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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2514
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 宝塚とディズニープリンセスとプリキュアが好きな還暦+2おかま。
宙組は当分観ないわ。

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181.  ポルターガイスト(1982)
何かが潜んでそうなクローゼットの中、動き出しそうな不気味な木、闇の中の人形など、子供心に恐いと思うモノが襲いかかってくる映画なので、ホラーと言うよりダークファンタジーなんじゃないかな、って思います。襲いかかるモノも作り物めいたオモチャっぽさが漂っていて、だけどそれが欠点だとは思えず、むしろ子供っぽいファンタジーを彩っている感じ。恐いというよりもワクワクする感じが強くて、私はこの映画、大好きです。【追記】ジェリー・ゴールドスミス逝去の報を聞き、この映画を初めて見た20年前の事を思い出しました。遊園地に繋がっている名画座でこの映画を見終わった後、遊園地の中を散歩したのですが(映画館に入ると、遊園地にもタダで入れたのでした)、寂れた園内は人もまばら。自分以外には誰も見ていない檻の中の南国の鳥が、曇り空の下で鳴いていて、頭の中でリフレインされるテーマ曲「キャロル=アンのテーマ」が淋しい気持ちを高めるのでした。この曲を聴くと、いつも淋しさがこみ上げてくるのですが、出演者のこと、ジェリーのことも含めて、今は更に感傷的な気分になります。自分にとって映画は、ただ映画本編だけが重要ではなくって、その映画に触れた時の思い出を刻む存在。なのでなるべく劇場に足を運び続けたいものです。
[映画館(字幕)] 9点(2004-01-03 13:52:37)
182.  プロジェクトA子
「え~こちゃん!ガッコいこっ!」ってノリが大好き。全編バカ大爆発、パロディが元ネタを超えて跳躍してゆく快感。リアリズムを前提とした今の時代にはありえないアニメかもしれませんが、このくらいのパワーと破壊力があった方が、アニメらしくていいのにね、と思うのでした。『ガンダム』以降、どれだけのアニメが重力に引っ張られちゃった事やら。自分の中では数多の宮崎アニメより評価上だし・・・。アメリカ産な主題歌・挿入歌とBGMが大変豪華で、だけど部分部分を補う国産BGMが酷くチープなのが欠点ではあります。後のビデオシリーズは、あんまりデキがよろしくなくて、マシなのは『3』だけかな・・・。
[映画館(邦画)] 9点(2003-12-24 14:36:34)(良:1票)
183.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 
光を駆使したダグラス・トランブルのお仕事が非常に気持ちいい、渋い映画でした。この映画が後の映画やマンガ、ゲームに与えた影響は計り知れませんね(と言いつつ、実は初めて見たのが、この最終版)。後にビデオで見た完全版よりも渋味が多くて、好きです。デッカードをレプリカントとした事で、映画そのもののニュアンスが変化した感じがありますが、無機的な世界でのデジタルの悲しみが、より強調されて。そもそも、何演じても同じだ~、って感じのハリソン・フォードの演技自体、レプリカント向きですしねぇ。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-24 11:31:03)
184.  ブルース・ブラザース
んー、これは最強の映画でしょう。名作とか傑作とかじゃなくて、最強。ブルースの神様はいっぱい出てるし、レイア姫も、ETやインディ・ジョーンズの親分も出てるし、ブルースでカーチェイスで大爆発で軍隊出動!な映画だもん。そりゃ敵なし。唯一、弱点があるとすれば、それはこれが唯一無二の『ブルース・ブラザース』という名のジャンルの映画で、他のどの映画も(続編すらも)相手が出来ない、ってことでしょう。孤高のチャンピオンシネマでございます。でも、なんで10点じゃないかってゆーと、自分の中で最強と最高は別だから。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-23 23:23:32)
185.  プリティ・リーグ
大好きです。姉妹のドラマに涙だーだー。お姉ちゃんを超えられないジレンマから反発してゆく妹と、みんな幸せならばいいのに、って感じのお姉ちゃん。でっかいジーナ・デイビスと、ちっこいロリー・ペティの対比がハマっております。そして、ドラマティックに流れてゆく、戦時下のキワモノ野球に真剣に賭けてゆく人々の姿、影を落とす戦争、過ぎ去った日々・・・。ジーナ・デイビスのキャッチャー姿はカッコ良すぎだし、ロリーはかわいいし、マドンナは意外に好演してるし。こういう映画があるからアメリカ映画って目が離せません。それにしてもエンディングのおばあちゃん野球はいろんな意味で凄まじいモノがありました。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-23 22:57:33)(良:1票)
186.  フラッシュダンス
いいもん。単純と言われよーが、つまらんと言われよーが、私にとっては当時、リアルタイムに時代を感じてた大切な映画なんだもん。80年代は何もかも安物っぽくって軽薄な時代だったけれど、それでもそんな時代を否定しちゃったら、自分自身を否定しちゃうようなモノだし。アレックスの姿に、当時の私は容易に自分を反映できたワケで。ところで、『ひょうきん族』の中の、この映画のパロディで、松尾伴内がタイツ姿で登場して「ヌレエフ松尾です」って言うの、大笑いしちゃって、いまだに深~く脳裏に焼きついちゃってて困るんですけど。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-23 15:37:48)(笑:2票)
187.  フェーム
辛口の青春ドラマですが、笑いもあるし(オーディションならぬ入学テストシーンの楽しい事!)、ノリの良さもあるしで楽しめました。アラン・パーカーの演出は群像劇である事もあってか、登場人物からは距離を置き、無理にドラマティックに盛り上げようとはしませんが、そのリアリズムを基調としたタッチがかえってキャラクターを浮き上がらせドラマを引き立てています。だけど、高校時点でこんなにも真剣に芸に打ち込み、そしてそのための教育が整備されてるんじゃ、そりゃアメリカはエンターテイメント大国になる筈だわ、って納得させられますね。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-22 10:46:07)
188.  パルプ・フィクション
様々な映画の文法を自在にサラリサラリと駆使して魅せるその上手さ! 解体して再構築しているように見えながら、実はこの構成こそが、この映画の正しい形だと気付かされる流れ。飛躍とリズムの陶酔。こりゃあ見事ですわ。なんと言っても、料理法によって役者はこんなにも引き立つんだねぇ、って事を実感させるサミュエルやユマのカッコ良さ。ただ、この映画の血生臭さは好みではないので、申し訳ありませんが1点減点。ちなみに渋谷の1000人以上入る映画館で見た時は満席でしたが、世の中的には大ヒットってワケではなかったので、渋谷系のセンスにハマった映画って感じだったのでしょうね。同じタランティーノでも『キル・ビル』なんかは新宿系ってニオイがしますが。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-20 12:56:14)
189.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 
オープニングからラストまでかっちりと見事に決まってます。笑いとサスペンスの程よいバランス、伏線を張り巡らせた脚本、50年代から80年代を駆け抜ける音楽のセンス。一本の映画の中に面白さがぎゅっと詰まって画面に釘付け。コーラ瓶からヴァン・ヘイレンまで、たっぷりの情報を内包しながら、それらに意味不明なものが全くありません。タイムトラベルから生じる事象に、「ん?」と思わない事もない部分もありますが(存在が消えかかるのがお兄さんからなのはなんで?)、まあ、細かいコトは気にするな、ってコトで。「え?もしかして夢オチ?」と一瞬思っちゃうシーンからの怒涛の展開のラスト、当初は続編なんて決まってはいなかった訳ですが(「TO BE CONTINUED」が入ったのはビデオからで、映画館版にはなかったですからねぇ)、本当にぜひ続編が見たい!って終わり方でお見事。ただ、きっちり計算され過ぎてて、ハミ出した面白味には欠ける、と言ったら贅沢でしょうか。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-18 10:55:10)
190.  ネバーエンディング・ストーリー 《ネタバレ》 
現実とおとぎ話世界とが段々とシンクロしてゆくワクワク感が好きで、バスチアンの孤独が解放されてゆくラストシーンが好きです。あれじゃ教訓としてちゃんとオチてないっていうのは確かですけれど。ファンタージェンが復活しただけで良しとしちゃう私でした。デジタルデジタルした音楽は今となっては時代を感じさせますが、もはやこの映画から切り離せない音でもあって。どうでもいいハナシですが、レーザーディスク版が字幕まで含めて劇場版そのままで、よりにもよって字幕にミスがあったのまでそのまんま。幼心の君のクライマックスでの重要なシーン、重要なセリフが「あなの思うまま」って・・・。映画館とレーザーディスクと、見ていていちいちコケ。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-15 15:23:14)
191.  20世紀ノスタルジア 《ネタバレ》 
この時期、世紀末の閉塞感がありました。私は『もののけ姫』『エヴァンゲリオン』そしてこの映画を「世紀末日本映画3部作」として捉えているのですが、チュンセの内面は、まるで『もののけ姫』の行き場のないテーマ、『エヴァ』の肥大化した閉塞感。宮崎監督が描いた大災害、庵野監督が描いた人類補完計画。行き詰まりの妄想。杏=ポウセ=広末涼子は、そんな妄想を優しく否定し、ハッキリと答えを語りかけてくれます。なんにも象徴なんかしてない、現実に存在する世の中、現実に存在する自分。今、生きているという真実、それを受け入れましょう、暗い方向に自ら進んでゆくのはやめましょう、と。ここには大事件もなければ、ドラマ的な振幅も少なく、日常の中の少女が存在するだけ。なのに、この映画は『もののけ姫』『エヴァ』を遥かに超越するのです。少女の中の宇宙が、いとも軽やかに総てを凌駕し、内包しちゃうのです。これって、世紀末気分にトドメを刺す、さらりと凄い映画だったりするのでした。
[映画館(邦画)] 9点(2003-12-14 23:20:35)(良:2票)
192.  時をかける少女(1983)
冒頭、白黒の、描き割りみたいなお星様見上げる芳山和子こと原田知世の映像。ここでノレれば名画、ハズレると失笑の嵐となるビミョーな映画ではあります。私はここで「は~(ポッ)」となってしまったので、すっかりこの世界の虜になっちゃったワケですが。作為的な映像に溢れ、リアリズムから遠く離れたこの世界に、心がわくわくずきずきどきどき感じっ放しだったような状態、夢のようなひとときだったのですが、最後に場内大失笑状態だったのにはもうガッカリでした。あのエンディングこそ、夢から覚めて「A MOVIE」を締めくくる名シーンなのに~。
[映画館(邦画)] 9点(2003-12-13 13:41:39)(良:2票)
193.  ディープ・インパクト(1998)
命を見つめる映画でした。生命の期限を宣告された人々が選ぶ道。絶望、後悔、回顧、和解、譲歩、生への執着、そして愛する人を守るために選ぶ死。日々の生活の中で、自分の死は見えないところにあって現実感を伴わない遠くにある感じがします。でも、実は必ず誰にでも訪れる事。それを映画は彗星に象徴して視覚化して、受け手に死との対峙を提示してきます。そして、自身の死を見つめる事で、同様に実感を伴わない生についても見つめる事になる・・・。この映画に登場する人達の、誰の姿に共感し、涙を流したでしょう?それがこの映画を見た人、それぞれの答えのヒントなのかもしれません。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-11 23:19:06)
194.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
演説を通して人々の心を捉えていったというヒトラー。ならば、その彼の得意技を使って映画で語ってみようというチャップリンの、したたかにして挑戦的なラストシーン。先にヒトラーの演説シーンをワケワカラン言葉とバカげたアクションで演じて笑ってみせた上で、チャップリンの言葉で語られるそれは、この映画が製作された当時の事を考えるとあまりに悲痛な叫びでした。支配され貧困の中にある人、戦場に赴く兵士に向けた言葉。この映画を見た時(もちろんリバイバルですが)には、まだ小学生だった私にも十分に大きなインパクトのあるシーンでした。プロパガンダに対して個人でぶつかっていったチャップリンは、今の時代にあってもなお孤高の偉大な存在だと思います。だけど、今もなお「平和」のための殺戮が繰り返され、彼の言葉が必要な人がいるのも現実ですね・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-11 16:18:49)
195.  太陽の帝国(1987) 《ネタバレ》 
戦争は最大の「大人の事情」ってヤツで、子供は「大人の考える事に口出しするんじゃない!」と有無を言わさず頭を抑え付けられてます。どんな希望も夢も「大人の事情」が簡単に踏みにじり、残るのはただ生に対する欲求。生きてゆくためには心の中の子供な部分を削り取ってゆくしかなくなって・・・。両親に再会するラストシーンは、一見ハッピーエンド、だけど、少年のその顔は、もうあどけなさを取り戻せない、童心の代わりに虚無を刻み込まれたような表情。失われてしまった両親への愛に、再会にも感情を動かさずただ目を閉じる・・・深く悲しみが伝わってくる映画でした。少年期との別離から絶望的な現実へ至る、実は『E.T.』と『シンドラーのリスト』を繋ぐ、スピルバーグを語る上でも重要な一編なのかもしれません。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-10 20:44:13)
196.  千年女優 《ネタバレ》 
千代子のラストのセリフが不評だったりするのですが、私はあのラストのひと言に強く納得してしまいました。「そーでしょうとも!」って。ありゃ落語の「下げ」にあたるモンだと。千代子が「あの人」を追いかけ虚構と現実の間をひらりひらりと駆け抜ける波瀾万丈の物語は、題するならば『ホラ吹き女優の大冒険』。「あの人」のために女優を生きた千代子にとっての世界の総て。なんて幸せで素敵な人生なんだろ!と思った私だったりします。『キル・ビル』にも通じる映画の愛に満ちていて(元ネタ映画のセレクトがなんでもありだ)、虚構の映画、虚構のアニメ、だけどそれがなんだっていうの?とばかりに次々と花開いてゆく映像世界に、満ち足りた気分になるひとときでした。
[映画館(邦画)] 9点(2003-12-09 23:18:53)
197.  ストレイト・ストーリー
画面を流れるセンターライン、自動車事故!燃える家!リンチワールドっ!! でもダークな事は、なんにも起きません。のどかです。ゆったり、静かに流れてゆきます。人生の終盤にさしかかったおじいちゃんが旅に出て、その道程で人に親切にしたりされたり。おじいちゃんが辿った道は、おじいちゃんが生きてきた道。ドラマティックに駆け抜ける人生もあるけれど、ゆっくりのんびり進む人生もある、そんなおじいちゃんの姿が、じんわりと胸に染みてきます。心穏やかな、ほんわりとする映画でした。
[試写会(字幕)] 9点(2003-12-08 14:52:54)(良:1票)
198.  ストリート・オブ・ファイヤー
でんでけでんでん~とライ・クーダーのサウンドに乗せて、ギザギザワイプで流れてゆくスタイリッシュな映像。濡れた街。蒸気。バイクにリーゼント。オープンカー。赤いドレスのヒロイン、無精ひげのヒーロー。んん~、美味しい。カッコいい。ぎゅっと魅力的な要素を凝縮した映画でした。英雄が流れ者の女騎士と気弱なクセに口が悪い王子様を連れて、悪魔の国までさらわれたお姫様を助けにゆく、いわばおとぎ話の世界なんですけど、その単純さこそが魅力。映画の最初と最後を飾るお姫様の祭典にもうっとり。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-08 14:29:01)
199.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
暗く重く、何度も見る気にはならない、映画を見ている最中も、映画館からとっとと逃げ出したくなるような映画でした。だけど、目をそらすな、と。スピルバーグは当時のゲットーに、収容所に観客を導きます。客観的な視点ではなく、ぐっと中に入り込んで、その世界を体験させます。それは、スピルバーグお得意のテクニック。だけど、ここは海水浴場やテーマパーク、邪教の神殿ではなく、人が人を意味なく殺してゆく世界。映画は「こんな歴史がありました、さて、どうよ?」と問い掛けてきます。シンドラーという人物の功績よりも、無力感の方が目立つ映画でした。そして、ナチによるユダヤ人の迫害もシンドラーという人も、実際に存在していた事が、ラストのドキュメンタリー部分であらためて明確にされ、人の暗い歴史を思い知るのでした。この映画は、この世界に必要とされた映画だったと思います。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-07 15:54:42)(良:1票)
200.  コンタクト 《ネタバレ》 
地球外生命体との接触という題材を通して、個人と宇宙とを1つの次元で語った素晴らしい映画でした。クライマックスで「ずでー」ってコケちゃった人も多いでしょうけど。壮大な規模の宇宙描写が少女の瞳の中に集束するオープニングが、この映画の全てを語っていると思うのですが、外に向っているように見えながら、実は人の内なる宇宙を見つめる映画だと思います。愛、夢、後悔、神、信仰、そしてコンタクト=他者との繋がり。エリーは実のところ、他者とのコンタクトが下手くそな人間で、それはエリーの心の中に刻み込んでいる孤独のせい。最愛の父を亡くした事、それは自分の選択によっては防げたかもしれないという後悔。エリーが辿る事になる旅は、心の中への旅でした。そこで最大のトラウマだった、父の姿をした「意志」に諭されるワケです。「お前さんはひとりで育ったワケでもなきゃ、ひとりぼっちでもないよ」って。広大な宇宙に意志が溢れているように、内なる宇宙、心の中にも他の人の意志っていうのが溢れてるんだよ、と。つまりこの映画、宇宙的規模でひとりの女性の心を描きました、という映画だと思うんです。宇宙人話だと思えば女一人の半生記、「見事!やられた~」って感じでした。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-04 00:39:03)
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