181. セレンディピティ
リアリティはまったくない夢物語だけど脚本はしっかりしてたと思う。たまに見るにはホッとして良い映画。 5点(2004-09-05 17:42:08) |
182. バレット・バレエ
パワーはさすが。拳銃1丁でここまでパワフルに仕上げるとは。主演も監督がしたからここまで味が出たのだろう、塚本チックなゲテ的な描写はなかったが楽しめた。 7点(2004-07-31 14:42:42) |
183. 六月の蛇
塚本監督らしいのからしくないのかよくわからないが、作品としておもしろい。実質出演者3人でインディっぽい香りを保ちながら映像美はメジャー級、昔ほどの爆発力、ある意味での臭さは感じられないが1級の映画と思う。 8点(2004-07-31 12:38:55) |
184. 双生児
塚本監督もメジャーになるとパワーがおとる点は否めないが、やはり良い出来の映画と思う。眉毛のない日本人、町や家の雰囲気、色使いなど、世界に通用する日本が描かれていると感じた。乱歩らしい気味悪さにちょっとエスプリが効いた感じが良し。 7点(2004-07-24 14:38:51)(良:1票) |
185. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 すごい作品。私には後味も悪くない。失語症の子供が脈絡なく出てきたため真犯人は読めてしまったが、それはこの映画の本質とは関係ない。主演3人、いやローレンス含め4人はすごい!!!他人を食うわけでもなく、それぞれが自分の役割を演じきる、まさにプロの仕事、見事な調和であった。最後のパレードのシーンは重要、それぞれが過去を背負いながら生きていく、自分自身と自分の愛する人のために、人生はその繰り返しということか?音楽がほとんど挿入されていなく、静かな雰囲気の演出にその効果も高かった映画であったが、音楽担当がイーストウッドとは!恐れ入りました。 8点(2004-07-19 14:46:09) |
186. アンダーワールド(2003)
スタイリッシュな映像・音楽、アクションだけでなく、プロット、脚本もしっかりしていて、テーマもある上質な映画。民族同士の戦いが、旧式伝統を重んじる保守層と自由・平和・融合を求める革新層の戦いへと変質するストーリーはありがちだが、バンパイア族(ブルジョア)と狼男族(プロレタリアート)でそれを描いている点は秀逸。 7点(2004-07-19 12:10:09) |
187. ニューヨーク1997
カート・ラッセルはこういう野性味ある武骨な男が一番ハマっていると思う。1981年に16年後を描いた映画だが、古さと新しさが同居して、A級とB級が同居して、ストーリーも破綻と必然が同居して、妙な感覚を持たせてくれる。個人的には、カーペンター映画でも、本人が手がける音楽が好き。単純メロの繰り返しが多いが映画とマッチし耳に残る。 6点(2004-07-18 13:56:14) |
188. ストーリーテリング
このサイトの点数は非常に低いが、日経新聞でお勧め記事があったので見てみたが、結構ハマった。シナリオがいい冷笑映画。各キャラがおもしろく、自虐型、夢想型などなど誰もが自分と重なるキャラがいるのでは。 8点(2004-07-18 01:05:50) |
189. レリック
《ネタバレ》 このサイトの評判は悪いが、なかなかおもしろかった。定番のモンスター・パニックながら、プロットもしっかり(船を全滅させたのは誰か?など)、キャラもよし(迷信好きの刑事、嫌味な研究者、アホっぽい市長など)、ラストシーンは映像も興味深かった。 7点(2004-07-11 16:15:15) |
190. KILLER/第一級殺人
《ネタバレ》 良い映画だった。オリバー・ストーン的ドキュメンタリータッチは飽きさせず、金貨、読書などアイテムも効果的であった。凶暴犯ながら自分に正直で義理深い男が社会に適応することを拒み死んでいった映画だと思う。主人公に好感を持ってしまった。 8点(2004-07-11 14:24:47) |
191. 鉄男II BODY HAMMER
前作と比較するとパワーダウンは否めないが、「こだわり」が感じられるところが良い。メジャー入りすると、輝きや鋭さが消えてしまう監督が多いが、ハングリー精神はキープしてもらいたい。 7点(2004-07-11 11:56:49) |
192. ジョニー・イングリッシュ
おもしろい中にもエスプリが効いている。言葉をしゃべるアトキンソンとマルコビッチの個人技が光っていた。時間も短く伏線もいろいろ、楽しめる映画。 7点(2004-06-27 16:22:35) |
193. コール
アイデアはおもしろい思う。犯人3人と誘拐された家族3人が別々の場所で二人ずつになる、なかなかな設定。でも犯人の動機を怨恨にして欲しくなかった、過去4回の誘拐成功はなんだったの?練習?プロの冷静な誘拐犯という設定の方が「喘息」でシナリオが狂うおもしろさを一段と味わえたのでは?あと、エンディングが不満、アクション映画になってしまった、知的に終わって欲しかった・・・ 6点(2004-06-26 23:47:18) |
194. ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ
思ったよりおもしろかった。破壊的だけど。 6点(2004-06-26 23:41:44) |
195. セクレタリー
《ネタバレ》 自分にはわからないが、いわゆる嗜好の違う人々は、他の人種と違ったたいへんな苦労やたいへんな喜びがあるのでしょう。そこそこ楽しめる映画だったが、手を動かさないシーンからエンディングにかけてはちょい行き過ぎ、もっとコンパクトに上品にまとめた方がよかった気がする。 6点(2004-06-12 18:37:17) |
196. アルタード・ステーツ/未知への挑戦
《ネタバレ》 いささかチャチであるが、作られた時代を考えればしょうがない。退化(?)という非現実性にリアリティを持たせたインテリ風脚本は評価。道具が使える原始人に退化したという設定であろうが、キノコがどうとか、水槽がどうとか、ディテールにこだわる作品ではないだろう。動物園のシーンはたいへん興味深かった。でもラストシーンにかけては意味不明、キューブリックの「2001年宇宙の旅」を意識したにだろうか?登場する主人公も作った監督も自己満足したいナルシシスト映画である。 6点(2004-06-06 13:30:55) |
197. ムーンライト・ドライブ
退屈しのぎにちょっと借りてみたら、「おっ!」って感じられた映画。なんともおもしろいキャラの犯人。スマートな映画だった。 6点(2004-06-06 03:14:09) |
198. Avalon アヴァロン
よくできた映画だろう、だが後半部分(天然色部分)は余分では?後半に裸足だったヒロインがいつの間にヒールはいたのかが気になったぐらいで出会いにあまり意味がなかったのでは?クラスSPに行く・出るプログラムがゴーストと呼ばれる少女を殺すというのもどんなもんでしょう、小さい子使っちゃねえ・・・ 5点(2004-06-06 02:05:52) |
199. シカゴ(2002)
たくましい女性の話。ストーリーもいいが、ミュージカルはどうも苦手。シリアスタッチで作っても、いい映画になると思う 7点(2004-06-01 22:27:20) |
200. 座頭市(2003)
北野武は天才だと思う。世界を意識した日本くさい映画はなかなか作れないし、作ったとしても、スタイリシュにはならない傾向にある中、日本くささを先進的に世界にアピールできた映画だと思う。タケシが世界を見たのが先か、世界がタケシに目を向けたのが先か、どちらかはわからないが、タケシは常に世界を意識しているのだろう。 8点(2004-06-01 22:25:12) |