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キムリンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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201.  蝿の王 《ネタバレ》 
随分前から見たいと思っていたのですが、まあ合格点は上げられると思いました。ただ、原作にある、蝿の王(=闇に潜む怪物)の意味とか(映画では怪物の正体は気のふれた機長とされていたようですが)、サイモンが殺されるに至った背景などが描かれていなかった為に、最後のオチも含めて、やや底の浅い単なる子供向け映画になってしまったのではないかと思います。(この映画を見た後でホームルームで君はラルフ派かジャック派か話し合おう、みたいな)。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-09-24 00:05:32)
202.  ゆれる 《ネタバレ》 
新聞(ここのサイトでも)などでの高評価からちょっと 期待しすぎてしまったのか、実際に見ての感動はあまり感じられませんでした。 あまり先入観を持たずに見るべきだったのでしょうか。意味深な会話や印象的 な映像の挿入など心理劇を盛り上げる工夫が盛りだくさんで、監督の思い入れ を感じますし、主人公二人や脇を固めたベテラン俳優陣の演技力には感服しま すが、やや食傷ぎみでした。  謎解きがテーマではないと思うのですが、結局真実はどうだったのか、にこだ わってしまいました。 「最初に兄が証言したように、彼女が勝手に落ちて、兄は手をつかんで助けよう とした」なのか、それとも弟が証言したように「彼女の言葉に逆上した兄がわざ と突き落としたのか」。兄の腕に残った傷をみれば(意味ありげに何度も映して いましたが、なぜ弁護士がそれを兄に有利な証拠として取り上げなかったのかだ ろうか?)、前者だと思うのですが、じゃあなぜ弟はあんな証言をしたのか。  弟の妄想なのか。なぜ兄を嘘つきだと思ったのか。もし前者が真実なら弟の証言 には悪意があり、出所した兄は家に帰ろうと迎えにきた弟を絶対に許すわけはない、 などなどすっきりしない点が多々残りました。(こだわり過ぎなのかもしれません)
[映画館(邦画)] 6点(2006-08-20 19:39:02)(良:3票)
203.  迷い婚 -全ての迷える女性たちへ-
題名でも分かるように、仕事にも恋人にも恵まれながら、結婚に不安を感じて躊躇する女性をテーマとした映画のようなのですが、私には、サラの一家は果たして「卒業」の題材になった一家なのか、サラは「卒業」のエレン(サラの母)とベン(ボー・バローズ)の間に出来た子供なのか、という謎解きの方に興味をかきたてられました。そういう意味で、この映画に「卒業」のプロットがなかったなら、至極平凡な映画になっていたのではないかと思います。ジェニファー・アニストンは「フレンズ」のレイチェル役のイメージを抜けきれていなかったのですが、この映画で多少彼女の演技力を見直しました。(ちなみに、映画はまだ一般公開前ですが、ユナイテッド航空の機内映画で見ました)
[ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-21 21:55:09)
204.  ザ・インタープリター 《ネタバレ》 
みなさん意外と厳しい批評ですが、私は米国との往復の飛行機の中で見た8本の中ではこれが一番印象に残りました。アフリカの黒人国(差別ではありませんが)であんな美しい白人女性が育つものだろうか、という違和感はありますが、これまであまりアフリカを題材にした映画がなかったところも新鮮に感じた理由かもしれません。プロットが凝っていて、この手の映画にありがちな途中で先行きが分かってしまうようなこともなく、終盤まで展開が読めず最後まで飽きませんでした(内容が複雑過ぎて、終わった後も、「果たして最後の彼女の暗殺未遂は、最初から仕組まれたものなのか」、「彼女は陰謀に絡んでいたのか、巻きこまれただけなのか」、「一体どこまでが大統領側の陰謀なのか」など不明な点が多々残りましたけど)。
[ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-19 15:40:18)
205.  ギフト(2000) 《ネタバレ》 
初めて見るのかと思って見ていたら、最後の方になって何となく見覚えがしてきて、以前に一度みたことがあるのを思い出した、というほど、これといった特徴もインパクトもなく印象に残らない作品でした。製作者が大作を作成中の片手間にホラーサスペンスの色々な要素を少しづつ集めてきて纏め上げてもう一本おまけに作った小作品というイメージでした。かといってあまり批判的になる気にもなりませんでした。ストーリー的に無理はないし、これ見よがしのしつこさもないし、アニーやバディの苦しみながらも健気に生きる姿に、なんとなく勇気づけられてしまったりもします。力入れて正面から見ると失望するかもしれませんが、落ちこんだ時なんかにはほっとさせられるのかもしれません。
[地上波(吹替)] 6点(2005-10-30 12:42:45)
206.  狼王ロボ 《ネタバレ》 
幼かった頃親に連れられて映画館で見たのですが、その後しばらくはプログラムに書かれていたあらすじを毎晩寝る前に、親に読んでもらわないと寝つかれなかったほどにその印象は強烈で、幼心に「人間=自然の秩序を破壊する悪者」、「狼=健気に家族を守り人間に立ち向かう善者」という図式が刷り込まれてしまったように思います。原作のシートン動物記ではロボは最後は無残に殺されてしまうのですが、映画ではまんまと妻を奪還して、勇躍群れを引き連れて山の彼方に去って行くという劇的な終わり方になっていたのが一層印象を強くしたと思います。動物をテーマにした子供向けの映画は沢山あるけれども、ここまで人間に敵対した動物を描いたものは少ないと思います。放映から随分とたちますが、もう一度あらためて見てみたいと思うのですが、テレビで放送してもらいたいものです。人生の起点となった作品ということで例外的に10点をつけました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-10-25 23:33:59)
207.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 
原作未読、ドラマ未見なんで偉そうなことも言えませんが、エンディングテーマが流れ始めて、「あらら、これで終りなの?!」というのが率直なところでした。「黄泉がえり」、や「今会いに行きます」のような、劇的な最後の落ちを期待してしまった私が悪いのかもしれません。要するに「愛と死を見つめて」の現代版、なのですね。そうなると自分と年代が離れてしまっているのと、二番煎じ作品であることから、こちらの方が部が悪いのはしょうがないのかもしれませんが、結局淡々として見終わってしまいました。粗探しするつもりはありませんが、どうしても気になってしまったのは、(才色兼備でスポーツ万能の大人びた女生徒の)アキが(特に取り柄の無い平凡な男子生徒の)サクになぜ引かれたのか、サクと律子は結婚間際になってもなぜお互いの素性を全く知らなかったのか(律子は明かにびっこを引いているのだから、普通は親しくなれば、「その足どうしたの」「小さい頃入院中のアキっていうお姉ちゃんのテープを彼氏に届けようとして事故にあったの」「えっ、もしかして君、アキのテープを届けてくれていた女の子?」とかなんとか会話が発展していったのではないのでしょうか)、そしてアキのエアーズロックへのこだわりの設定が唐突で強引だったことです。原作の中ではここら辺りはうまく説明されているのでしょうか。長澤まさみは将来吉永小百合のような大女優に成長してもらいたいですね。
[ビデオ(吹替)] 6点(2005-09-25 12:48:57)
208.  ローレライ 《ネタバレ》 
「大戦末期に最新兵器により連合国に一矢を報いようと奮闘するも力及ばず撃沈」みたいなお話かと勝手に予想していたのですが、全く違ったプロットでした。日本国を一新させるために米軍に東京に原爆を落とさせる、という企みはあまりにも荒唐無稽ではあるものの、当時の傲慢で無能、無責任で卑怯な戦争指導者たちへの浅倉一派の怒りには共感を覚えないでもありません。天皇の権威を自分達の意のままに利用し、精神論ばかりを頼りに、兵站を無視した無謀な計画を実行し、現実から目を背け、徴兵した兵士たちを虫けらのように無駄死にさせたあげくに、戦争の最終責任を取ろうとしなかったばかりか、一億特攻などと日本民族を滅亡の淵に追い込んだ軍幹部にこの国の大衆はなぜ怒りを感じなかったのか私は不思議でなりません。欧米の戦争映画と比べて限られた予算の中でCGを多用しなければならないことなど同情はするものの、みなさんがおっしゃるように絵的な軽さはいかんともしがたいものでした。
[ビデオ(吹替)] 6点(2005-09-07 00:43:57)
209.  ビロウ 《ネタバレ》 
意外と皆さんの評価が低いので、いつ見るのやめて風呂に入ろうかと思いながら、とうとう最後まで見てしまいました。確かに、戦争映画にしては戦闘場面がほとんどなくて、舞台が潜水艦の中だけで地味だし、ホラーとしては亡霊がいるのかいないのか中途半端だし、物足りないのは分かります。でも戦争を題材にしたホラー風味のヒューマンドラマとして捕らえれば、合格点はあげられると思いました。ホラー映画にありがちな見終わった後のもやもやもありませんでしたし、後味は悪くなかったと思います。ところで、確かに鏡のシーンはドリフターズのコントを思い出してしまって、日本人の場合は怖さよりも笑ってしまいますね。ドリフのコントなんて知らない製作者は良く考えたと思っているのかもしれませんけど。
[地上波(吹替)] 6点(2005-07-28 23:20:30)
210.  東京物語
何人かの人が書いているように、見る側の人間の年代によって評価が分かれるのは仕方の無いところだと思います。一般人にとって映画は、カメラアングルだとか人物配置だとかの技術的な問題は二の次で、やはり映画の中味そのものに心を動かされたかどうかなのだと思います。私も、まだがむしゃらに人生を生きていた20代、30代に見ていたら(あの頃はこの種の映画を見る時間的、精神的な余裕もなかっただろうと思います)、評価はもっと低くくなっていただろうと思います。人生の峠を少し過ぎて、ふと立ち止まった時に見るのがお勧めかもしれません。それにしても、永遠の処女(でしたっけ)原節子ってもっと美しいと思っていたのですけど....( 下世話なコメントですみません)。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-28 13:43:06)
211.  アナザーウェイ D機関情報 《ネタバレ》 
原作の「D機関情報」(西村京太郎の初期の頃の作品には結構良い物があります)に感動して、都内のビデオ店を探しまわってようやく観ることができましたが、やはり原作には遠く及ばなかったというところです。折角の豪華キャストの割には深みに欠けていて、感情移入もままなりませんでした。映画としての時間的制約があるのは致し方ないところではありますが、それならば、前半の潜水艦のシーンは全てカットしてその分人物描写に時間をあて、スイスでの主人公の心の変化や必死の和平工作をもっと丁寧に描くべきではなかったのでしょうか。 ちなみに、映画では設定が1945年になっていましたが(原作は1944年)、この頃既にドイツは崩壊寸前で制海権を完全に失っており、潜水艦でのドイツ入国は不可能であったので、時代設定を1945年にするのには無理があると思います。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-29 09:17:04)
212.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 
地方U局でやっていたのを全く期待もせずに見たのですけど、予想外に良かったです。プロット自体はこの映画やスライディングドアなどで描かれる以前から、誰しもが一度は自分の人生のIFについて考えたことがあるでしょうから、特に新鮮味はありませんでした。それでも引きこまれてしまったのは、ニコラス・ケイジの好演によるものか、あるいは自分が年をとってしまったからなのでしょうか。二人の子供たちがとても可愛かったです。ティア・レオーニはNaked Truthの色っぽいオネエチャンのイメージが強かったのですけど、こういう役も結構はまるのですね。この手のストーリーは探せば沢山あるので、粗探しは禁じ手だとは思いますけど、一点だけ、こっちの世界のジャックが向こうの世界に飛んでいっている間、元々向こうの世界にいたジャックはどこにいたのでしょうか。楽しみにしていた年に一度の家族とのクリスマスを過ごせなかったのはちょっと可哀想。私も一度でいいから初恋の人が隣で眠る暖かいベッドの上で目を醒まして見たいですね。
[映画館(字幕)] 7点(2005-03-29 20:05:23)
213.  アザーズ 《ネタバレ》 
シックスセンスのパクリだというご意見も多いようですが、ある意味でこちらの方がインパクトが感じられました。たぶんこれまでに、家にとりついた幽霊や亡霊が住人を悩ませるという設定の映画が沢山あって、最初この映画もその類かという先入観で冷めてみていたところに、最後でみごとにそれをひっくり返しているからだろうと思います。主人公たちを悩ませていた亡霊・侵入者たち=この世の現実の住人たち、主人公たち=この家にとりついた死者の亡霊たち、という全く逆のプロットは気に入りました。故意に恐怖心をあおるような過度の演出もなく、落ちついた雰囲気の中で進行するストーリーには反って引きつけられてしまいました。どぎつさを期待した向きには物足りないのかもしれませんが、私的にはホラー映画としては合格点だと思いました。
7点(2005-02-20 23:09:19)
214.  呪怨 (2003) 《ネタバレ》 
うーん、この手の映画に怖がらない自分は感性が枯れてしまったのか、ボケが始まったのか、素直に怖がれた若い頃を思うと、ある意味やばい気がします。さて、そういう自分の側の問題点をさて置いて、つっこみを言わせてもらうと。 幽霊邸、黒い影、長い黒髪、老人、ネコ、テレビ、電話、シャワー、天井裏、子供、となんかどこかで見たようなお決まりのホラー道具満載。何かもっと目新しいあっと言わせる道具を期待していました。呪いの連鎖が広がって行くというのをオムニバス風に描いたのかもしれませんが、ストーリーが散漫になってしまったような。映画を誹謗する意図はありませんが↓の人も言っているように、日米で騒がれるのはなぜ?と感じてしまいます。 それにしてもいつもながらの「この世に怨念を残して死んだ者の呪い」というものがどうも納得できません。死んだ方にはお気の毒ながら、関係の無い人間に手当たり次第に恨みをぶつけるのはやはりいただけません。映画の中で呪い殺された、介護士、引っ越してきた若夫婦、その妹、高校生、刑事、元刑事、その娘、女教師の方達は、何の関係もなく、悪いこともしていないのに、生きていたらまだまだ楽しい人生を送れたはずなのに理不尽に殺されてしまったわけです。彼等のこの世に残した怨念たるやもっと凄まじいものがあるはず。彼等の怨念は当然彼等を殺した化け物たちに向けられるわけで、今度は化け物がその呪いに苦しむことにはならないのでしょうか。私だったら、絶対に化け物を許さず、あの世で執念深く付狙います。 
5点(2005-02-17 07:50:58)
215.  CUBE 《ネタバレ》 
不条理心理劇として見るならば合格点だと思いました。生きることに最も固執した俗物的な警官(大半の人間は彼のような行動を取るのでは)などが死に、唯一助かったのが一人では生きられなさそうな現実ばなれした少年だったというのがポイントでしょうか。一方で、娯楽サスペンス・ホラー映画として期待すると拍子抜けでしょうね。確かに最後に警官がもう一度現れたのは、心理劇を完成させるためには必要だったのでしょうが、ストーリー的には無理があります。Cubeの目的や謎の解き明かしを期待していたラストも見事に裏切られました。もう少し観客を意識して現実性を加味すれば、A級映画の仲間入りが出来たのかもしれませんが、監督としてのこだわりが感じられました。数学的な知識といい、くろうと向けの映画といえます。
6点(2005-02-11 20:10:33)(良:1票)
216.  愛と死をみつめて 《ネタバレ》 
そうそうたる名優たちが脇を固める中、美しい顔の半分を包帯で覆った吉永小百合は鬼気迫る名演技でした。あのまま吉永小百合自身が死んでしまったのではないかと錯覚してしまうほどでした。 数々の涙を誘う名シーンがありましたが、中でも死期を悟ったミコが自分の持ち物を焼却炉に持って行って、そこにいたおじさんに亡くなった方でもあったのか、と聞かれて「これから亡くなるところよ」と答えて、煙突から上る煙を見上げる冷めた表情は、あまりにも残酷で痛々しかったです。 確かにあまりにも暗過ぎるし救いがない感じでした。でもそれは現在の日本の無節操で軽薄な明るさの裏返しだからなのかもしれません。40年たってこの国もそして自分もどうなってしまったのでしょうか。点数が低いのはあらすじを分かって観ていたためで、リアルタイムで観たらもっと点数は高かったと思います。 
7点(2004-11-09 22:56:47)
217.  フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 《ネタバレ》 
前半を見た限りでは冷凍人間のSFコメディなのかと思いましたが、後半いつのまにか ほのぼのストーリーになっていました。荒唐無稽な設定の割にはストーリーに無理が なく、一つ一つのシーンが心にしみわたる感じがしました。悪人が一人も出てこない 映画も最近では珍しくなりました。確かに難を言えば結末に向けての展開がなんとなく 予想出来てしまうところですし、最後にもうひねりほしかったところではありますけど、 欲を言ったら切りがありませんね。 
7点(2004-11-07 19:00:07)
218.  パーフェクト・カップル 《ネタバレ》 
私の場合事前に、どうせクリントンを徹底的にこき下ろした、大統領選の裏側暴露のブラックコメディー作品だろう、という先入観があって、ほとんど期待せずに観たので、予想外のシリアスな内容で意外に面白かったです。「ワッグザドッグ」などから比べると派手さや刺激が少ないし、娯楽性はないのかもしれませんが、大統領に絡んだこれ見よがしの露悪的な作品にはもう食傷気味なので、こういった作品の方が反って新鮮味を感じます。少なくともまだアメリカにも良心が残っているのかもしれないという淡い期待を感じさせてくれます(もしこれがクリントンの実話に基づいているのなら、こんなことがあってようやく大統領になったのに、性懲りも無く彼はモニカ・ルインスキーなどと事を起こしてしまったわけで、なんともはやという感じです)。新奇の無い政治物ということで点数を低くしてますけど、後味は悪くなく楽しめました。トラボルタもがんばっていたと思います。
6点(2004-11-03 09:30:20)
219.  カサブランカ 《ネタバレ》 
ボギー一人がカッコ良くて、ラズロ夫妻はパッとしませんでしたね。特に旦那はどうみても反ナチスの筋金入りの闘志とは感じられなかった(バーグマンは評判通りの美しさでしたけど)。もともとがニ流俳優(ボギーもバーグマンも人気の出る前)によるB級のロマンス映画として作られたわけで、色々とB級の安っぽさが見え隠れするのはやむを得ないところではあります(こんなにヒットすると分かっていたらもっと金をかけて作れば良かったのでしょうけど)。イルザの残した別れの手紙の文字が雨の中でにじんで行くシーンやドイツ将校の歌うラインの守りがラ・マルセイエーズにかき消されてしまうシーンなどの名シーンを生んだやはり名作と呼ばれることはある映画だと思いました。ところで、ボギーが何度も使う「Here’s looking at you」を「君の瞳に乾杯」と最初に訳した人はなかなかのシャレ者ではありますけど、この原語のフレーズを外人女性に使っても日本語のフレーズほどには相手に対するインパクトはないでしょうね。「そんな昔のことは…」ももっと盛りあがった場面でバーグマンに対して使われているのかと思ったら、全くの端役の女(バーグマンに劣らず美人でした)に投げやりに使われているだけでした。ちょっとこの日本語訳の両方のフレーズが日本では一人歩きし過ぎているようです。
6点(2004-10-31 17:27:11)
220.  ローマの休日 《ネタバレ》 
子供の頃最初に観た時は、なんかぬる~い夢物語のお話だと思って、心にも残りませんでしたが、今改めて見ると、やっぱり良い映画だったんですね。古い秩序としきたりのあった時代にはほっとさせられます。ローマの観光促進策が裏にあったらしく次から次へと観光名所が紹介される割には露骨な商業主義の臭いは全く感じられません。ストーリーもこの種の話にしてはテンポがよく、一方で、自由を求めるアン王女が権威の象徴の長い髪を切ったり、自分の身分を隠しているために、真実の口の前で不安になったり、と細かい部分も丁寧に描かれていましたね。  ちなみに本作品はハリウッド映画として全編海外ロケで作成された初めての作品だったそうですが、当時ローマは記録的猛暑で俳優もスタッフも大変な苦労だったそうです。そんな中可憐な容姿とは裏腹に、強い野心と覚悟を持って臨んだオードリー・ヘップバーンは文句も言わず演技に集中したそうです。さらに90テイクマンの異名を持つワイラー監督により、有名なスペイン階段の数分のシーンは6日間かけて何度も撮影されたために、後ろに映る大時計の時刻がショットごとに違っているそうですが、これまで全く気が付きませんでした。
[地上波(字幕)] 8点(2004-10-30 18:00:53)
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