン作品ならではの魅力。 [DVD(字幕)] 6点(2020-08-15 19:47:41) |
5. チャップリンの冒険
チャップリン短編喜劇の中では上位にくる面白さ! 特に前半がいい! 脱獄囚に扮したチャップリンが、お誂えむきの「縞々囚人服&帽子」をかぶっている時点で、もう大爆笑! そして、指名手配犯のチラシにのっている写真が、どうにも間抜け面で最高! その脱獄囚チャップリンが、得意のちょこまかとした動きで、とにかく走り回る! これがまた愉快痛快。 チャップリンのストーリーテーラーとしての魅力よりも、原点とも言える動きの面白さを体験できる短編である。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-26 19:40:48) |
6. チャップリンの番頭
でたーーー! チャップリンがボクシングを披露! 私はこれが大好きで、チャップリンが腕をグルグルチャキチャキ動かしてるのを見るだけで愉快になれる。 チャップリンの動きはどれも面白いけど、やっぱりこのボクシングの動きが一番面白い。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-23 23:10:50) |
7. チャップリンの消防夫
チャップリンのビルよじ登りにはど肝を抜かれた。 しかも途中ブランブランとおふざけも見せるし。 キートンのアクションも危険だが、本作のチャップリンのアクションも危険極まりない! スタントマンを使っているそこらの俳優なんかよりよっぽど凄い。 たまに凄いことをやって、ほとんどはスタントマンを使っているくせに、大物面している香港のチェンさんは見習って欲しい。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-23 22:34:42) |
8. チャップリンの勇敢
これはチャップリンの短編作品としては、かなり面白い部類に入るのではないだろうか。 とにかく動きまわる! この動きをただ呆然と観ているだけで楽しめてしまう。 動きだけでこれだけ楽しませるチャップリンは、やはり偉大だ。 でも、チャップリンが最後に選ぶ女性は、いつも気色が悪い女性ばかり。 太めで、白目をむいている。 たまには痩身でナチュラルな目つきの女性を選んでほしいものだ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-15 23:44:36) |
9. 犬の生活
チャップリンと犬って、とっても相性が良いと思う。 犬を枕にしつつも、全体重を犬に乗せていない。 チャップリンが撮影に当たっても、犬を大切にしていたことが伺われる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-06-10 00:17:38) |
10. メーベルの結婚生活
チャップリンの不意打ちラリアットはやっぱり速い! [DVD(字幕)] 6点(2008-04-03 18:27:28) |
11. カビリア
D・W・グリフィスが本作を観て刺激を受け『イントレランス』を作ろうと決心したということもあり、本作は『イントレランス』に匹敵するスケールと面白さであった。 ただ、ストーリーがスピーディすぎるくらいにガンガン進んでいくので、話を追うのにエネルギーを要するのが難点と言えば難点。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-31 23:34:47) |
12. イントレランス
「“映画の父”D・W・グリフィスの代表作という枠にとどまらず、サイレント映画、いや全映画の中でも避けて通るわけにはいかない歴史的傑作。」ということで、鑑賞することに決めた。 180分(実際は160分ちょいだった)ということと、4つの時代が平行して描かれる難解なプロットであることと、古い時代のサイレント映画という点から、かなりの決心が要った。 しかしながら、予想していたよりもすんなり作品に入っていくことができた。 そして何より、普通に楽しめたのが意外だった。 4つの時代が平行して描かれているとのことだったが、そのうち<バビロン篇>と<現代篇>しか、しっかりとは把握することができなかった。 その他の2篇は、最後の最後でやっと話を理解できた感じ。 逆に言えば、それだけ<バビロン篇>と<現代篇>に時間が割かれているわけである。 ちなみに、この作品の最大の見所は<バビロン篇>の“超巨大セットによる空中庭園”である。 正直、この巨大セットを観たくて、この作品を借りたようなもんだ。 映画通の批評を調べてみると、“現代のCGをもってしても、この巨大セットの大迫力に勝るものは創れないであろう”という意見が多かった。 そういうわけでドキドキしながら、観ていたのだが・・・ あまりにも凄すぎた・・・ というのが、率直な感想。 荘厳な音楽(この作品に付けられた音楽は、総じてかっこよかった)と共に、悠然と空中庭園が登場。 “俯瞰ショット”により、遠目から丁寧にその全貌を捉えていく。 わけのわからない、やたらに巨大な“像”が何個も庭園の中に建てられている。 そして、ことわるごとに、“この庭園は1辺が1.6KMある”とかいう、その巨大さを過剰なまでにアピールする字幕が挿入される。 この巨大さをアピールする字幕のしつこさも、なかなか笑えるポイントであり、この作品の肝でもある。 CGと違って、そこに実際あるものを撮っているという事実に基づく迫力は凄いの一言。 まさしく圧巻である。 私の様な好奇心旺盛な人間にとっては、大満足できる作品であった。 このセットを観れるだけでも、この“歴史的大作”を観る価値は十分あると思われる。 好奇心旺盛な方は、是非、ご覧になって下さい。 ただし、90年前の作品ですので、多少は体力を使いますが・・・ [DVD(字幕)] 6点(2007-09-01 21:48:02)(良:1票) |
13. 見えざる敵
《ネタバレ》 リリアン・ギッシュ、こんなにかわいかったけな? もっとムッチリしたおばさんだったイメージが。 勘違いかな。 話としては短いわりによくまとまっている。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-07 20:49:46) |
14. チャップリンの改悟
《ネタバレ》 チャップリン更生の物語。 盗み癖のあるチャップリンが刑務所から出所。 早速、盗みの誘惑に負けそうになるも、最後は正義の心を取り戻す。 内容としては人情劇となっている。 淀川さんもおっしゃっていたけど、牧師が盗人だったなんて恐ろしい。 なんという着眼点だ。 怖い怖い。 [DVD(字幕)] 5点(2020-08-15 19:52:56) |
15. チャップリンの失恋
《ネタバレ》 女性に恋をし、脈ありと思いきや、その女性には男がいた・・・ まるで寅さんを思わせるオチ。 チャップリンは失恋モノでも先駆者だった。 これは凄い。 ありとあらゆる映画の原型を作ったチャップリンは偉大です。 [DVD(字幕)] 5点(2020-08-15 19:49:47) |
16. 散り行く花
《ネタバレ》 父子家庭に育った少女は、ボクサーである父親からDVを受けている。 DVに耐えかねた少女は、ふらふらと家出をするが、ある店の前で気を失い倒れてしまう。 その店の店主は、オタクで内気な青年で、かねてからこの少女をかわいいと思っていた。 そこでのこの状況! 青年は、迷わず気を失った少女を、自室のベッドへと寝かせ、軟禁に成功する。 看病をしながらも、少女の手をさすったりなでたり、と青年は自らの欲望を果たす幸せな毎晩を送る。 青年は、あこがれの少女を前に、ロリコン魂が燃え盛り、さぞかし夢見心地な毎夜だったに違いない。 でもそれは長くは続かなかった。 父親に少女を軟禁していることがばれ、父親が青年の家を訪れる。 そして、父親は娘を自宅へ連れ戻す。 淫らな行為をされたと思った父親は怒りが爆発。 その怒りの矛先は、少女への暴力につながった。 父親の暴力により、少女は死に至る。 そこへ現れたオタクの青年。 父親を銃で撃ち殺してしまう。 衝動的な殺し方。 そして、その直後に、オタクの青年は自殺をしてしまう。 まあ、実際はもっと真面目な話なのだが、どうにも真面目すぎるし、テンポが遅く少々退屈してしまった。 もっとスピード感が欲しいところ。 ただし、青年の少女に対する純粋無垢な愛情は、この上なく美しく、サイレントながら輝きを放っていた。 D・W・グリフィス作品というとスケールの大きい大作をイメージするだけに、本作はどうも物足りなく感じてしまった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-05-04 00:48:30) |
17. 忠臣蔵(1910-1912)[活弁トーキー版]
まともな形で残っている日本映画としては、最古の作品らしい。 フィルム・センターにて鑑賞。 忠臣蔵のストーリーは知っているから、何とか理解はできたものの、それでもセリフの半分は判然としない。 映像は思ったより綺麗で、普通に観られるし、活弁トーキー版だったので、サイレントを観ている時のような集中力も要しない。 何より、今から100年前の日本映画を観ているということだけで、感動もんである。 [映画館(邦画)] 5点(2010-08-04 23:50:10) |
18. チャップリンの移民
チャップリン後年のドラマ性が垣間見られる作品。 ドタバタ喜劇というより人情劇という内容である。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-26 13:21:19) |
19. チャップリンの霊泉
チャップリンの短編喜劇の中では標準の出来具合。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-26 08:54:00) |
20. デブの自動車屋
キートンは脇役だし、キートンらしさが出ているとは言いがたいが、内容自体は普通に楽しめた。 [DVD(字幕)] 5点(2010-05-15 22:10:21) |