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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4757
性別 男性
年齢 41歳

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1981.  ドライブ・アングリー3D 《ネタバレ》 
ニコラス・ケイジは多額の借金をかかえてしまったそうで、ここ数年は色々な作品に出演しまくってお金を稼いでいるようですね。そんなわけで、えり好みなんかしてらんねぇや、て感じなんでしょうか。この作品も、びっくりするほどお粗末なCGでB級街道まっしぐらなんですけど、そんな中でもニコラスの熱演が光っております。内容的には、昔のカーアクションムービーを再現して、それを今流行の3Dでやってみようという魂胆なのでしょう。その古くささも含めてこの作品の魅力なのかもしれませんが、全体的にタランティーノ映画を意識しているように感じましたね。笑いのノリとか、無駄に血がほとばしるアクションとか。FBIのおっちゃんはなかなかいいキャラクターだったと思うけど、主役のニコラスが目ん玉ショットガンで撃たれても復活するとか、それはさすがにやりすぎだろと思っちゃった。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-25 19:57:20)
1982.  カンフー・パンダ2 《ネタバレ》 
なかなか良かったと思います~。前作よりもスケールアップして、見事なまでのCGアニメーションを見せてくれます。アクションシーンの軽やかさや滑らかさ、過去の思い出と現在を行き来するモンタージュ表現の見事さなどを見ていると、それこそまるで実写での表現の仕方と遜色ないレベルです。映像を作り込んでいったスタッフの人たちには本当に感服しちゃいます。笑かしてくれるシーンもきっちりあるし、あるいはまた、戦いから帰ってお父さんと抱き合う感動的なシーンなどぐっとくるところもあるし。ドリームワークス製のアニメも凄く頑張ってるな~と関心しました。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-01-25 02:55:16)
1983.  グリーン・ランタン 《ネタバレ》 
もの凄く壮大なストーリーでしたねぇ。なんというか、アメコミ中のアメコミという内容で、主人公も典型的なヒーロー像。見どころは、宇宙を舞台にした派手なCGと素早いアクションの数々でしょうか。ちょっとB級臭いランタン達の風貌も含めて魅力の一つかもしれませんが、いかんせんシナリオが弱い。ドラマの面白さが全然ないです。恐怖心をなくせ、勇気だけを持てと言う直球のメッセージは十二分に伝わりましたが、一癖も二癖もある様々なヒーロー映画が人気を生み出す昨今、このあまりに王道すぎる癖のないヒーロー映画はそういう作品群に揉まれ埋もれてしまうのではないかと感じる。続編を作りそうな終わり方ではあったけど。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-01-23 14:48:37)(良:2票)
1984.  陰謀の代償 《ネタバレ》 
ここや他のサイトでも酷評だったので、どんだけひどいのかと思って身構えてましたが、そのせいか割と楽しんで観る事が出来ました。子供の頃に、その環境故に起こってしまった過ち。そういう宿命的な罪に、大人になり警察になってもずっと苦しみ続ける。その主人公の心中には多いにシンパシーを感じるものがある。そしてまた、その警察が罪をもみ消す体質となって主人公を待ち構える。なんとも不条理というか。「悪貨は良貨を駆逐する」じゃないけど、善い心を持つ人ほど生きにくい世界だ。ただ、終盤のドンパチからラストにかけて、その悪が倒されて世が正されるわけでもなく、最初から最後まで晴れる事のない世界観なので、とても一般的にはウケそうもない。アル・パチーノは大好きな俳優だが、この作品のパチーノは出番も少なめ。個人的には、レイ・リオッタの悪い面が久々に拝めただけでも幸せ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-21 00:43:25)
1985.  レイク・マンゴー ~アリス・パーマーの最期の3日間~ 《ネタバレ》 
DVカメラの映像など、画質悪くてぼんやり映ってる感じがまた怖いし、薄暗い家の中の雰囲気などもホラー感醸し出してて全体的な恐怖演出は悪くない。家族と友人にインタビューをしたという構成で、いわゆる「モキュメンタリー」という手法。嘘くささもあまり感じさせない手堅い作りだが、見終わってなんとも言えないモヤモヤ感が残ってしまった。結局何が言いたいのか。一人の娘がいなくなって、その後幽霊っぽいものが家に現れるようになって、引っ越しして終わり、というなんとも終止感のないストーリー。家族の確執とか、アリスが消えて分かってきた事実とかがインタビューで明らかにされるけど、それがたとえば意外な方向に話が進んでいくというようなこともなく、結局は中途半端に終わるだけなのだ。作りに粗はないと思うので、どうせならもっとあっとおどろくオチやサスペンス性を組み入れればよくなっただろうにと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2012-01-19 17:27:35)
1986.  デビルクエスト 《ネタバレ》 
全然期待してなかったけど、意外や意外、けっこう面白かったです。特に、RPGとか中世の雰囲気が好きな人にはもってこいの作品かもしれません。謎の女が、魔女なのか人間なのか~という展開で観客も謎解き気分で楽しめるし、実は悪魔だったという展開はなかなかの鮮やかさ。吊り橋や終盤の肉弾戦など勢いもあり見応え抜群。もちろん、B級映画なので、狼のCGや悪魔のCGは正直微妙ではあったけど、その悪魔に頭突きを喰らわしたりして、B級としての楽しさを邁進しているように感じ好感すら覚えました。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-18 22:54:28)(良:1票)
1987.  プリンセス トヨトミ 《ネタバレ》 
序盤はけっこうワクワクする感覚があって面白いんですよ。会計検査院の3人がOJOの建物を調査し、携帯を忘れた事に気づいた松平がふと中に入ると部屋には誰もおらず、引き出しに何も入っていない。このへんの展開は「うぉ~、どうなるんだろう~」って謎解き気分があって楽しいのに、地下の国会で大阪国の話を打ち明けられるところからその面白さが萎んでいっちゃいます。結局見終わって思ったのは、「なんだか変な映画だなぁ、、」と。最初から最後まで、大阪国の舞台説明だけで終わっちゃってるんですよね。もちろん、その設定自体に面白さがあるのでその点は評価したいのですが、その荒唐無稽さをどうやって収拾していくとかなと思うと結局は「情」で片しちゃってる。いやそりゃね、父と子はだいだいどこもコミュニケーション少ないのは事実でしょう。あの廊下が、その大切さを失わない為に儀式化して維持させてるということなんだと思う。ただ、王女をなぜ守るのかとか、なんであの息子は女の子になりたがってるのかとか、考えだすときりがない(笑)。原作を読めば幾分はスッキリするのかしら、、、。
[DVD(邦画)] 5点(2012-01-16 20:26:09)
1988.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
皆さんおっしゃるように、ストーリーはほんと無茶苦茶です(笑)。まぁ、支離滅裂は ともかく、就活の下りとかジョン・マルコヴィッチの役柄とか、 本筋に対して全くといっていいほどどうでもいい。 そういうのはまるまるカットし、2時間にまとめたほうが ぐんと良くなったのでは。そんなわけでストーリーに関しては 0点なのだが、アポロ宇宙船が出てくる序盤の展開は宇宙オタクの 僕としては嬉しい限りで、特に驚いたのはバズ・オルドリン ご本人が登場するところ。なかなか粋な方ですね。 よくもまぁ、こんな映画(失礼!)に出演していただけたものだ。 終盤の戦闘シーンはもの凄い迫力で、これは劇場で3Dで観れば 相当凄かっただろうなと少し悔やまれるぐらいの出来映えです。 一番の見せ場はやはりビルの倒壊シーン。傾くビル内を 転がり落ちたりビル表面を滑り落ちて行ったりするシーンの 臨場感は素晴らしい。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-15 21:57:33)(良:1票)
1989.  サンクタム 《ネタバレ》 
このお話自体が実話というわけではないみたいだけど、一つ一つのアクシデントは実際に起こった出来事だそうで、洞窟探検のデンジャラスな面が知れて勉強になります。「冒険」に憧れて生半可な気持ちで来ると痛い目に遭うぞ~、というね。そういうのがよくわかる。お父さんは「ここには神なんかいないんだ」と言ってましたが、西洋社会では善悪の価値観は全て神から発したもの。だから神がいないと言うのは、洞窟内では法律など関係ねぇといってるようなもので、その価値観うんぬんは人それぞれ思うところはあろうがいずれにせよ極限の状態においては表面的な価値が喪失するのもまた事実。仲間が苦しまないよう水に沈めてあげたりというのは、ぱっと見は殺人行為なんだけど本人も凄く苦しんでの行いでしょう。普通ならそんなこと出来ないけど、善悪の彼岸にたつ父親はそれが出来る。息子の言う様に、確かに「すごい男」かもしれないね。こういう展開というのはハリウッド的ではないけれども、そこはリアルを希求した作りなんですよね。大半を実際の洞窟で撮ってるのかと思いきや、特典映像を見てみると洞窟のシーンはほぼ全てスタジオのセットであることがわかる。コンクリートを削って作り上げた洞窟はほんとにリアルでびっくり。そんなわけで内容と洞窟共にリアルを追求しており、娯楽映画的な派手さはないけれど製作陣の頑張りが感じとれる作品ではあると思う。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-14 19:52:04)(笑:1票) (良:1票)
1990.  モールス 《ネタバレ》 
ヴァンパイアの少女がね、普通のときは可愛らしい女の子なんだけど、変身すると化け物みたいな面になって、その変貌ぶりが恐ろしいですよね。特に、トンネルで男を襲うシーンは、CGなんだけど動きをわざと昔のストップモーションアニメみたいなカクカクした感じで表現してる。人によっては、そこに違和感を覚えたりもするかもしれないけど、あれはあれで非現実的な感じが出ていて怖い。オリジナルのほうは観てないので何とも言えないけど、ヴァンパイアっていうのは子供特有の感覚を具現化したものなんだろうなと思う。ひ弱な子が、いじめっ子に対する憎しみとか、自分自身へのコンプレックスとか、芽生えた恋心をうまく扱えない不甲斐なさとか、子供というのは世界が狭くて経験が浅いから、そういういろんな思いが凄くプリミティブに出てくる。そのグロテスクさの具現化としてあの女の子がいるんだろうなと。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-13 01:50:31)(良:1票)
1991.  ゴースト/もういちど抱きしめたい 《ネタバレ》 
元々のリメイクの作品に、いろいろと似せて作ってはいるけれど、完全に劣化ものですねこれは。最大の問題は、最初の10分で、会って突然愛し合うという急すぎる展開ですよ。そんで愛しあったと思ったらすぐに事故にあって死んじゃう。最初の、二人の愛の育みこそ一番時間をかけて描かなきゃならん部分なんじゃないのかしら。それなのに展開が早過ぎて感情移入する隙もない。とりあえず、この韓流スターのファンなら、この人が出てるだけで即感情移入なのかもしれないけど(笑)、普通の人が観てそんな風にはならないよ。
[地上波(邦画)] 2点(2012-01-11 01:54:45)
1992.  マザーズデイ(2010) 《ネタバレ》 
ツタヤだけでしか借りられないそうで、これまで同様の触込みの作品にはハズレものが多かっただけにそんなに期待はしてなかったのですが、これがどっこい、かなりの良作でしたよ。サスペンス&ホラー映画ですが、そんなに怖くはない。「ソウ」シリーズの監督なだけあって、残酷な描写もあるにはあるのですが、そういうグロシーンもむしろ控えめに抑えている印象を受けました。にもかかわらず最後まで面白く観れたのは、やっぱりバイオレンスマザーとその子供達の独特なキャラにあるのでしょう。彼らの理不尽な要求、人間を巧みに操ろうとするその振る舞い。ママにべったりの息子達と、距離を置く娘。あまりに荒唐無稽な家族なので、一歩間違えばギャグになっちゃいそうな内容だけど、そのスレスレで回避して緊張感あるストーリーに仕立て上げてます。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-09 21:32:31)
1993.  127時間 《ネタバレ》 
一人の男が岩の隙間に挟まれるという内容で、どうやって間を持たせるのかが気になっていたのですが、過去の思い出と妄想、夢で大半を占めるという構成になってましたね。サバイバル術みたいなものを期待していたのですが、いい意味で裏切られました。岩に手を挟まれ、食べ物や水もなくなり、このままでは絶命してしまうという状況。ダニー・ボイル監督のこれまでの作品を振り返ってみると、けっこう残酷描写が多かったりしていたので、「あぁ、これはつまりそういうことか、、、」と最初の段階で察しがつきました。それでもやはり、例のシーンでは思わず目を細めてしまいましたね。自分だったら、腕を切る勇気があるかな~なんて思いながらも、主人公の境遇や行動にはどれも共感するものがありました。ただ一点、主人公が無事に腕とおさらばした時に、現場の状況をカメラで撮影するシーンがありますよね。「うわ~、そんなことするん。自分だったらやらんわ~」ってその時は思ったんですけど、あれはやっぱり、凄く象徴的な行いだと思うんですよね。要するに、彼は自分の家族とか、あるいはガールフレンドに対して、自分の思いを率直に伝えるということが出来ていなかった。それがフラッシュバックで明かされているけれど、そういう風に本心から逃げていた自分を悔いて、初めて自分と正面から向き合った。それがあの行動なんだと思います。「なにかを得る為には、なにかを失わなければならない」という言葉がありますが、彼は自分の腕を失った代わりに、ものすごく大きいものを得たんだろうと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-07 15:38:08)(良:1票)
1994.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 
タイトルだけ見るともの凄くB級臭いけど、実際に観てみたらA級作品でしたね。CGのクオリティがとても高いと思いました。全編に渡ってスタディカムで撮影しているのでしょう。手ぶれやズームアップなどで臨場感を演出する狙いだと思いますが、最初の「決戦24時間前」あたりはそれが浮いててちょっと気になったりもしました(実際に決戦が始まるとほとんど気にはならなくなりましたが)。この作品は、エイリアンと戦う内容ではあるけれど、あまりSF映画という感じがしないんですよね。あのロボットっぽいエイリアンたちを、そのまんま人間に置き換えてもなんの問題もないような。なので、そういうSFバリバリのものを期待すると肩すかしかもしれませんが、リアルな戦争体験みたいなものを楽しむにはすごくいい出来映え。この作品が描きたいのは、そういうエイリアンどうこうじゃなく、「海兵隊の心意気」なんですよね。それが凄く伝わってくる。子供達を守る時に。あるいはお父さんまでもが銃を持って戦い戦死したり、海兵隊の仲間達が自分の身を犠牲にしてみんなを守ったりする体験を通して、勇敢に戦うことこそが彼らへの弔いになるんだという。そういう戦士としての教訓がぎゅっと詰まっていて、この映画を観るアメリカの若者の中には「海兵隊ってなんて素晴らしいんだ。そんなら俺も入ってやるか!」みたいに思う人も多いんじゃないかなと思うぐらい。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-05 20:31:32)(良:1票)
1995.  プリティ・ブライド 《ネタバレ》 
スタッフ・キャストが「プリティ・ウーマン」と同じだそうですが、こちらはものの見事に失敗してしまってますね。登場人物二人に全然共感が持てない。あまりにリアリティがないし、突然濃厚キスがはじまって、マギーが「私になにが起こったのかしら」なんて言ってたけど、見てるこちらも何が起こったのやらと戸惑っちゃいます。結婚式の時に逃げ出して、そりも3回も繰り返して、「自分のことがわからないから逃げ出したの~」って、ただのアホやないですか(笑)。ほんと、イライラしちゃいましたよ、、、。
[地上波(字幕)] 4点(2012-01-04 19:45:26)
1996.  リピーターズ 《ネタバレ》 
全く期待せずに観たのですが、思いのほか面白く鑑賞する事が出来ました。落雷を受けて、毎日同じ日が繰り返されるようになるという設定は割とありきたりではありますが、一方は善に目覚め、もう一方は暗黒面に転がっていくその様がリアルに描かれていて共感出来る。自分だったらどうするかな~と考えるとより面白い。それと女の子が可愛い。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-01 17:18:23)
1997.  ハンナ 《ネタバレ》 
ケミカル・ブラザーズが大好きなので、彼らが初めて映画音楽を担当すると聞き特別な思いを持って鑑賞致しました。確かに、皆さん言う様に動機が分かりにくいお話ではあります。監督も言ってますが、これは現代を舞台にしたおとぎ話なので、あまり深く考えてみる必要はないのかもしれません。個人的にはそういう動機付けにそれほど不満はなかったのですが、しいていえばハンナがずっとあの雪山で過ごしてきて外の世界との交流を持たずに育ってきたと言う特殊な女の子であるのに対して、その彼女が外の世界でいろんなものを見たり知ったりするその過程での「驚き」の描写が足らなかったのではと思うんです。もっとこう、情動的に描写して観客に共感をもたらすようなことをするべきだと思うのですが、全体的に淡々としているんですよね。唯一、電気を使うシーンではそれが強く表現されはいたけれども。監督は長回し好きだから、それが逆にあだになってると思うんですね。そういう描写はやはり、カットを割って心を外化させる描き方が必要だと思うので。それから、ジョー・ライト監督初のアクション映画ということで、彼も撮りながら試行錯誤していくというところがあったのでしょう。格闘シーンの出来映えに凄く落差を感じます。たとえばスタディカムで長回しして撮影するお父さんの格闘シーンや、コンテナで男達と格闘するハンナのシーンは凄く格好よくていい出来映えなんだけど、最初の父と娘の格闘シーンや研究所での格闘シーンは短いショットを切り貼りして、いわゆる「ごまかし」の感が強い。ただ映像的には印象深いシーンもあって、中でもハンナが無機質で照明点滅する研究所を脱走するシーンはケミカルの音楽と相まって何かのPVでも見てるみたいな格好よさがありました。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-30 03:12:41)
1998.  カーズ2 《ネタバレ》 
前作と同じ感動を提供しても意味がない。新しいことをしなきゃ。というのがピクサーの考えで、本作も前作とは全く違うスタイルで展開されていてその心意気は買いたいのですが、やはり前作と比較するとドラマの部分が弱く、その分感動も弱いなと思うのが正直なところ。トイ・ストーリー2と、同じパターンの作品になってるなと感じます。アクション盛りだくさんでテンポもよく目には楽しいけれど、前作が良過ぎて期待し過ぎちゃった面もあるのかなぁ。あ、もちろんこの作品にもいいなと思うところはあります。東京、パリ、ロンドンの街並みの緻密さがとても美しい。笑えるシーンもいくつかあって、個人的には日本式トイレのシーンが最高でしたね。音声解説を聞くと、ラセター監督が来日した時に日本のトイレのハイテクさに魅かれたそうで、子供達が30分くらい遊んで水浸しにしちゃうんだとか(笑)。そういう自分の体験を「メーターにやらせたら面白いだろうな」とか「ロンドンの左側通行をメーターがどう感じるかな」とか考えて、楽しんで作っているんだろうなという気がします。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-12-26 19:37:40)(良:1票)
1999.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 
B級おバカテイストをあえて狙った作りの本作。パッケージだけ見たら、70年代の映画かと思いました(笑)。それもまたリメイク元へのオマージュなんでしょうね。この作品を一言で言えば、「おっぱい祭り」でしょうか。制作者がもうとにかくおっぱいが好きで好きでたまらないんだろうなというのが伝わってきます。ピラニアは、むしろ脇役なんですよ。この映画は、おっぱいが主役なんです(笑)。いやむしろ、ピラニアさんたちは賢くて善良な人や子供達は殺してない。頭の悪い連中しか食い殺してないから、逆に好感すら持てます。筋肉&おっぱい達の大殺戮シーンは、笑っちゃうぐらいのスプラッターぶりでクオリティ高いです。それとは裏腹に、CGの出来映えは「これ本当にハリウッド映画なのか」と思うほどのショボさ(笑)。まぁ、なんにせよそういうショボさも含めて、直球のB級テイストを貫いており、その姿勢が清々しい、
[DVD(字幕)] 6点(2011-12-25 16:40:19)
2000.  オープン・ウォーター 第3の恐怖<TVM> 《ネタバレ》 
まったく期待せずに観たのですが、意外や意外、 けっこう面白かったので個人的には満足でした。 実を言うと1も2も観てないので、予備知識ゼロだったわけですが、 どうやらこのシリーズは海に落ちて取り残されるというのが お決まりのパターンみたいですね。 こういう孤立系ムービーって自分の好みなんだな~と あらためて実感。男女数人で船旅をするも、海に落ちて 上がる椅子がなく孤立するという 展開はどうやら2と全く同じらしく、難民の船が近づいてきて サスペンスの展開になるのはこちらのオリジナルなようです。 そのへんの展開もなかなか良かったと思うし、 ラストのなんともいえない切ない感じも好きです。 誰が生き残って誰が死んでしまうのか、 全然予測不能なところもグッド。 一番美人だった女性が真っ先に死んじゃったのは 個人的には残念だったけど(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2011-12-15 21:26:09)
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