Menu
 > レビュワー
 > ぐるぐる さんの口コミ一覧。10ページ目
ぐるぐるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1305
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20066/
ホームページ http://w.livedoor.jp/mushokamondai/
年齢 51歳
メールアドレス gurugurian@hotmail.com
自己紹介 ♪わたしの小さい時 ママにききました

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ

 さきのことなど わからない


 大人になってから あの人にききました

 毎日が幸福に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるさ
 
 さきのことなど わからない


 子供が出来たら そのベビーがききます

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ
 
 さきのことなど わからない ケ・セラ・セラ~


(2010.4.16記)


現在、ダイエットちう。腹筋、割れてるでー。




力を入れると。

(2011.8.28記)


↑ホームページのリンクを「朝鮮学校無償化問題FAQ」に張り替えました。特に「パッチギ!」ファンは、見てね。




これからもよろすく。





表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
>> カレンダー表示
>> 通常表示
181.  前世紀探険
「トンネルを抜けると、そこは前世紀だった」・・・という、何とも豪快(?)なほのぼのSFファンタジー。ただ、僕はカレル・ゼマンの描く世界はとても好きなのだけれど、この作品はちょっと単調(仲間の一人がはぐれる→何かを見つける、もしくはトラブルに巻き込まれる→次の時代に進む、の繰り返し)に思えて、疲れてしまった(というより疲れている時に観たからそう感じたのかもしんないです)。SF映画というより「教育科学映画」みたいなようにも思えた(つまり「大人の目線」で子供を啓蒙するような感じ)。ただ、過去へ行くのにゴチャゴチャと言い訳をせずスルッと行っちゃったのは潔いし、深読みすればコレ、少年たちの“ごっこ遊び”の空想をそのまま映画にしちゃった、という風にも見えて、ちょっと興味深いです。
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-19 19:45:20)
182.  ドノバン珊瑚礁
んむっ。今まで「ジョン・フォードにハズレなし」と思っていたけれど、これはチト微妙。話の流れがチグハグしてて、観ながら何度も「?」が頭をよぎってしまった(映画において「物語の整合性」が絶対不可欠だとは思わないのだけれど)。特に、あのフランス領事館の人は何がしたかったのか、よく分からん。最初に出て来た時「赴任先を変えてくれ」という手紙を本国に出してたけど、それにしちゃ島の暮らしに別段不満があるようにも思えなかったし。それに中国人や日本人の描き方にも、ちょっと差別的なものを感じてしまった(でもまあ、手塚治虫だってステレオタイプな黒人を描いてたりしてたんだから、時代柄しょうがないという面もあるのかな)。ただこの作品、大勢の人々がわらわら画面に登場する所が、妙におかしい。島民が、わらわら、兵隊さんも、わらわら。その「わらわら」な感じが、何だか気持ち良くて「うむ、これが“映画的快感”というものなのかもしれない」とか思ったりも、しました。
[DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 19:26:58)
183.  大統領の理髪師
むむー、ちょっと観る前の期待値が高過ぎたかも。もちょっとメリハリをつけて、笑わせる所は笑わせる、泣かせる所は大いに泣かせるって感じにして欲しかったなー。でも、こういう歴史の描き方ってとっても意欲的だと思うし、それを新人監督に任せてしまう韓国の映画会社の度量も凄い。別に韓国映画を全部手放しで褒めるつもりはないけど、その映画作りに対する姿勢とか心意気は、学ぶ所が一杯あると思う。日本の映画会社も、ブームの上っ面だけを真似るんじゃなくて、そういう所をお手本にしないとさ、ホンットに、滅ぶぞ。
[DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 19:13:50)
184.  チャーリー
有名人の伝記映画って大変だよなーと思う。大体人の生涯を二時間にまとめるというのが無茶だし、ましてやそれがチャップリンみたいな、多くの人からそれぞれの深い思い入れを持たれている人であれば、結果的に多くの批判が生じるのも仕方ない。僕自身もこの作品を観て、後半の部分がチャップリンを「悲劇のヒーロー」のように描いているせいで、重くなり過ぎてるように思えた。やっぱチャップリンは人を笑わせるのが大好きな喜劇人だったんだから、もっと人々の笑顔を出して欲しかった。ただ、これは例によって深読みだけど、これはチャップリンに対する“潔い敗北宣言”で、そうすることでチャップリンの偉大さを讃えているのではないか、と思えなくもない。だって、確か台詞の中でも「私(=チャップリン)の事が知りたければ私の映画を観ろ」みたいな台詞があったけど、これってこの作品の存在意義を否定しかねないでしょ。最後に本物のチャップリン作品を流したのだって「私たち、一生懸命貴方を描こうとしましたが、やっぱり貴方には勝てません、素晴らしい!」って言ってるようにも思えるし。ま、何だかんだ言ってワタクシの場合、冒頭で幼少時のチャップリンが観客から罵声を浴びる母のためにステージに立つって所でもうウルウルしてしまったんだけど(笑)。うん、前半は良かったと思うよ、この映画。それに他の方々もおっしゃられているけれど、これ観たらチャップリンの作品、観たくなるしね。その一点だけでも意義のある作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 19:02:17)
185.  ブレイブ
カンヌにおける不評(実際にはそれ程でもなかったらしいが)、アメリカ本国での劇場未公開、更には大スター初監督作品(コケるのが期待される)、とどうにも分が悪いこの作品。でも僕は、自分がジョニー・デップ兄貴の大ファンであることを差っ引いてもこれ、傑作だと思う。これは、シビアな現実を背景にしているけれど、というより、そういったどうしようもない現実を背景にしていればこそ説得力を持つ「寓話」なのだ。ジョニー・デップ兄貴演じるラファエルは、つまりは愛する事にも生きる事にも不器用なダメ男(ダメ親父)の象徴。彼の行動が適切であるかどうか問われれば、答えは否だ。しかし、彼の不器用な愛情表現(手作り遊園地や、スーパーでの子供じみた買い物の仕方)は、それが不器用であるからこそ、痛々しく、切ない。それに、例えば夕日をバックにラファエルが妻と愛を交わすシーンの、幻想的な影絵のような美しさといったらどうだろう。ストーリー云々よりまず、この映画は「美しい」のだ(それにはジョニー兄貴の盟友イギー・ポップの音楽の力も大きいが)。これからこの作品に接する方、或いは改めて観直そうと思っている方は、どうか現実的な倫理観はひとまず脇に置いて観て頂きたい。改めて言うけれどこれは(たとえばフェリーニの「道」と同じ様な)「不器用な愛の寓話」なのだから。こんな事を言うと笑われるかもしれないけれど、監督としてのクリント・イーストウッドの後継者を一人選ぶとすれば、それはジョニー・デップ兄貴を置いて他にないだろう、と断言する。しちゃうんだから。
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-17 18:09:41)
186.  弥太郎笠(1960)
僕はマキノ雅弘って明朗快活で爽やかな活劇が得意な、ある種職人的な監督さんだと思っていたのだけれど、やっぱそれだけの人じゃなかったんだ、とこの作品を観ながら思った。上手く説明できないけれど、どこか過激で異様な(勿論良い意味で)要素が時々見え隠れして、それがとてもスリリングなのだ。これはもう、「映画的魔法」としか言えなくて「そうか、マキノの“マ”はマジシャンの“マ”だったんだな」とか思いながら酔いしれるしかないやね。とにかく中村錦之助演じる弥太郎と丘さとみのヒロインの美しさ(お祭りで二人が踊るシーンの美しさはある意味ミュージカルですわ)やら、何やら暗示的な「ひょっとこ」と「おかめ」のお面の異様さやら、何だか分からないけれど盛り上がってしまう、この説明不能な魅力。参りました。あ、そうそう、この映画「お米を研ぐ錦ちゃん」が見られるよ。だからどうしたと言われても困るけど。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-16 15:57:12)(良:2票)
187.  空の大怪獣ラドン
これを含めて、この頃の日本の怪獣映画が、妙な生々しさを漂わせているのは、恐らく「戦争」の記憶が生々しく残っていたからなんじゃないかな。きっと当時この作品を観た人の多くは、ラドン来襲を「空襲」のメタファーとして感じ取ったのだろう・・・てな事を、ボーっとした頭で考えながら観ました。あと、欧米の多くの怪獣・モンスターものと違って、ラドンが単純な「悪者」みたく描かれていない(ラストはちょっと泣けた)のにも好感が持てました。んー、「ゴジラ」一作目が「横綱」だとすると、この作品は「名大関」って感じですね。
[DVD(字幕)] 8点(2005-11-14 14:29:07)(良:1票)
188.  瞼の母
「泣ける映画」が過剰に持ち上げられる昨今、心ある映画ファンの方々がそういった風潮に反発するのは分かる。んでも、この映画では素直に泣いたって良いじゃん、おっ母さんに逢えたんだもの。「マザーコンプレックス」なんて西洋人の考えた概念なんて、関係ないねっ。長谷川伸は、誇るべき日本のシェイクスピアだよ(風邪気味にて、乱文暴論ご容赦)。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-12 17:09:15)(良:3票)
189.  シンバッド七回目の航海
ハリーハウゼン作品初体験でごんす。今まで彼の特撮のハイライトシーンはテレビで見た事があったものの、「いくら映画史上偉大とか、後のクリエイター達に影響を与えたとかゆわれても、やっぱ今観たらショボく見えるのはしょうがないよなー」と思っていたのだけど、実際観てみたらこれがビックリするほど面白~い!何というか、童心に返った気持ちで普通にドキドキワクワクしながら観ちゃいました。思うにこの作品の魅力って特撮云々よりも、その見世物的ウサン臭さや妖しさにあるんじゃないかなー。あの、侍女が蛇女に変えられてしまう所とか、その他大勢的な乗組員がバシバシ怪物に殺されちゃう所とか、良い意味で乱暴な感じ。あ、それに時には敵、時には味方の魔術師とか、その彼にちっちゃくされちゃったにもかかわらずそれを大して気にしてないような(笑)お姫様とかも魅力的で、オチも可愛くて良いよね。ところで知り合いの中学生からちょっと面白い話を聞いたのだけど、最近彼の周囲では「スーパーファミコン」の中古ゲームが流行っているのだとか。そう、もう十年以上前のゲーム機で、ヒロシが「最近スーパーファミコンを買いました。スーパーというだけあって、映像がとてもキレイです」と自虐ネタにも取り入れていたアレ。彼曰く「最近のゲームって、確かに映像は綺麗なんだけど、肝心の内容が面白くないんだよね。技術と面白さって比例しないんだよねえ」。そう言われてみると、映画もそうだよね。最近のCGバリバリ、内容ショボーンの作品に食傷気味の方、試しにこの作品なんか、いかがですか?少なくとも僕はハマりました。
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-12 16:37:20)(良:1票)
190.  オーライ
僕の行きつけのビデオ屋さんの一軒に、書店と一緒になってて比較小さいのだけどたま~に他のお店に置いてない作品を置いているお店があって、これはそこで見つけた作品。監督の方は関西の自主制作映画界で活躍している人だそうな。で、冒頭アマチュア芸術家(?)が自分の作品を前にインタビューに答えているシーンから始まるこの作品、「お?」と思わせてくれて、しかも途中からサスペンス風味も加わってくるのだけれど・・・うーん、ちょっと自分には合わなかったです。凄く乱暴でいやらしい言い方をすると、「最近流行りの“トラウマからの解放と癒し”」がテーマみたいな感じだったのだけれど、何かその話の持っていき方が安易なんでないかい?と思えてしまった。それに木製の玩具を「温もりがある」と主人公に言わせてるのも、何だかありきたり(いや実に個人的な事で申し訳ないのだけれど、昔知り合いの女性に「アコースティック・ギターの音って温かくて良いよね」とか言われて内心「アコギの音が温かいだとぉ!?だったらブランキー・ジェット・シティの“ディズニーランドへ”の、あのゾッとするようなアコギのイントロを聞いてみろぉ!」と思ったことがあったもので。別にここで言う事じゃないけど、エレキギターや電子楽器でも「温かい音」は出せるし、アコギでも木製のものでも「冷たい感じ」は出せると思う。長くなってゴメンナサイ)。でも、主要キャストの役者、特に芸術家役の女優さんは良かったと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-08 18:22:03)
191.  関東無宿
今まで何本か清順作品は観ていたのだけれど、初めて面白いと思えた、というか面白く観られた作品。何かね、「ピストルオペラ」とか「オペレッタ狸御殿」とかって、なんかもう、ぶっ飛び過ぎてて「ちょっとワタクシついていけましぇーん」ってなっちゃったんだけど、これって原作のある作品じゃないですか。だから一応ちゃんとした「任侠モノ」としての骨組みはあるけれど、微妙にヘンテコな構図とか、唐突な照明とか、不自然な演出とか、そういう「正統派任侠モノ」からズレてる所とか逸脱してる所とかぶっ壊れてる所とかが、途中から面白くなってしまって(あの小林旭の太眉も、まるで往年の「ダウンタウンのごっつええ感じ」でやってたシュールなコントみたいに思えてきた)、もう途中からストーリーはどーでもいいや、てかそのストーリーのうっちゃり具合までが面白く思えて、つまりは「ツボにはまった」という事なのですが、でも映画なんてそれで良いんじゃん、面白がって楽しんだモン勝ちよね、と改めて思いましたです。あ、そうそう、男に騙されて売られてしまったのにアッケラカンとしていた中原早苗が何だか凄く魅力的でした。清順監督の、女性を前面に出した作品も観てみたいな。
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-08 17:33:30)
192.  月のひつじ
「テレビ放映で偶然見」ました(笑)。音楽も映像も、あったかくて、心地好~い二時間弱。一大イベントを迎える小さな街を舞台に、そこで起こる人々のドラマを細やかに描いている、という所が井筒監督の「のど自慢」みたいだなーって思いました(結構「間」とかギャグの入れ方とかが近い気がするんだけど)。この作品は、かつて世界の、全員ではないかもしれないけれど少なくない人々が「人類としての一体感」を感じることが出来た(それは結局、幻想だったのかもしれないけれど…)幸福な時代に対するオマージュでもあるんでしょうね。個人的に、警備のお兄ちゃんが良い味出してて好きです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-07 15:49:45)
193.  ガントレット 《ネタバレ》 
僕もBSで観ました。観終わって「いやー、さすがイーストウッド。面白かったあ!」と思ってここを覗いたら・・・あり?うーん、確かにあの銃撃は凄いトゥーマッチで、ある意味バカバカしいし、最初はサスペンスタッチで始まるものの、オチは結局「要はこれ、汚職エロ長官が自分とマフィアの癒着の事実をもみ消すためにムチャしてただけじゃん」という事なんだけど・・・。きっとイーストウッドは、シンプルで力強いものが作りたかったんじゃないかなあ、分かんないけど。実はこれ、銃撃のところを除けば凄くオーソドックスなつくりですよね。パトカーが爆破される所とか、多分多くの観客が予想出来たと思うし、大体イーストウッドとソンドラ・ロックが出てきた時点で「どーせ最初は反発しつつも最後はくっつくんだろ?」とか思ってたらその通りになるし。でも、何と言うか、そういうオーソドックスな事もトゥーマッチな事も、衒いもなくやっちゃうのが、イーストウッドの凄い所でもあるんじゃないか・・・とか、思うんですけど(今思い出したけど、バスの運転席を鉄板で固めるというアイデアは、出世作「荒野の用心棒」を意識しているのかもしれないですね)・・・うーんどう言葉にしたら良いのか分からん。「単純に面白かった。また観たいです」でも良いんだけどね。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-05 20:07:28)
194.  喜劇 女は度胸
さあ困ったぞ。登録した以上はレビューを書かなきゃいかんが、サテどう語れば良いものか・・・「その作品が作風から『怒劇』とも評される森崎東の監督デビュー作」とか、別に僕がゆわなくたって良い事だしねえ。いわゆる、下町を舞台にした、一見いかにも一昔前の松竹っぽい人情喜劇といえばそれまでなのだけれど、クライマックスの口論のシーンが凄い。主人公の誤解から始まったトラブル。主人公一家と息子たちのそれぞれの恋人(倍賞美津子・沖山秀子)が一同に介し、それぞれの胸の思いをぶちまけ合う。その怒号を通して見えてくる、人生の哀しさや不条理。そしてすっかり人生を達観(諦観)しているように見えた母親(清川虹子の、人生を滲ませた演技が良い)が、ダメ親父に淡々と真情を吐露する姿は、何かグッと来る。「こんな家、何度も飛び出してやろうと思った」と言う彼女が、それでも夫に見せる、ささやかな愛情。夫のかつての姿に思いを馳せる様子が、ほんの数秒のシーンで表現(どんな風に表現されてるかは、ナイショ)されてて、凄い。洗濯物のパンツの後ろを飛行機が斜めに飛んでいくラストシーンが、とっても印象的でした。
[DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 18:23:42)(良:1票)
195.  関の彌太ッぺ(1963) 《ネタバレ》 
なんか、映画というより大衆演劇(TVドラマの劇中劇みたいなのしか観たことはないのですが)の雰囲気ですね。失われつつある日本の匂い、というか・・・。僕としては台詞が説明的過ぎるのと音楽があまりにベタベタだったのがチトマイナス要因でした。でも、あのラストシーンはカッコいいなあ。(5点)<2005.10.28追記>…←コレ書いた頃って、多分古い邦画(特に人情ものとか時代劇)をちょっと下に見てたんだよなあ…ああ恥ずかしい。若い頃の「若気の至り」は良いけど30過ぎじゃ「若気」とは言えないもんなあ…と、反省モードはここまで。先日BSで放映されたのを観直したのですが、良い映画でした。錦之助演じる弥太っぺのストイックなヒロイズム、ヒロインお小夜が口ずさむ、哀愁を帯びたメロディ、どれも味がある。そして木村功演じる箱田の森介も、悪役というよりは「人間の弱さ」を具現化したキャラという感じ。んで、やっぱあのラスト。ゴーン、ゴ-ン、と鐘が鳴り響く中、静かに歩んでいく弥太っぱが笠をサッと脱ぎ捨てる・・・かっちょ良過ぎ。
[映画館(字幕)] 8点(2005-10-28 21:33:47)
196.  凸凹太閤記
秀吉の「太閤記」にシラノ・ド・ベルジュラックの要素(文才はあるけどモテない男が恋文の代筆をして・・・という奴)を取り入れたこの作品。うーん、題名から楽しげなドタバタ喜劇を想像してたのだけれど、ちょっと期待外れでした。出世のためにあれやこれやと知恵を絞る秀吉の姿が、当時景気が上がりかけだった(朝鮮戦争の特需景気)日本のサラリーマンには共感できたのかなあ。あ、でもヒロインの伏見和子が可憐で良かったし、最初と最後に遠眼鏡で彼女を捉えるシーンを入れてたのは結構良かったかも。なんだかんだ言って、最初と最後が良ければそれなりに満足してしまうんだよな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-26 20:01:00)
197.  女の中にいる他人
黒猫おねい様、ごごごごめんなざい~。もし人殺ししても頑張ってお腹の中に収めますから、許して下さいませ~・・・って、←違うだろ。・・・それはそうと、この作品の光と影を強調した照明、ホント怖い。まるで梅図かずおのホラー漫画みたいなんだもん(笑)。それにしても、あの間違って殺されちゃった浮気相手、えれーエロかった。こういうのは成瀬作品にしては露骨なような気もするけれど、映画が斜陽の時代に入りかけのこの頃、ひょっとして成瀬も「ちょっと作風を変えてみよう」とか、思ったのかな。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-26 19:54:35)
198.  ミスタア・ロバーツ 《ネタバレ》 
ジョン・フォードという監督さんは、どぉーしてこうも粋で爽やかな映画を撮るかなあ(いや、嬉しいけど)。主人公が戦場行きを志願して最終的には沖縄戦へ向かう所とか、米兵が寄港地でさんざん「おいた」をするのを黙認してたりするのは日本人としてちょっと引っかかるけれど、そこを差っ引いてもやっぱ良い作品。ミスタア・ロバーツは中間管理職の鑑ですな。全ての会社の社員研修で見せるべき…あ、でも部下のために上司に楯突くってのは会社としてはバツなのか。んじゃ労働組合でも良いや(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-26 19:47:03)
199.  忍 SHINOBI
そうそう、我らがエリカ姫、ドラマの主役も張っちゃってるし、全国規模の人気者になっちゃうのかな~、嬉しい様な、ちょっぴし寂しいような…っていきなり論点がずれてる(笑)。えーとそんな訳で僕がこれを観たのはひとえに「パッチギ!」に出演してる役者さんが沢山出てるから、という理由だったのですが、意外に悪くなかったですよ。嫌味な言い方だけど、この手の邦画(つまりテレビ局が関わっていて製作にも広告にもバンバンお金がかかっていそうな映画)にしては頑張っていたと思います。かなりトンデモな忍者モノだけど、そんなに子供だましっぽくなかったし。そうそう、あの忍者の隠れ里が結構リアルというか、生活感を漂わせていたじゃないですか。あそこが後半で徳川の軍勢に砲撃される所は、ちょっとアメリカによるアフガニスタンやイラクへの侵攻をダブらせているのかなー、と思ったです。他の方が指摘されてるように、たぶん海外で配給する事も視野に入れて作られた作品なんだろうけど(“忍”を“heart under brade”というのはちょっと面白かった)、それって良い面も悪い面も両方あるんだろうなー。僕としてはこれを観てエリカ姫に惚れ込んだ外国人に是非“pacchigi!”も手に取って欲しいなあ、と思います。
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-26 19:01:31)
200.  旗本退屈男 謎の幽霊船 《ネタバレ》 
はひゃひゃ、僕はこれが初「退屈男」体験だったのですが、【バカ王子】さんと同じこと考えちゃいました、「よっぽど退屈なのかよ!」って(笑)。正直そんなに面白いとは思えなかったのだけれど、江戸時代、薩摩藩に従属してた琉球での「某国(てか中国、当時は清か)の陰謀も絡んだお家騒動、というストーリーは、これが沖縄返還前・中国との国交回復前に作られた作品ということを考えると、ちょっと興味深い面がありますね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-25 18:44:03)
000.00%
150.38%
2100.77%
3221.69%
4392.99%
5967.36%
624618.85%
741832.03%
831624.21%
91108.43%
10433.30%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS