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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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2301.  マイ・ウェイ 《ネタバレ》 
えーーーー・・・・・・この映画、公開当時、感動しちゃって二度見に行ったりしたんですけど、だからいい映画だと思いたいんですけど、それは中学時代に、まだ、「その言葉」の意味を知らないままに感動しちゃってたからで・・・うーん。この映画の中で、主人公であるお父さんが妻に涙ながらに告白をする、とても重要なシーンがあるんですね。音楽が最大限に盛り上がり、そりゃもう、一大悲劇の告白。「私は・・・インポテンツなのだ!」 えーと、当時、その意味を知らなかった私は、それを何か重大な肉体的、もしくは精神的な問題を抱えてしまって、それは人生の一大事なのだろうなぁ、と同情したのでした。いや、その通りなのだけれども。だけどもさ。その意味を知っている今、この映画のあのシーンを見て、果たしてかつてのように感動できるのだろうか?あの大仰な音楽の盛り上がりを笑わずに見ていられるのだろうか?そう考えると、全くのところ、自信がありません。いや、息子が不慮の事故で死んでしまい(建築現場のエレベーターが墜落するシーンの主観映像の恐ろしいこと!)、お父さんがどん底に突き落とされる、そこから立ちあがろうと走る姿はとても感動的なのですよ。だけど、今となっては疲れきって倒れたお父さんが全ての力を振り絞って立ちあがる姿が、なんかの(何とは言えませんわ)暗喩に思えてきてしまうんでないかと考えると、ねぇ。あ、個人的には下ネタを書くのは嫌いなんですよ。はい。
6点(2005-02-14 21:48:12)(笑:1票)
2302.  笑の大学 《ネタバレ》 
期待したほどでは、という感じでした。中盤に存在する、役所広司がハジける部分、ここが見せ場になっているのですが、周りのお客さんの反応とは逆に、私はここでさーっと醒めてしまいました。そこに至る過程って自然だったかぁ?と。お互い作用し合って、高められていって、遂に辿り着くポイントなのですが、どうにもこうにも役所広司がそこまでになってしまう事に納得ができないのですよね。なので、この時点で私とスクリーンとの間に距離が生じてしまいました。実のところラスト近くの役所広司の告白によって、それが必然的な流れだった事が説明されはするのですが、セリフでの説明でそれを納得させるんじゃなくて、日々の流れの中に刻まれてゆく変化でちゃんと説明して欲しかったと思います。もうひとつ、私が入り込んでゆけなかった原因は、肝心なその台本によって演じられるであろう舞台の姿がちっとも具体的に空想できなかった事。部分部分は表現されても、最後まで二人のやりとりから、頭の中に面白い芝居を組み立てる事はできませんでした。全体的に間を持たせて情感を描写しようとしているのは判るのですが、ダレる原因になっていた気がして、その時間を芝居の笑いがどんなだったのか、もっともっと教えてくれる時間に割いたら、どんなにか楽しかっただろーかと。ほとんどが二人だけで進行する映画なのですが、この二人が、実際に存在するのであろう芝居の多くの役者達を表す機能をちゃんと果たさないと、この対話劇の意味はかなり薄いものになってしまうような気がします。ラストの切なさにプラス1点、というところで。
6点(2004-11-01 20:29:24)(良:2票)
2303.  大逆転(1983)
先物相場って、当時は全然知識がなくって肝心のクライマックスが「???」って状態でした。今は少し知識付きましたが(えーと、要は少し価格が上がっただけでも大儲け、だけど少し下がっただけで大損な世界、ってその程度の知識かい!)、でもなんのためにあるのかは未だによく判んないや・・・。ジョン・ランディスがまだ好調だった頃の映画なので、エイクロイド&マーフィの笑いは快調、今も新年を迎えると「メリー・ニュー・イヤー!」を思い出すものです。まあ、正直に言えば、いちばん印象に残ってるのって、ジェイミー・リー・カーティスの大きな(そしてかなりタレ気味)オッパイだったりしますが。
6点(2004-10-23 01:32:26)
2304.  スター・ウォーズ<特別篇>
久々の大スクリーン!という事でワクワクして出かけたのですが、終わってみれば最初から最後までオリジナルと違う箇所チェックしてただけ。ただの間違い探し状態。私の中でこの映画は消費し尽くされてしまったのかもしれませんねぇ。デジタル技術によって、ケレン味の増したショットも多いのですが、タトゥイーン部分はこれ見よがしでワザとらしくなってしまっているショット多数、という感じ。デジタル音響になって、低音がズンズン鳴るのはいいけれど、X-ウィングの飛行音なんかはモトの音の方が良かったですし。ところで「ジェダイ」や「エピソード1」に比べて、この映画のジャバ・ザ・ハットだけ、なんであんなに縮んでいるんでしょう? きっと乾いた大地をわざわざ歩いてきたんで、水分抜けちゃったんでしょうね。うんうん。
6点(2004-10-23 00:07:13)
2305.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
物語としては、実のところかなり古臭くて、細部はともかく大筋は中学生が書いたようなシロモノではあります。もちろん、これが古典的作品を原典としている事は百も承知ではありますが、あの最終ボスは意外でもナンでもなくって、なんちゅー使い古し、ヒネリなしの世界なの!?って感じ。頭の中の記憶ボックスからいろんな類似ネタがごろごろとこぼれ出てくる状態。ですが、まあ、その古典的テーマ、ロボットに生まれる心と、ロボットに課せられてゆく情緒的矛盾という名のジレンマを上手く表現できている映画ではありました。アクションシーンがゴテゴテとハデに飾られていても、それが物語の流れから必然的なものとして運動しているので、気になりませんし、CG丸出しでも、動いているのがロボットですから不自然さを感じずに受け入れられました。なかなかキュートなネコたんも登場するしね(笑) でも、映画を見終わって思ったのは、最終ボスが言った事も一理あるなぁ、という事。自由である事が、人にとってでなく人類にとって必ずしも良き事なのかどうか。今公開中の「ヴィレッジ」や「華氏911」にも同じようなメッセージが見えていたのですが、時代が個から集団を見据えての思考へと移行しつつあるのかもしれません。
6点(2004-09-22 20:48:52)(良:1票)
2306.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 
ILMの仕事っぷりが荒れてくると、もうすぐ「スター・ウォーズ」なんだなぁ、と実感できますねぇ。さて、この映画、正直なところガッカリでした。えーと、昔、変身サイボーグっていうオモチャがあったんですよね。スケルトンな人形に服やマスクを被せてウルトラマンになったり、仮面ライダーになったり。男の子向け着せ替え人形。この映画のイメージは、アレ。ハリウッドの娯楽映画の定型フォーマットにホラーの服を着せました、って感じ。結局やってる事は「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」。で、80年代末時点で、「インディ」はやや時代遅れ気味になっちゃったんですよね。超人的、奇跡的展開にウソっぽさが感じられるようになって。それをここでは今だにやってるもんなぁ(世代が一巡した、って事?)。しかも丸出しCGで見せられると、そりゃナンでもありでしょーよ、ってな気持ちで萎えちゃいますしね。それでも変化を色々と見せて貰えればいいんですけど、なんでここ一番の舞台はいちいち機械屋敷になっちゃいますかねぇ。あと、新しいモノを見せて刺激を与えてくれれば良かったんですけど、狼男、フランケンシュタインの怪物、ドラキュラ伯爵と、既成のものを盛り合わせただけなので、そこに思い入れないと、新鮮味がねぇ・・・。それにしても、最後にヒロインを襲う悲劇、あれは笑って欲しいワケではないんでしょうけれど、どう考えても・・・ねぇ。最後に、「ハムナプトラ」の時もそうだったんですけど、メインタイトルを出さないと、いつまで経っても本題に入ってくれないって感覚になっちゃうんで、メインタイトルは冒頭に入れといて下さいな。個人的な気持ちの問題ですけど。
5点(2004-09-14 22:45:04)
2307.  ミッドウェイ(1976) 《ネタバレ》 
センサラウンドファンなレビュー。黒地に白文字の解説文に小さくブーンと飛行音が聞こえた次の瞬間、突然、空母から飛び立つ爆撃機のエンジン音に「大地震」の時より高音気味で振動の少ないセンサラウンドがバババババ!と炸裂、そのセンサラウンドに負けないくらいにインパクトのあるジョン・ウィリアムズの、打楽器をメインにしたスコアが被さります(サントラ化されてないのが残念)。タイトルを表示しながら、センサラウンドとスコアとの競り合いで爆撃機は進み、東京への爆撃映像に「大地震」と同じく、ズン!ズズズン!とお腹に響くセンサラウンドが使われ、オープニングは締めくくられます。劇場で見るセンサラウンド映画として、このオープニングは最高、そして後はまあ、どうでもいいような・・・(もっとも、このオープニング映像も「東京上空30秒」という映画からの流用なのですが)。当時の記録フィルムと東宝映画の流用で、お世辞にもクオリティの高い映画とは言い難いのですが、そこにズンズン!とセンサラウンドが被さる事で、娯楽映画としてのケレンだけは備わってました。もっとも、時代の移り変わりを象徴するようにチャールトン・ヘストンが殉じていかねばならなかった展開は、なにやら教訓じみていてシラケてしまいました。あと、日本人のシーンが、元は英語で劇場では日本語吹き替えになっていたのですが、「おはようございます、官房長官」と不自然なセリフを声優調で喋っていたのをよく真似したものです。
6点(2004-09-05 16:02:45)
2308.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
【激しくネタバレしてます!】前作はそこそこ、って程度の印象だったのですが、今回、ミラの舞台挨拶目当てにのこのこと出かけました。前作との二本立て1000円で安かったしね。さて、この続編、前作から完全に直接の続きとなっておりまして、前作の記憶がすっ飛んでしまっていると、ちょっと置いていかれちゃうよーな気がしないでもありません。前作のラストで暗示されたように、今回は廃墟と化したラクーンシティの中で繰り広げられる、あのラストシーン直後の物語・・・なんですけど、ミラ、髪型やら髪の色やら違ってない? まあ、細かい事は気にするな、と。ミラが前作に比べても、やたらに強くて、その分危機感が弱く、その上、主役半分ジルに持っていかれてたりするんで、ちょっとミラの印象が薄い気がしないでもなく・・・。アクションシーンはハデになりましたが、カメラ動き過ぎ&カット割り細か過ぎで、ちょっと見辛い感じ。それでも、ジルのコスチュームやラクーンシティの廃墟の描写で、前作よりもオリジナルゲームの感覚が上手く出ていたと思います。一方で激しい銃撃戦やスペクタクルな映像もたっぷりで、スケールアップされた感じ。もっとも、恐さ、って点ではちっとも。前作よりもマイルド。【ここより更に激しくネタバレ!!】で、ゲームの方がちゃんと完結していないゆえか、映画も前作同様なラストを迎えてしまうので、スッキリというワケにはいきませんでした。ホラー映画の常套として、きっちりケリを付けずに引っ張っちゃいますよ、っていうのはあるんですけどね、ほんの数日の悪夢を何年もかけて映像化し続けるつもりなんでしょうか? もし次があるのなら、終末感とゾンビの恐さをもっと強調して欲しいな。ワリとこのシリーズの無機的な色彩は好きですしね。【ついでに】ミラったら、舞台挨拶、ノーブラなピッチリドレスなのよー。うっわぁ。
6点(2004-08-25 00:05:00)
2309.  スレイヤーズ ごうじゃす
相変わらずのリナとナーガのドタバタ物語。ドラゴンもまたいで通る、通称「ドラまた」のリナの面目躍如な展開が楽しいのですが、そろそろマンネリかな、という感じもしました。でも、今回の最大の欠点は、ちょっと絵柄がヘンになっちゃった事。ナーガがオカマにしか見えないんですわ。ナーガはセクシーダイナマイトじゃなくっちゃイケナいんじゃないかなぁ、と思うんですけど、胸に詰め物したオカマじゃあ、魅力半減。それでも、併映の「ナデシコ」の一人よがりさ加減に比べれば、楽しめるものを見せようとする姿勢に安心できる映画ではありました。
6点(2004-08-07 01:09:00)
2310.  スレイヤーズ RETURN
前作で、リナとナーガのマンザイノリがメインだったら楽しめるのにと思った、その通りに登場したので、評価点は当然アップです。乗り込んだ敵の本拠地は掘っ立て小屋で、ボスはみすぼらしく、かつての部下に給料未払いで袋叩きに合うほど情けない、という脱力系の展開から、掘り出した魔獣の暴走と対抗すべく作り出したゴーレムのこれまた暴走とゆー、かえって事を大きくしてしまうバカなノリは、スラップスティックなアニメとして単純に楽しめました。前作にあった情感は皆無なのですが、60分の映画ならば、これくらい割り切りってお笑いに徹していた方が好感が持てます。この時の併映がどんよりメチャ暗な「X」だったので、ちょうどいいバランスを保っておりました。
6点(2004-08-06 00:32:53)
2311.  南太平洋(1958) 《ネタバレ》 
確か、この映画は自分で2枚チケットを買って、ミュージカル好きだった母と見に行ったんですよね。今にして思えば結構媚びた息子だったんだなぁ。さて、「南太平洋」、ミュージカルの楽しさと物語の深刻さのバランスが、あらら?って感じで取れてないよーな映画ではありました。ミッチー・ゲイナーの初登場シーンなんか、とっても楽しい雰囲気で、わくわくするような絢爛たる物語が展開するかと思いきや、何やら過去を引きずるラブストーリーと物語全編を覆う戦争の影。悲劇的エピソードの末の、ほんのさりげないハッピーエンド。あのテーブルの下の握手はこの映画を見てから30年近くが経過した今もはっきり覚えているくらい印象的でしたが、映画全体としては、当時の私にはちょっと重さについてゆけませんでした。とは言え、70ミリ(ちっちゃなスクリーンの70ミリでしたが)の画面に描かれた、南洋をバックにしてのミュージカルシーンの美しさはやはり今となっては貴重な映像。もっとも、ミュージカルって主役の人がずっと歌うモノだと思ってたんで、幅広なオバちゃんがどアップで歌い出した時には「えええ~?」って感じでしたね。若さゆえの無知ではありました。
6点(2004-07-24 03:07:48)
2312.  アドベンチャー・ファミリー
【STING大好き】さま、私ってばヒネた大人になってしまいました、ごめんなさい。という事で、中学時代に名画座で見たこの映画、よいクマさんと悪いクマさんのバトル炸裂、悪いクマさんが家を襲撃するシーンは「グリズリー」の1.8倍くらいは恐かった(それじゃあんまり怖くない、って?)事が印象に残る作品であります。大自然の中で暮らしてゆく、その豊かさと過酷さの両方が描かれ、だけどあくまで物語は家族向けの、家族っていいねっ!っておはなし。ハラハラしたり怖かったり、でも、アライグマちゃんかわい~ん、コグマちゃんキュ~ト、な部分を頬緩ませながら見て、のどかなラストシーンでスッキリ。これが日本を舞台にしたら、と考えると、どうしても「る~るるるる」というヤツを思い出してしまうわけで。不機嫌な父さんの顔を思い出すわけで。母さん、アメリカの人は、いつも前向きなわけで。曲も「ちゃ~んちゃらら~ん、ちゃ~んちゃららん」という雄大な曲だったりして、こっちの「あ~あ~あああああ~」とはかなり違うわけで。国民性の違い、というものを感じたりするわけで。しかしやたらと中途半端なレビューなわけで。そういうわけで。おわりなわけで。
6点(2004-06-30 00:43:18)(笑:4票)
2313.  ショムニ
実はこの映画、原作マンガの精神にはドラマ版よりもずっと忠実なのです。原作の基本は塚原の成長物語なので、ドラマ版の千夏メインな展開(しかも本来ボケな千夏がツッコまれずにカッコいい、ってどーゆー事よ?)は「こんなの『ショムニ』じゃない!」なんて思ったのですが(3話くらい見て、これはこれでアリ、とも思いましたが)、映画はダメOLが悪を糾す、なんて展開じゃなくて、ダメOLなりのドラマを綴ってゆくワケで、それこそが原作の持ち味だし、魅力。遠藤久美子の塚原はイメージこそ違うものの、ショムニのメンバーに翻弄されつつ成長してゆく、という役どころを好演していました。だけど、あくまで人気が出たのはドラマの「ショムニ」だったワケで、そのキャストも使わなければ、会社を舞台にした物語ですらない(メインになるのはアフター5、夜の物語)「ショムニ」が、一体誰のために存在しているのだろう?というのが正直なところ。原作の精神には忠実でも物語は全くオリジナルな状態なので、原作ファン向き、という訳でもないですし。高島礼子の千夏はアクティブさが不足してるし、河合美智子のカナさんはその設定に説得力を与えてくれません。千夏のライバル杉田や、塚原の恋の相手右京を出さない、狭い世界で終わってしまうこの映画、それでもドタバタ喜劇として楽しめはするのですが、誰が望んだのやら存在意味不明、というのはとっても不幸な状態でした。
6点(2004-06-21 01:13:54)
2314.  A.I. 《ネタバレ》 
映画は最初に人間の視点でロボットを見ています。デイヴィッドにも作られたモノゆえの違和感があります。しかし、映画が進むうちに、段々とロボットの視点に移行している事に気付きます。観客は人工知能の心に移ろいゆき、そして最後には、ロボットの視点で作られた人間を見る事になる・・・。この流れのために、映画はシンメトリーの構造を成しています。冒頭の作られたアンドロイドはラストの作られた母親に繋がり、コールドスリープ状態の「本当の息子」は、2000年凍りついたデイヴィッドに繋がり、溺れる息子は海に身を投じるデイヴィッドに繋がり、と。そこから見えてくるのは不確かな人間の心。ちょっとした情報の入力で揺らぎ、移ろいゆく、愛の普遍性に投げかけられた疑問。人類が滅亡する事で、デイヴィッドの人間としてのアイディンティティーが認められるという皮肉な展開も含めて、スピルバーグらしからぬ毒をたっぷり含んだ映画となりましたが、残念ながら視覚から得られる映像的刺激に乏しく(なんて俗っぽい美術デザイン!)、退屈さはいかんともしがたいのでした。
6点(2004-06-16 16:14:50)
2315.  裸の銃を持つ逃亡者
あらら、こんな大事な作品(点数は高くないですけど)をレビューし忘れてるとは! 「もういいトシなんだからさぁ、バカはやめよーよ」、なんてツッコむ人がレスリーの周りにはいないんでしょうか? ひたすら楽しそうにバカを爆発させる彼には、尊敬の念を抱きます。だって、コメディ俳優なのにちっとも楽しそうじゃない人がいっぱいいる中で、彼は本当にバカが好きなんだもん。楽しんでる事がスクリーンから滲み出てきてるもん。パロディはベタだったり、あまりに盛り込み過ぎて笑うスキを与えてくれなかったりするけど、アクションはムリしてる感があって、見てるこちらがハラハラしちゃうけど(あーもーやめてー、ムリしないでー)、彼のバカは私を幸せにしてくれます。惜しむべきは、これを見たのが地下鉄の音がごとごと響く、ちっこいスクリーンにガサガサの音の映画館で(だけどロードショー)、落ちついて見られなかった事。
6点(2004-06-16 01:56:14)
2316.  略奪者 《ネタバレ》 
シネスコ画面に広がる、静かに乾いた砂漠の風景と荒々しいトレーラーのアクションとの対比が印象的な映画でした。4人の犯罪者が仲違いし、自滅してゆく、ただそれだけの物語なのですが、監督に明確な美学がある事が感じられます。乾ききった男達の、砂を噛むようなザラザラとした感触を彩る意匠を凝らした画面構成。醜悪な個性から何故か垣間見える美。マカロニウェスタンの現代語訳のような世界は、フランス映画らしい映像のこだわりによって、独自の個性を持ったと思います。惜しむべきは、そのイメージを優先するあまりに、物語やキャラクターの背景に魅力を欠いてしまった事ですね。愛なんて無縁の映画ですが、愛を透かして見る事もできないようだと、やっぱりちょっとツラいです。
6点(2004-06-16 01:06:03)
2317.  ドクター・ドリトル(1998)
野犬の保護施設で「おれはカイザー・ソゼだ!」とか「デッドドッグ・ウォーキング!」とかいうの、ウケました。中身は他愛ない、ちょっと下ネタが多めなお子様向け、という感じでしたけど(子供はお尻とかオナラとか大好きですからねぇ)。原作童話の面白さからは遠く離れてしまって、子供の頃に楽しんだ世界を連想する事は全く不可能、エディは巻き込まれて混乱、って演技が多くてパッとしない、それでも動物のリアクションを見ているだけで楽しい映画でした。ただ、閑散とした元日の渋谷で見たこの映画、映画館でインフルエンザを貰ってきて、その後一週間寝込み、その上家族みんなに感染。この映画の事を思い出すたびに、人のいない、終末の世界みたいな渋谷と酷い具合の悪さ、そして家族からの非難を思い出すのでした。
6点(2004-06-05 12:34:34)
2318.  瀬戸内少年野球団 《ネタバレ》 
「がんばれ!ベアーズ」みたいな野球映画かと思ったら、野球部分はほんのちょっぴり。大部分は戦後直後の人々の織り成す混乱と哀しみのドラマで、期待した映画よりもずっと重たい中身ではありました。「私達、野球やりましょ」とゆー流れになるのも、ええ?なんで?って感じ。駒子先生、どうして? でも、ラスト、武女との別れのシーンは竜太の気持ちが痛いくらいに判って、それを見つめる駒子先生の眼差しが記憶に残り、切ない思い出のような映画になりました。
6点(2004-05-16 00:09:42)
2319.  バードケージ
本来なら、めちゃくちゃアクの強いハズのロビン・ウィリアムズ&ジーン・ハックマンが、ネイサン・レインの存在によってアク抜きされちゃってるのが可笑しいです。彼(彼女)は、多少デフォルメがキツい気もしないではないですけれど、ホントにああいう人生を送ってきた人、みたいに思えちゃいました。大爆笑、とはいかないけれど、全編それなりにユーモラスで笑える映画でした。ただ、大作系お正月映画として上映すべき映画ではなかったと思うんですけどねぇ。大劇場の大スクリーンにミスマッチな映画ではありました。やっぱり、お正月に広々&ガラガラの場内で笑ってるのって、虚しいし・・・。
6点(2004-05-15 23:39:34)
2320.  アナスタシア
ディズニーがビスタばっかりの時代にフォックスはシネスコでアニメを作った、そこはちょっと評価(製作当時の話で、ディズニーでも最近の「アトランティス」&CGモノな「バグズ・ライフ」はシネスコでしたが)。いい話なんですが、作画クオリティのバラつき具合とCGの使いどころの不自然さで、惜しい事になっちゃってるな、って感じです。昔のミュージカルのイメージを意識しているのですが、今や、それはアニメだからこそ再現できる世界、リアリズム&CG中心の現代じゃ実写じゃ無理、というところが、ちょっと悲しいですね。
6点(2004-05-07 14:45:08)
080.32%
1220.87%
2421.67%
31234.89%
431912.67%
548419.23%
654521.65%
745518.08%
829811.84%
91827.23%
10391.55%

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