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キムリンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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181.  ゴーストシップ 《ネタバレ》 
いやあ、面白いじゃないですか。ここのでの批評がボロクソなんで全く期待しなかったせいもあるかもしれませんけど、十分楽しめる娯楽作品だと思います。確かに、全てがサタンの陰謀、というのは芸がないのですが、その割にはプロットに無理がないし、サタンの手先のお兄さんも意外性があったし、それなりにサスペンスを感じられる考えられた筋書きだと思います。サダコのような個人的な恨みではなく、サタン様の意思ならば逆らえませんからね。そもそも、昨今の人類は、命は地球よりも重いとかおかしなことを言って(そうなら地球はとっくに人類の重さでブラックホール化している)、生きる権利ばかりを主張して、死ぬ義務を果たさなくなってしまいました。アフリカの飢えた子どもを救うのも大事でしょうけど、かつての発展途上国のいくつかが工業化しただけで、石油や穀物の高騰を引き起こしたのですから、世界各国が等しく発展して全人類の平均寿命が80歳以上になってしまったら、この地球はどうなるかは明らかなのです。そういう意味でサタン様の人間狩りは必要悪なのです、などと書いてしまいましたが、これはもしかして私もサタンの手先になってしまったのでしょうか。
[地上波(吹替)] 6点(2008-12-08 21:32:40)
182.  ユナイテッド93 《ネタバレ》 
公開された当時は、もっと国粋的な宣伝映画色(先の戦時中に作成さてたような)が強いのではないかと思って敬遠したのですが、今回地上波で放映されて見た印象は大分違っていました。生存者がいないのでボイスレコーダーや地上との電話などに残った肉声によるあくまでも想像上のストーリーではあるものの、忠実に事実だけを伝えようとする姿勢はひしひしと伝わってきました。実際の時間経過とほぼ同じ流れで再現された内容は、不必要な過剰演出などを全てそぎ落として、息つく暇も与えない迫力ある内容に出来あがっており、好感が持てました。 尚、9.11のテロについては米国側の陰謀説も噂され、この映画に出てくるシーンなどでも当時そんなに簡単に空中で携帯が通じたのか、墜落した現場の状況から単純な墜落ではなかったのではないのかなど、今でも疑問は残っていますが、逆に考えると、当時この映画の通りのことが起こったのだとしたら、米国の防空能力、危機対処能力などに大いに問題があったということになります。米国が軍事大国だというのは大いなる幻想なのかもしれません。
[地上波(字幕)] 7点(2008-11-23 19:06:08)
183.  幸福な食卓 《ネタバレ》 
ここでの評価が高かったので見てみましたが、ほのぼのとしてすごく癒されました。若い頃の純な恋愛っていいですね。確かに、家族の絆を描いたにしろ、高校生の恋愛を描いたにしろどちらも中途半端で、家族の崩壊と再生がテーマであるならある意味では失敗作であるかもしれません。中原家もそんなに壊れているように見えないし。でもまあこれはこれでいいんじゃないんでしょうか。いい人ばかりの登場人物の中で、さくらは異質な存在でしたが、重要な役割を演じていましたね。彼女はこの頃からそれまでの可愛こちゃんキャラから転換していったのでしょうか。ちょっと不謹慎ではありますけど、ここの評の中で誰かが大浦君が早いタイミングで突然死んでしまうとか書かれていたので、いつ死ぬのか、いつ死ぬのか、ドキドキしながら見てしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-10-11 21:14:27)(良:1票)
184.  キサラギ
面白かったです。公開当時に新聞の映画欄の評価が高かったのもうなずけます。いずれ舞台とかアメリカでリメイクされることになるのでは。お金をかけなくても、プロットと脚本次第ですばらしい映画が出来るのです。難を言うと、やはり皆さんが書いているように、最後の落ちですね。真相が分ってあのままやれやれで解散してしまうと、まさに「12人の怒れる男」になってしまうので、なんとかオリジナル性を出そうと色々と考えたのでしょうけど、もっと別の落ちが考えつかなかったのでしょうか。まさか続編を作ろうなんて考えてはいないのでしょうね。あと配役ですけど、みな好演ですけどテレビなど良く知ってる顔なので、盛り上がった場面でもいま一つ感情移入が難しかったです(塚地君はドランクのコントとかぶってしまったし)。小出恵介君はどことなくキムタクの若い頃に似ていました。
[地上波(邦画)] 7点(2008-08-16 17:04:44)
185.  地下鉄(メトロ)に乗って 《ネタバレ》 
追記 2022/10/11 最初観たのが民放でかなりカットされていたのですが、今回NHKBSでフルバージョンで観て 全体の流れがようやく分かって少しはこの映画の捉え方が変わりました。 この作品をSFやタイムスリップ物として期待するとはちゃめちゃな作りで批判的になるのは しょうがないところですね。 ある人物の過去の人生を語る場合には、主人公が知人を訪ね歩いて話を聞く、本人の残した 日記を読む、などが現実的ではありますが、もっと安易な方法として主人公が過去にタイム スリップしてしまうという方法があると思います。 この物語ではタイムスリップは、登場人物たちの過去の人生や関わりを説明する為の道具に すぎないということで(かなり乱暴でご都合主義的)、そこに突っ込みをいれてしまうとも うこの映画を楽しめなくなってしまうのではないでしょうか。 この映画はあくまでも父と息子の和解と再生を主体とした物語として捉えるべきなのでしょう。  ただそれにしても、みち子さんの自分殺しは必要だったのだろうか?真次と佐吉の話だけでは月 並みで花がないと思ってみち子の物語も付け加えたのでしょうか。父と息子の物語に社内不倫や 近親相姦はそぐわなかったのではないでしょうか。 野平先生は満州の戦闘シーンで登場した民間人と同じ人のようなのですが、彼はどのような役 割を果たしていたのでしょうか?昭一の実の父という話もあるようですが、よく見ると違うよ うです(もしそれなら昭一が死んだ時に野平先生と民江の間のやり取りがもっと描かれるべき でしょう)。民江がお焼香をあげる戦死した遺影の人物(東京帝大生?)が実の父親のようです。 などなど、物語自体にも不明な点は多くて、これらについては未だに理解不能です。 ただ不可解なものがあるゆえに奥深い(そう見える)作品になっているとも言えるでしょうが。  ちなみに自分は一時期新中野の近くに住んでいたことがあり、みち子さんのアパートから見える 丸の内線の車両基地が中野富士見町のものだと思って、あちこち探し回ったけど見つからなかった のですが、今回調べたらあれは茗荷谷の基地だったようですね。   (以下は初見の際のオリジナルコメント) ここでの批評がかなり厳しかったので、期待せずに見ましたが、まあ合格点はつけられると思いました。厳しい批評の方たちは、この作品をSFタイムスリップ物として期待したのかもしれませんが、実際にはノスタルジックなメルヘン物語ではないかと思います。ですから、あっちこっちに勝手にタイムスリップするのも、過去から現代に電話してしまうのも、目をつぶってあげましょう。親が若かった頃に戻って、人生を精一杯生きている姿を見てみたいというのは、多くの人が抱く心情ではないでしょうか。特に現在の親が風采があがらなかったり、不仲だったりすればなおさらのこと。ここの批評を読んで初めて、あの老先生が長男の実の父だったことが分りました(あの映画の中でどうすればそれを読み取れるのだろうか)。意外と筋書きは凝っているのですね。登場人物の年齢がおかしいという批判がありますが、43歳の主人公が30年前の東京オリンピックの年(64年)に最初にタイムスリップした、ということは、現代の設定が1994年ということになり(田園都市線が新玉川線と呼ばれていたのは1990年代)、みち子さんも65年に生まれたとして現在29歳でぎりぎりセーフではないかと思います。お時さんはちょっと若すぎるかもしれませんけど(あの時代では超高齢出産になります)。舞台となった丸ノ内線や新中野が結構現在の自分に関係のあるものばかりだったので、いつか自分も地下鉄で同じような経験をするのではないか、などとなんか人ごととは思えませんでした。
[地上波(邦画)] 6点(2008-06-10 22:16:54)
186.  鉄人28号―白昼の残月 《ネタバレ》 
鉄人28号の劇場版アニメだということで、どうせ蓄膿症の怪少年・正太郎が鉄人をこき使って、敵ロボットをぶち壊す、荒唐無稽なお話なんだろうな、と思いながらなんとなく見始めたのですけど、全く様子が違いました。子供の頃テレビで見た時は全く意識していませんでしたが、鉄人て旧日本軍の秘密兵器だったのですね。戦争の傷を引きづった人たちや再生されてゆく東京の街など(出来かけの東京タワーが印象的)、なんかノスタルジックで切なかったです。昭和に対する郷愁をテーマにした映画が最近いろいろ作られていますが、なんかこの映画が一番印象に残りました。映画興行の方は不振だったようですが(この内容では子どもたちは何がなにやら分らないでしょうし、私を含めて大人は「鉄人28号」の先入観から、劇場まで見にゆくことはないでしょうから予測はできたのではないかと思いますが)、監督がなぜこのような映画を今作ったのか、興味が湧きます。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2008-06-08 17:59:54)
187.  ハンテッド(2003) 《ネタバレ》 
戦争で心を病んだ犯人、師弟対決、追跡劇、と前にどこかで見たようなプロットや場面ばかりという感じで新規な要素は少ない内容でしたが、その割には飽きることもなく、一気に見ることができました。二人の演技力もさることながら、プロットに新鮮味がなくても作り方次第では、このぐらいの映画は作れるということなのでしょう。最近は期待させておいて、監督の思い込みばかりが空回りしていて、表紙倒れなものが多いですから。
[地上波(吹替)] 6点(2008-06-08 17:34:25)
188.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
思っていた以上に楽しめました。確かに、この作品は2度楽しめますね。文明を離れて暮らす人々の人間模様とホラーサスペンスとしての最後のオチまでの流れ。オチについてはなるほど、そう来ましたか、という感じで、いきなり現実に引き戻されはしましたが、悪い印象はなかったです。ところで、こういう「村」については、ノアの方舟や欧米のGated communityなどから発想を得て、ずいぶん前から私自身が現実問題として思い描いていたものであり、又、実際には実現は不可能でしょうから、せめて小説として世に出してみたいと思っていたものです。今から書いても、この作品のパクリになってしまうでしょうから、ある意味先を越された感じで残念ではあります。情報化革命などにより、文明が急速にかつ複雑に進歩する中で、人々の価値感の多様化、思ってもいないような恐ろしい犯罪やテロの多発、為政者による政策の不毛などによる世の中の不満の高まりなどにより、一部の心ある人たちの「囲い込み」行動というものはこれから必然的な流れとなって行くように思います。
[地上波(吹替)] 7点(2008-06-01 11:25:21)
189.  ペイチェック 消された記憶 《ネタバレ》 
あまり期待しなかったからなのか、意外と面白かったです。娯楽作品としては合格点だと思います。「未来の悪いことが予言できたら、人間は必ずそれを阻止しようとするから、結果的に未来はどんどんと変わってしまう」という矛盾は、言われてみると当然のことだけども、なぜ今まで取り上げられなかったのか不思議な気がします。ただし、2時間という限られた時間枠にあまりにも多くの要素をつめこみ過ぎたので、全てが中途半端になってしまった感は否めません。24時間のようなシリーズ物にして、20個アイテムを一つにつき1話ぐらいで作ったら良かったのかもしれません。
[地上波(吹替)] 6点(2008-03-20 22:27:11)
190.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 
前編最後で、いかれたお嬢ちゃんが出てくるは、死神がもう一匹現れるはで、こりゃあ後編はさぞはちゃめちゃなことになるのではないか、と危惧してましたけど、みごとにひっくり返されました。何人かの人が書いているように、続編が盛りあがった数少ない映画でした。ハリウッドあたりで作られていたら、ハリポタ級のヒット作品になっていたかもしれません。何となく現実味に乏しくゲームを見るような雰囲気の所も、人が次々と死ぬ割にはどぎつさが押さえられていて不快感を感じさせない効果があったように思います。ラストの1年後のシーンはもう少し工夫してほしかった。海砂は2度死神の目を得たことによって寿命が1/4になってしまったのだから80才=>40才=>20才ということで、月を思いながら安らかに死を向かえた、とかなんとか(不謹慎ではありますけど)。それにしても、前編の時にも感じたのですけど、Lはやっぱり物足りませんね。あの程度にしておかないと一般に受入れてもらえないという配慮なのかもしれませんけど、近所の変わり者のお兄ちゃん、ていう感じでした(Lのファンの人ごめんなんさい)。
[地上波(邦画)] 6点(2008-02-11 19:16:50)
191.  サーフズ・アップ 《ネタバレ》 
飛行機の機内映画で見ました。最初は夏休みでもないのになんで子供映画を上映するんだ、と思っていましたけど、意外と楽しめました。ペンギンを使ったところがみそですね(どこかのサイトの批評で、これが人間の実写だととてもクサくて見られない、と書かれていましたがまさにその通り)。筋とは関係のないアメリカ的なおふざけやギャグも満載でしたが、それほど気になりませんでした。コディとギークとのほのぼのとしたからみや、チキンジョーのおとぼけキャラが気に入りました。ペンギン好きな日本でブレークしそうな予感がします。
[映画館(吹替)] 6点(2007-10-07 12:53:59)
192.  この胸いっぱいの愛を 《ネタバレ》 
地上波で放送されても一件も投稿が無いのは、寂しい限りですね。私は、ここの厳しい批評を見て期待しないで観たからなのか、ぎりぎり合格点はあげられるのではと思いました。良く言われる「これじゃあ、死んでも死にきれねえよ」という言葉をテーマに作った「世にも奇妙な物語」春のスペシャル版というところですか。時空をいったり来たりすると必然と矛盾が出てくるのは致し方ないのですが(これから何十年かして和美さんが、比呂君にもう一度会わない内は死に切れない、と思って、2006年に戻って、比呂君が飛行機に乗らないようにしたりすると、比呂君は20年前の世界に戻れなくなって、和美さんはやっぱり予定通り死んで、あれれ…)、私が一番ドキドキしたのは、演奏を終えた和美さんと比呂君がステージの裏で、抱き合っている時に、いつになったら、比呂君の顔が黒ずんできて、消えてしまうのか、という所でした(何と私は不謹慎な人間なんでしょうか)。ところで、結局私は用事があって、後半部分は録画して後から観たのですけど、最後の最後で録画が終わってしまっていて、大不評の天国のシーンが放送されたのかどうか、分からないのですけど、誰か見た人、教えてくれませんか。
[地上波(邦画)] 6点(2007-04-10 22:42:20)
193.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
死体の発見されない人間=犯人、といのは犯人当ての基本なんだけど、そんなものはどこかにふっとんでしまうような、ストーリーとオチでしたね。正直、良くも考えたりというか、プロットもここまで来てしまったかという感じです。現実の世界ならば、子供が囚人の口にバット突っ込めるのかよ、とか女優の首をへし折れるのか、なんて突っ込み満載のことろですけど、バーチャルならどうしようもない。医学的なしつこい説明もなく、登場人物もそれぞれに一癖あって、展開もテンポ良く大いに楽しめました。多分映画館で見たとしてもこれなら1800円は高くないと思ったでしょう。その割りにはこの点数なのは、やっぱり心のどこかでは鑑賞後の爽快感や勧善懲悪を期待している、器の小さい私の性格によるものなのです。ところでこの映画、こんなに面白い凝った内容なのに、劇場公開時にはそれほど話題にならなかったのが不思議です。
[地上波(吹替)] 7点(2007-02-22 23:32:18)
194.  霊視(1999) 《ネタバレ》 
霊視なんて、B級香港映画を連想してしまったけど、ストーリー自体は胡散臭い連中が次から次へと出てきて、最後まで犯人が分からず結構楽しめました。しかし、犯罪の証拠品を触ると犯罪を霊視できると言うのは「デッドゾーン」のまるっきりのパクリだし、しかも数メートルの穴ぼこに落っこちて超能力を身につけるなんて、あまりにもお手軽すぎ(せめて一週間ぐらい昏睡状態になれよ)。飲んだくれのヘビースモーカーのやもめ刑事っていうのもいい加減飽きましたね。そろそろ禁酒禁煙でベジタリアンの健康志向の刑事が登場してもいいんじゃないですか(モンクほどではないにしても)。
[地上波(吹替)] 6点(2007-02-19 22:56:11)
195.  フライトプラン 《ネタバレ》 
正直、予想した以上に面白かったです。最初から最後まで緊張感が途切れませんでした。少なくとも「フォーガットン」よりは真相が現実的だった点が良かったです。結局両者に共通するのは、母の愛が最後は勝つ、っていうことでしょうか。主人公が乗った飛行機のデザイナーで飛行機のことを知り尽くしていて、犯人と対決する、というプロットも以外と新鮮味がありました。他方、難点を言うとキリが無いのだけど、計画的に無理とか周囲が誰も娘に気がつかないのは変、などを除くとして、娘が窓にハートマークを書いた瞬間に、これってあの乗客消失の古典映画「バルカン特急」のパクリをやる気では、と予測させてその通りになってしまったこと。序盤でカーソンが、主人公に皮肉で「私も飛び降りたくなりますよ」と言った時点で、犯人が分かってしまったこと(なんでこいつは夫が墜落して死んだことを知っているんだ。これがなければ、その後に続く善人ぶった演技で、犯人だと気がつくのはずっと後になっていたのに)。あとは、やはり最後にアラブ人には一言詫びを入れるべきでしたね。アラブ人を疑ったことについては、完全に彼女の妄想だったのですから。そもそも、精神不安定の娘なら、飛行機で自分の座席の横に常に座らせて、抱いて寝ろよな、という気がしないでもない。「空いている席に移りましょう」とか言うところのわざとらしさが、どうしても鼻についてしまいましたね。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-12 15:47:41)(良:2票)
196.  ナイロビの蜂 《ネタバレ》 
予告編を見て、政治物サスペンスを期待していましたが、内容は舞台がアフリカの架空の国ではなく、ケニアという実名で、テーマも製薬会社の陰謀というリアルなものだったので、非常に重く、救いの無いものを感じました。鑑賞用としては全てに中途半端で、プロットも予告編を見れば、製薬会社による不正は予見できますし、暴走するテッサに振りまわされて、結局そのままドンデン返しも無く終了(ドンデン返しがなかったことがドンデン返しということなのでしょうか)。昨今のIT社会の中で、会社の不正を告発する手段は多々あるはずなのに、結局テッサは勝ち目の無い正面突破でむざむざ消されてしまいました。穿った見方をすれば、現実のテッサはもっと賢く、この映画を作ることで、企業やケニヤ政府の不正に挑戦したのか、とも思えます。ニューマニズムとは大いなる自己矛盾をはらんでいます。アフリカの国々が工業発展を遂げ、人々が皆貧困から抜け出して長寿国となれば、ただでさえ高騰しているエネルギーや穀物価格はさらに暴騰し、人口は加速度的に増加することになります。
[DVD(吹替)] 6点(2006-11-26 13:49:18)
197.  かもめ食堂
そうですね、落ちこんだ時とかBGM代わりに見ると癒されるでしょうね。現代の都会生活は何かと神経すりへらすことが多いですから、こういうのもあっていいのかと思います。ただ、果たして普通の精神状態の人がお金払って映画館で見るような商業的な価値のある映画かどうかはやや疑問があります。やはり映画を見る以上通常はストーリー展開とかを期待しますから。この展開ならば、何もヘルシンキまでロケに行かなくても、どこかの田舎町で済ませられるのではないかと思うのですが、日本ってどこへ行ってもせわしなくて、癒されることのない国なのですね。
[DVD(邦画)] 6点(2006-11-04 13:44:21)
198.  フォーガットン 《ネタバレ》 
宇宙人ネタと聞いて、もっとはちゃめちゃなお話かと思ったのですけど、意外と面白かったです。テンポが良くて、この手の映画にありがちな孤立無援の主人公女性が、苛立たしいくらいにおたおたするような過剰演出も感じませんでした。エンディングも心地良い物でした。ただ、人間が空に飛んでいっちゃうのはちょっとやり過ぎだとは思いましたけど。要するにこの映画のテーマは「宇宙人の実験」サスペンスではなくて、「母の愛は強かった」という、一種のファミリードラマ、ヒューマンドラマと言えるのではないでしょうか。 それにしても「宇宙人がいるかいないか」とか、「宇宙人は実験のため地球人を誘拐している」というたぐいの低レベルのネタはもうそろそろやめにしてもらいたいものです。我々地球人は2000年たっても、せいぜい月に行く技術しか得られていないわけで、太陽系を越えて他の生命体の星に到達できるのは一体この後何千年先になるやら。それに対して、もし宇宙人が遠いかなたから地球にやってきたのであれば、彼等は何千年、何万年と文明を進化させたことになります。もし私が宇宙人に会ったなら、いるのいないのよりも、真っ先に聞くべき質問は、「あなたたちは、どうやって民族紛争、宗教対立、環境破壊、ゴミ問題、人口増加問題などを克服して、滅亡することなく、そんなに長く文明を進化させることが出来たのですか?」だと思います。我々の将来にとって非常に参考になるお答えをいただけるのではないでしょうか。
[DVD(吹替)] 6点(2006-11-03 23:08:59)
199.  DEATH NOTE デスノート(2006) 《ネタバレ》 
知人が勧めるのでテレビでじっくり見させてもらいました。誰でも思いつきそうなプロットですけど、あまりの単純な発想の為にこれまで誰も使わなかったという逆説的なプロットの勝利と言えるかもしれません。娯楽作品としてはテンポも良くて結構楽しめました。藤原君は相変わらずの何とも言えない味のあるクールな演技でした。エルについては、称賛する人が多いようなので、どんな奇人変人が出てくるのかと思ったら、多少変わり者のオタク少年程度に感じました(ちゃんと服着てるし、食べ物もジャンクだけどマトモなもの食べてるし)。殺される犯罪者たちも憎憎しさがあんまり感じられないのは、作った人達が皆さんまともな人達で、常識の枠を越えられなかったということでしょうか。2時間前後の映画という時間の制限の中では、法の無力さを痛感してデスノートを使うようになる過程や、最初は懲悪的だったライト君が次第に自分に邪魔な人間を殺すように心が変化する過程の描写が不十分なのはしょうがないとしても、このお話の最大の問題は、警察は心臓麻痺で次々と犯罪者が死んでも、絶対に殺人事件として捜査はしないだろうという点です(なんせ彼らは明確な殺人が起きるまでは、強迫されようがストーカーされようが、助けちゃくれない組織ですから)。そもそも警察は何を根拠にライトを捕まえようとしているのだろうか?(実際に手を下すのではなく、人を呪い殺すだけでは殺人には問われない、というのが現行法のはずですけど)。
[地上波(邦画)] 6点(2006-10-28 19:02:11)(良:1票)
200.  霧笛が俺を呼んでいる 《ネタバレ》 
存命中のトニーについては勿論全く知りません。この作品も初めて見たのは彼の死からずっと後になった、社会人になってからです。拳銃をぶっぱなす殺し屋の役の多かった彼の作品の中では、颯爽とした海の男役のこの作品が一番気にっています。ストーリー的には「第三の男」の完全なパクリではありますけど、霧にむせぶ港横浜の郷愁を感じさせられます。美也子役の芦川いづみも魅力的でした。そして、何と言ってもテーマ曲の「霧笛が俺を呼んでいる」が気にいりました。
[DVD(邦画)] 6点(2006-10-22 21:51:03)
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