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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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221.  ルイスと不思議の時計 《ネタバレ》 
 ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットねえさまなら面白さは約束されたようなもの、と思ったら必ずしもそうとは限らなかったわ。   魔法だ魔術だって事でファンタジー映画だと思っていたら、ファミリー向けながらなかなかなホラーで(まあ、監督が監督だしね)、『学校の怪談』みたいなカンジでちょっと懐かしい感覚だったわ。   でも、始まってしばらくしても、あまり惹きつけるモノが無くて、映画に入り込むのが大変。  ジャック・ブラック頼りなんだけど、魅力溢れる不思議な叔父さん、とはいかなくて、思わせぶりなばかりでなかなか真実が見えてこないもどかしさが募るキャラ。  ブランシェットねえさまは今回もとても素敵だけど、前半は出番があんまりないのよね。主に活躍するのは後半になってからで。  そして肝心な主人公のルイス、ヤツがヘタレヘナヘナ系でマイナスな時間が長くてなかなかプラスにならない、焦れったいコで。   主要な登場人物がごく限られていて、そこに惹かれないとキツいタイプ。始めから見せ場の連続ってわけではないので。  やっとこさ映画にノレたと思ったらもうクライマックスだった、みたいなカンジ。  【超ネタバレ】話のケリをつけるのは「地球消滅0002」だしさぁ(何のことか知りたかったら検索してね)。   ハロウィンっぽい、ホーンテッドマンションっぽい美術は良い雰囲気だったし(人形たちはファミリー向けにしてはちょっと怖すぎ?)、音楽がとても印象的。そういうイメージ作りは良かったんだけどねぇ。残念ねぇ。
[映画館(字幕)] 5点(2018-10-12 20:11:48)
222.  イコライザー2 《ネタバレ》 
 『イコライザー』、前作は評判良かったけど私はあーんまり、だったのよね。  「なんか知らないけどやたら強いホームセンターのおっちゃん」でいいじゃない、その元エージェントとか組織がどうのとかいう描写、要らなくない?みたいな。  眠れずに夜の街を彷徨うあたりの空気感は良かったんだけど。   で、その続編。  今回は最初から元エージェントっていうのは前提として存在しているので、そこは覚悟して。   運転手として街を流してゆく、その空気感は今回も健在、いいカンジ。  でも、やっぱり元エージェント、元精鋭部隊、元殺しのプロっていうアレ、セガールとか『コマンドー』とか『ザ・シューター』とか、その他もろもろ、ジャンルとしてもういっぱいあるわけで、その部分は今回特に目新しい感じは全然しなくてね。   今度の敵はイコライザー、とか謳ってるけど、そこがそーんなにスゴい!とかって別になくって。案外みんなサックリと倒されちゃうわ。能力的に差がありまくり。   今回面白かったのは、本筋よりも、色々とお節介を焼いちゃうところで、あ、前作もそんな感じだわ。クロエが黒人のお兄ちゃんになったみたいな?  でもさ、そういうお節介、優しさを見せるのならば、あの母娘たちにもフォロー入れとくべきじゃないの? 悪人の家族ってのは放っておいても仕方ない、みたいな? なんか納得いかないわ。  ついでにヤク中の、お兄ちゃんに殺しを強要してくる連中はアレでカタついちゃったわけ? なんか随分アッサリしてたけど。   判りやすいけど良かった点としては天候ね。不穏なシーンになるといちいち雷鳴とどろくの。で、いよいよ危機が迫ってきましたよ、ってシーンからは激しい雨、そしてクライマックスは嵐。そしてラストシーンは晴天。本当に判りやすいわ。   っていうか、今回の陰謀って結局あんまりよく判らなかったんだけど・・・根本的なトコって全然解決してなくない?
[映画館(字幕)] 6点(2018-10-11 20:27:02)
223.  散り椿 《ネタバレ》 
 画面の中に更に障子や襖、あるいは並木や竹林でフレームを作って、そのフレームの中に風景が映える、そんな映像美が散りばめられて。  また、人物の姿をぴったりとフレームの中に収め、決して不安定に動かしたり、構図を崩したりしない、端正な様式美で貫かれてて。   そういう映像の作り方はいいのだけど、脚本はちょっとツラい感じ。  説明的な台詞がとても多くて、見てるこちらはそれを咀嚼するのが大変だし、それを言わなくちゃならない役者さん達も大変だなぁ、って。どうしても自然な演技ってワケにはいかなくなっちゃうものねぇ。特に若手の人達は台詞の消化感ハンパなくてねぇ。ただでさえ言いなれない言葉なのだし。   それに、なんか勧善懲悪。あーんなわかりやすい悪人が出てくる映画だとは思わなかったわ。なんかもうとにかく悪なんです、悪だから仕方ないんです、みたいな有無を言わさない状態なので、ドラマが単純化しちゃった感がするの。   その内側に流れる人の心の機微、それが大量の台詞とくっきり善悪とで薄まっちゃったように思うわ。ほら、もっと岡田と西島、麻生と黒木の中の細やかなキモチっていうか想い、そういうのがあったハズだと思うのね、でもそこを純化するには周囲がやかましくなりすぎちゃってて。悪役が悪丸出しの顔して演技して、それじゃあ世界が単細胞的になっちゃうって。   岡田准一がとてもストイックな役柄を演じていて、でもスタイルが三船敏郎なの。もう少し岡田准一オリジナルな魅力、個性があればねぇ。他の作品を見ても彼、ちょっと真面目すぎる気がするわ。もう少し余裕、ゆとり、遊びがあっていいんじゃない?
[映画館(邦画)] 6点(2018-10-11 20:14:10)
224.  ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編 《ネタバレ》 
 タイトルから大会をメインに構成されてるの?と思ったのだけど、内容的には普通にテレビシリーズのダイジェスト。  みほの転校から始まって、模擬戦や聖グロリアーナとの練習試合も(あんこう踊りも、おばあの入院も、華のお母さんの反対も)しっかり含まれた総集編。  なのでOVAだったアンツィオ戦が順番通りに組み込まれた以外の、映画用の新しい要素は回顧ってカタチの、あんこうチームメンバーによる解説くらい。   テレビシリーズは10回は繰り返して見てるので、特に新たな感動みたいなのは無くて。大スクリーンで、5.1チャンネルの音響で、と言っても見慣れた映像のみだし。オープニングはテレビシリーズのまま、エンディングは12話ラストシーンの後に黒地に白文字スクロールの地味っぷり。音楽も新録音されてる訳じゃないし。  これまでに多くあった再編集モノの枠から一切出てないわけで、『ガルパン』としてはともかく、映画としてはあまり評価できないなぁ。   もちろん『ガルパン』ファンならば楽しめるし、親切な構成なので一見さんにも優しい作りになってるけど、でも今から新たに映画で『ガルパン』を見始める人っているのかしらねぇ。  もはや完全なファン向け上映としてしか成立しない気も。そして、ファン向けならばもっと違ったアプローチの仕方がありそうな気もするの。このところ絶好調な吉田玲子さんに再構成して貰った方が良かったんじゃないかな。   ちなみにMX4D版はMX4Dにしては頑張ってよく揺れてたけれど、映画内で上映されている映像にまで震動付けちゃったら、もう何がなんだか。
[映画館(邦画)] 6点(2018-10-08 20:32:10)
225.  累 -かさね- 《ネタバレ》 
 土屋太鳳と芳根京子が「顔が入れ替わる」役を演じて、それはそれぞれの演技、特徴を十分に理解して初めて成立するものだから、求められるものはかなり高度で複雑。  そしてその要求に見事に応えてみせる二人は本当に凄いわ。  その時、どちらがどちらの人格なのか、それが見ている人に瞬時に判るのだから。  その上、合成で継ぎ目のない入れ替わりまで見せてくれたりして、「本物」と「偽物」の世界が曖昧になってゆく恐ろしさがじわじわ伝わってきて。   「口紅を塗ってキスをすると顔が入れ替わる」っていう設定自体は荒唐無稽だけど、舞台女優という姿を通して、現実と嘘、表と裏、本物と偽物が対比されて、もの凄い層を重ねた「演技」を見せられてこちらは翻弄されることになるのね。  だからこれ、実際に女優が演じることによってマンガよりも更に映画というメディアでは構造が深くなると言えるわけで、とても映画向きな素材って言えるかも。   ただ、手放しで「素晴らしい!」って言いきれなかったりもして。  いちばん気になったのは心の声の多用。土屋、芳根、浅野忠信がそれぞれ心の声を聞かせるの。多過ぎね。  心の声を使わなくても「映画のやり方」で十分に表現できるはずだし、それだけの演技はできていたハズなのよね。それ、まるで映画の力と役者の力を信じてないみたい。  マンガは心の声を使いまくって当たり前なメディアだけど、映画でもそうすることになんの疑問を持たなくなってきてるとしたら、それはマンガの映画化天国状態な日本映画の弊害なのかもね。日本の映画はみーんなマンガ的表現に支配されました、みたいな?   演技がテーマですらある映画で、演技を信じきれてないという皮肉な状態に思えてしまうのは残念。  あんなに土屋太鳳と芳根京子が演技で魅せてくれているだけにね。
[映画館(邦画)] 6点(2018-10-08 18:28:55)
226.  ぼくの名前はズッキーニ 《ネタバレ》 
 表情の変化すら乏しい、単純なデザインの人形アニメが描き出すのは傷だらけの子供達の姿。  「母親を殺した」ズッキーニが施設で出会う仲間達が親から背負わされたそれぞれの傷(麻薬、殺人、不法滞在、性的虐待)、甘さを決して許してくれない現実。  そして、そんな中でもなお消えない生の輝き。希望や夢やときめき。彼らのその想いが愛おしく。ただの単純な人形なのに。  映画が終わってもなお、みんなのその後に想いを馳せたわ。どうか幸あれ、って。   彼らを傷つけたのは大人達。だからここに出てくる大人達に対して子供達も、そして見ている側も不信感を抱くのね。警官も園長も職員も。こいつは実は、みたいな。だけど、世界には悪い大人もいればいい大人もいる。子供も大人がいなければ生きていけない。  カミーユの叔母、アレが実のところ世の中にいちばん多いタイプの大人かもしれないわ。他人を批判しながらも自らの生き方は決して褒められたものではない大人。  でも、世界は絶望するにはまだちょっとだけ早い。信じていい大人もきっといる。   ズッキーニとカミーユは救済されるけれど、シモン達にはあの施設での日常が続いてゆく。それは辛い事かもしれない。だけど周囲に存在するのは、たぶん、信じていい大人だから。   子供はみんな幸せになる権利があって、大人はみんな子供を幸せにする義務があるの。   これは大人が見て考える深い深いアニメーション。
[映画館(字幕)] 9点(2018-10-06 05:26:49)
227.  クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 
 始まってすぐスティーブン・キングの小説かシャマラン監督作品みたい、ってワクワクしちゃった。でもとんだ肩透かし。   前半の雰囲気はいいのね。音を立ててはいけないって状況でいかに生きてゆくか。見ているこちら側も色々と考えて。自分だったらどうする、みたいな。  ただし、あんな状況で妊娠はないわー。赤ちゃん泣くでしょうに。っていうか後半は極端に泣かない赤ちゃんで幸せだったわね、な展開になるんだけどさ。  それにお姉ちゃんは自分のせいで弟を死なせてしまったっていう自責の念、そういうのを感じさせるにはあまりに身勝手で感情移入を拒んでくるし。  登場人物のほぼ全てな一家5人、総じて軽率な行動が目立ってイライラして感情移入させてくれない、でも安易に感情移入させない事が重要なんですよ、って映画でもない気がするのよね。   後半になっても軽率ファミリーの受難は続くのだけれども、敵さんの姿が明らかになると共に更なるツッコミどころが増えてゆくようなカンジで。  『ヴィレッジ』と『ハプニング』と『アフター・アース』が混ざったようなシャマラン風味映画は『マーズ・アタック!』な逆転を経て『ガメラ3』的ラストへと至るのでした、って、あれれ?って。  見てる間は『ザ・ロード』みたいな、もう少し暗示的、象徴的な、考えさせるハナシだと思ったのだけど、あんなラストカット見せられたら、そう大層なシロモンじゃないのよ、って宣言されちゃってるみたいでさ。これまでに散りばめられてきた様々な要素は全部オチを含む物語を運ぶための道具に過ぎなかったの?とか思っちゃうじゃん。父ちゃんと娘との関係だって、描きこまないのは考察の余地を与えてるため?とか思ったけど、実のところ描き足らないだけなんじゃないの?とか思っちゃうじゃん。   終わってみれば、意外とオリジナリティに欠ける、音で驚かすばかりで怖さもイマイチなホラー映画ってところに落ち着いちゃったわ。
[映画館(字幕)] 5点(2018-10-05 20:16:44)
228.  ザ・プレデター 《ネタバレ》 
 『プレデター』って、元々悪趣味でアタマ悪い系なシリーズって印象で、そーんなに大層なモンじゃないって思ってるんで、ハナからこの映画に何かを期待するコトもなくて。   『ザ・プレデター』、悪趣味でアタマ悪い系って点では純度高いわ。ただ、それで楽しませてくれるか?っていうと色々ダメ。いろんなものをいっぱい詰め込んで、とりとめのないドタバタ劇になっちゃいました、ってカンジ。  人間側もプレデター側もそれぞれにゴタゴタしていて、そのゴタゴタした同士で更に戦うって状態だから、一体なにをしてるの?みたいな。   映画が始まってすぐにかなりな残酷シーンが出てきて「うわぁ」って思ってるそばから、少年が出てきて、学校でイジメられて、なんかジュブナイル?ってカンジになって、かと思うとハミダシ者の軍人達がチームを組んだり、もう方向性がバラバラ、あっちこっち手を付けてみました、みたいな映画。  で、色々やってみたはいいけれど、どれも何かしらの作品を思い出す、みたいなオリジナリティの無さ、寄せ集めっぷりで。  そんなカオスな世界のまま、そこから映画のパワーが高められることもなく終わっちゃった感がして。  んー、ドタバタコメディとして見ればよかったのかなぁ?  そこは笑うべきところ?みたいなシーンはいっぱいあったんだけど、どれも笑っていいのか悪いのか、微妙なカンジで。  とりあえず、女性学者が最強キャラなのは笑いどころ、ツッコミどころよね。多分、彼女、1作目のシュワちゃんより強いわ。   これ、人を殺しすぎる映画ね。プレデターが殺すだけじゃなくて、主人公側もやたら人を殺しちゃって、えっ、そこ、殺しちゃう?って展開いっぱい。ソレもブラックコメディってコト? 少年に人殺しさせたり(少年が直接殺した訳じゃないけど)、少年の前で父親が人殺したり、もうモラルとかどうでもいいカンジに壊れてて、でもそんな映画で英雄達がカッコよく散ってみせても、それも笑うトコ?みたいにしか思えないし。   でも、残酷な『プレデター』はこれが最後かもしれないわねぇ。20世紀フォックスがディズニー傘下になったら、ねぇ。最後にひと残酷咲かせたかったのかな?
[映画館(字幕)] 5点(2018-10-02 21:11:26)
229.  スカイスクレイパー 《ネタバレ》 
 『タワーリング・インフェルノ』を期待していったら音痴な『ダイ・ハード』だったわ・・・   ドウェインがさ、もう「家族を助けなくちゃ!」って動機だけで頑張る映画、なのだけれど、だから悪人達のコトなんて興味無し、みたいな状態なのね。当然アクション不発。悪いヤツをやっつける、って点ではフラストレーション溜まり気味。その場その場での刹那的な、唐突で行き当たりばったりな展開が続いてゆくので、全体の状況が動いてゆく感じがあんまり見えてこないわけ。   そもそも悪人達の目的もなんじゃそりゃ、って状態で。  目的のモノがああいうカタチで存在してるのを知ってたのは内通者のせいとして(社長ペラペラ喋った?)、コピーあるとか思わなかった? クラウド上に置いてあるとかさ。つーかそもそも社長はコピー取らなかったの? なんで公表しなかった? 殺されるから? あんだけハイテクワールドなのに、データのあり方は随分と物理的で前時代的ねぇ。   せめて、スペクタクルな映像をもっと見せてくれれば良かったのだけど。あの高層ビルが単なる背景で、画として主役になってないのよね。せっかく凝ったデザインしてるのに。この映画で最も重要なのはあのビルなのだから、もっと色々な角度から色々な状況を見せてゆくべきだったと思うわ。   ドウェインが無茶してありえないような活躍をするところを見せたい、それだけで作られてるような映画、ならばもっと悪い連中ばんばんやっつける映画にしちゃえばいいのにねぇ。   それにしてもまーた中華味ハリウッド大作ね。レジェンダリーが作る以上はそこって避けられないのかしらねぇ。ゴジラまで中華風味にされちゃたまったもんないんだけど。
[映画館(字幕)] 5点(2018-09-30 20:25:37)
230.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 
 交通事故で両親を亡くしたおっこ、でもずっと涙を見せないの。  その気持ちを抑え込んでるのがわかるので泣けて、それが絶対どこかで破裂しちゃうのでしょう、ってわかるので泣けて。そして・・・  おっこが泣かないのは、泣いてしまったら両親の死を認めてしまうことになっちゃうから。でも、そのクライマックスが、あまりに過酷な運命の巡り合わせで、もう。   でも、そんなおっこを包む世界の優しさに癒されて。  おっこが暮らすことになる温泉旅館の人々とお客さんたち、温泉街の人々、学校の友達、そして、おっこにしか見えない幽霊と子鬼。  様々なふれあいを通しておっこが両親の死を受け入れ、乗り越え、成長してゆく姿が描かれるのね。   2人の幽霊は劇中では実際に存在しているのだけれど、おっこのイマジナリーフレンドの象徴で、その姿が見えづらくなる、別れがやってくるというのが、おっこの成長を示していて。それはとても切ないのだけれど・・・   最初はイヤなクラスメイトに思えた大ホテルの令嬢なピンふりも、真面目で精いっぱいに生きていて、おっこに真剣に接してくれる良いコだし、ここに出てくる人々みんなが本当に魅力的。   『のんのんびより ばけーしょん』に続いて脚本はさすがの吉田玲子。  群像の中で人と人との繋がりを、甘いだけでなく、時に厳しく、時に切なく描いてみせるのは彼女の真骨頂と言えるのかも。   蛇足だけど水領がソフトトップを走行中に開けちゃって「!」ってなったのだけど、最近のポルシェって時速50km以下ならオープンできるのね。私が乗ってたクルマとは時代(と価格)が違うわ。    ジブリ的という評価もあるけれど、少なくともおっこはジブリのヒロインよりももう少し現代的でおバカなカンジなのが良いわ。絵柄もエンドロールのイメージボードにはまだジブリ臭があるけれど、実際の映像はジブリとは違った魅力があるし。中盤のショッピングモールなんかはジブリ映画には出て来ない要素でしょうねぇ。ジブリ的なるモノをトレースせず、独自性があるからこそいいの。  色々と模索されている「ジブリの後継」の中ではこの映画のスタッフはかなりいい線を行ってる気がするわ。  ここ数年公開された様々な家族向けのアニメ映画の中でも抜きんでた良質な作品ね。
[映画館(邦画)] 9点(2018-09-28 16:36:27)(良:1票)
231.  あなたの旅立ち、綴ります 《ネタバレ》 
 映画は大きく世代の異なる3人の女性を配する事で生を、そして死を対比してるのね。自分を生きること、死を意識して生を全うすること。それまでに生きた、そしてこれから生きる時間の違いが、それぞれの立場の生き方を示してゆくの。その、長く生きたシャーリー・マクレーンの示す道(彼女本人の昔から今に至る写真を見せる事で現実の彼女ともオーバーラップしていて)の眩しさが胸に迫るわ。   物語は予告編から予想されるものから遠ざかることはなくて。こんな映画?ってイメージした通りで、でもその感じが心地良かったり。やっぱり魅力的なキャストに彩られているからこそ、楽しめる映画で。   アマンダ・サイフリッドが好きなんだけど、このところ、も少し仕事を選んだ方がいいんじゃない?って感じで(『荒野はつらいよ』とか『ラヴレース』とか『テッド2』とか)、コレ!って作品に恵まれてない気がしてたのよね(個人的には『ジュリエットからの手紙』が好き)。  でも、この作品は彼女の魅力がいっぱい出てたと思うわ。最初こそ、ちょっと反抗的な態度でアレ?って思うんでだけど、すぐに表情豊かな彼女の魅力が溢れてきて。   そして、それ以上に堂々の存在感を示していたのがシャーリー・マクレーン。今から30年以上前の作品で既に孫のいる役を演じていたのに、いまだあんなにアクティブに動きまわって映画をグイグイ引っ張ってみせるんだから凄い女優。   自分の死を見つめるっていう主題から、逆に受け手は自分の生き方を考える機会になる、そんな映画。
[映画館(字幕)] 8点(2018-09-26 22:19:26)(良:2票)
232.  劇場版 のんのんびより ばけーしょん 《ネタバレ》 
 よくある一見さんお断りココロザシ低い系ファン向けアニメ映画。ファン相手に商売してればそれだけでおっけー。でも映画ってフィールドを選んだ以上は、多少なりとも一見さんに対するフォローってのがあって然るべきだと思うんだけどねー。  人物関係や物語の背景はおろか、キャラクターのデザイン上、年齢の判断すら難しくて。小学生と中学生と成人の違いが見た目ではわからなくて、会話や行動から判断してゆかなくちゃならないっていう。ビールが飲めるのは2人だから成人は2人なのか、みたいな。   でも、その理解のための脳内作業さえ越えれば、リゾート気分でほっこりと癒される時間を過ごすことができるのね。  みんなで沖縄旅行をする、ただそれだけの話。事件が起こるわけでもなく、物語に大きな起伏があるわけでもなく、ただ旅がスケッチされてゆくだけ。  でも、束の間、旅の気分を共有できる、それで十分な映画なんでしょう。『映画 けいおん!』の旅行部分みたいなもの。   そう、脚本は『けいおん!』と同じ吉田玲子。『聲の形』や『リズと青い鳥』そして『ガルパン』の吉田玲子。女の子たちの間に流れる独特な空気感を描いたらこの人!みたいな、もうアニメ脚本界のブランドみたいな。  彼女の脚本ゆえに、キャラを把握しきれない中でも、その雰囲気を楽しめたのかもね。   あと、水関係の映像が多かったのだけど(川とか海とか滝とか)、それを表現するCGがやたらキレイでミョーに感心しちゃった。   物語に、日頃田舎の、人間関係が狭い世界で生きているキャラ達って設定が活かされていれば良かったのだけど、その点はファン向けとして閉じちゃってる、既知のものとして描く必要がないと思っているようで残念ね。   だけど見終わって、もう少し、この作品に触れてみたいかな?って思えたので、その魅力は幾らかでも伝わってきたって言えるわね。
[映画館(邦画)] 6点(2018-09-26 21:58:45)
233.  プーと大人になった僕 《ネタバレ》 
 『くまのプーさん』のキャラはお馴染みだけれども、実のところ、ディズニーのアニメ映画版(短編の3本のヤツ)はそーんなには面白いと思ってなかったのね。それぞれのキャラ、ウザいし。マシントレスのラインが汚いと思ったし。  私にとってはディズニーリゾートで買うキャラクターグッズの方がメインで作品としては別に、みたいなポジションだったわ。   『プーと大人になった僕』のクリストファー・ロビンは常識的でつまんない大人で、ちょっとスピルバーグの『フック』を思い出したり。  それにしても、前半、ディズニー映画にしては陰鬱で暗過ぎない?って心配になっちゃって。コレって子供が見て楽しい映画かなぁ?みたいな。  何と言ってもプーさんがひたすら可哀想なの。何年もずっと離れていたクリストファー・ロビンとやっと出会えたのに、クリストファー・ロビンがひたすらつれない状態で、プーさん、それでも健気で、もー泣けてくるわ。  ちなみにプーさん、アニメ版とはかなり印象が違うわ。ウザさが少なめ。でもいちばん違うのはまゆ毛が無い事。無い方が可愛いわね。あとピグレットもアニメ版より可愛かったかな。ティガーやイーヨーはあんなモン。   で、そこからじわじわと氷が溶けるように広がってゆくモノに、見ているこちらもどんどん心が満たされてゆく感じで。  心の中に甦ってくる、忘れてたキモチ、それが大切だと教えてくれる映画。ほら、プーさんに限らず、幼い頃に大事に思っていた物事ってあるじゃない。大人になるって、それらを忘れたり棄てたりする事、って思っちゃうけれど、でも、それが本当に正しいの?ってね。  だから、これは大人に響く映画だし、プーさんで育った人には更に響く映画だと思うわ。   思ったよりも小さな(ごく狭い範囲の個人的、私的な雰囲気の)映画だったけれど、『くまのプーさん』の世界を大切に大切に描いていて、詩的で叙情的で、じんわりとしみる映画ね。
[映画館(字幕)] 8点(2018-09-19 21:26:28)(良:1票)
234.  響 HIBIKI 《ネタバレ》 
 これ、あんまり期待してなかったわさ。「天才の物語」って、いかにもマンガ由来の絵空事って毎度のイメージでしょ?  マンガの世界はホントに天才だらけ、でも映画の世界がイコールである必要はあるの?みたいな。   で、感想。天上界からやってきたような響の孤高の視点が、常識とか慣例とか体面とか言われるつまらないモノを破壊して、そこに隠されていた創造の悦びが露わになってゆく、そのサマが気持ちいいの。  その破壊が暴力ってカタチで表されるのは短絡的にも思えるけど、でも創作とは闘争である、って明確に主張してるんじゃないかな。   響が書いた『お伽の庭』は実体のない、マクガフィンでしかないモノなんだけど、そこに無限の想像が拓けているように感じるわ。それがどんなものなのか、想いを巡らせるコトができる、っていう。   平手友梨奈が素晴らしい存在感で。喜怒哀楽に乏しい、愛想のない状態でメチャクチャなことをやらかして、でもだからこそ、たまに見せる笑顔がとても魅力的。響ってキャラに相応しい逸材だと思ったわ。   月川監督、『君の膵臓をたべたい』や『センセイ君主』に比べると、大人の世界の描写が多くて、そしてそこがちょっとハリボテ感がしてしまうのが残念。文壇とかマスコミとか描くと途端にインチキ臭いし、何よりつまんない画になっちゃう。さすがに高校生を描く部分はいいのだけどね。  ついでに小栗旬は月川作品ではいつもオーラゼロで登場するのが面白いわね。   小説ってモンを書いた事のある、文字で世界を創造して自分を表現してゆこうと苦心した人間にならばよーく判る世界がそこにあって。最初から最後までのめり込んで意外なくらいに楽しめたわ。   ただ、ええ?それで終わり?みたいなエンドロールの出方っぷり。続編は当然あるのよね?
[映画館(邦画)] 8点(2018-09-19 21:00:58)
235.  3D彼女 リアルガール 《ネタバレ》 
 これはね、マンガやアニメだからこそ成立するネタ。実写でやっちゃったら「何様?」ってコトになっちゃう。   この映画ではアニメ=オタク=コミュ障=ひきこもり予備軍みたいな描き方(実際セリフにもしてる)で、ヒロインがそれを差別しない事で一見肯定的に見えなくもないけれど、実際にはそこからの脱却、卒業こそが唯一の成長ってハナシ。  ここではアニメは自己否定を引き起こす内的要因のメタファーみたいなモノ。ひたすらリアルに対するネガティブ発言を繰り返すアニメキャラ「えぞみち」に反映されていて。   アニメにはリアルを物理的に変化させる力は無い、それはその通りだけれど、実写映画もまた単なる二次元で、アニメと同一のフィールド上に存在するものなワケ。役を演じる人々はリアルに存在していても、そこに映るのは光と影と音の集合体、実体の無い幻、アニメと一緒。ついでに3D映画は2つの平面を映写してるだけの、ただの目の錯覚。アニメ同様、リアルを物理的に変化させる力は無いわ。   だからこの物語をマンガやアニメで描く分には自虐的、内省的に成立するけれども、実写でやると上から目線の、何らかの優位性を主張している状態になっちゃうワケよね。なんて思い上がりっぷりよ?  もっとも、リアルにはありえないような人物像や演技、後半の陳腐な展開は「映画」の限界っぷりを自虐的に描いてるのかもしれないわね。まあ、こんな程度のモンに「映画」を象徴されちゃたまったモンじゃないけど。   英勉って人、『トリガール!』でもオタクをネタにして嗤いつつその後のフォローをしなかったけれど、結局そういう人なんでしょうね。そっち方面でばっかり商売してるクセにね。   でもカメラと照明は丁寧。いい仕事。人工の光の効果的な使い方や、自然光でしっかり作られたコントラスト、レンズを使い分けた凝った画作り。もったいない。   中条あやみも美しく映えていて。でももったいない。   まー、見ていてストレスいっぱいの、色々もったいない映画だったわ。
[映画館(邦画)] 4点(2018-09-16 17:24:03)(良:1票)
236.  MEG ザ・モンスター 《ネタバレ》 
 初日にIMAXで予約したのに体調悪くて断念して、改めて見直し。でもコレとてもじゃないけどIMAX2回分払うような価値のある映画じゃないわ。   もちろん『ジョーズ』は超えてない。もう全然。冗談じゃないわ。せいぜい『ジョーズ3』を超えて『ディープブルー』とか『リバイアサン』とか『第7鉱区』あたりと並んだ程度。   最大の問題はサメがちっとも恐くないところ。おぞましい捕食シーンとか全然なくて、がばーがばーって飲みこんでますー、みたいな。単に海にいるデカいヤツ。つーか、むしろ可愛いくらい。   で、映画はサメよりも、明らかに多過ぎな登場人物のドラマを描くのに忙しい状態で、でもそのドラマがどれもフツー。ありがち。そんなモンに時間割かずにもっとサメと戦ってよ!って感じ。   ステイサムはやっぱりステイサム。ステイサム映画ならばこの程度のステイサムっぷりでしょう、って予想されるそのままのステイサム。なんの意外性も無し。   そして『ジョーズ』の存在を前提としたサスペンス描写が幾つもあるのがとてもココロザシ低く思えて。檻とか犬とか海辺の母親と少年とか、『ジョーズ』ではああなったけれど、じゃあこの映画ではどうなるでしょう?って。そんなモンに『ジョーズ』が超えられるワケもなく。   それにしても最近ハリウッドの娯楽映画見にいったつもりなのにコテコテの中華風味、って映画が多過ぎね。何見ても中華味じゃいい加減ゲンナリ。中国資本に蹂躙され過ぎよ・・・って何十年か前は日本資本がそういう状態だったわね・・・
[映画館(字幕)] 5点(2018-09-11 20:16:03)(良:2票)
237.  SUNNY 強い気持ち・強い愛 《ネタバレ》 
 オリジナル版が大好きで、だからよりによってあのペラッペラに薄っぺらな大根監督の手によってリメイクされると聞いて、マジやめて・・・とか思ったんだけどね。でも、口惜しいけど大根監督で正解だったわ。   民主化運動で時代が大きく動いてゆく韓国を背景にした青春物語だったオリジナル版に対して、この日本版はバブル崩壊後の、元気なのは女子高生くらいのモンだった90年代半ば。長らく平和っちゃ平和で、ただただ流行に、時代に、流れ流されてゆく青春があって。  そのペラペラと軽薄な世界に大根監督の薄べったさがピッタリフィットだわさ。そんな軽薄さが日本のリアル、みんなが生きてきたこの国の1つの時代なんだから。   大根監督のインチキ臭さ、胡散臭さも、あの狂騒の時代にならアリ、だものね。『ラ・ラ・ランド』の出来損ない、なんて形容すらおこがましいくらいの冒頭の長回しにしても、ばあちゃんのわざとらし過ぎ吉本ネタにしても、ステレオタイプなエヴァ好きひきこもり兄にしても、なんとなく許容しちゃえるくらいの感じがしちゃうもんね。   背景に流れる数々の歌もまた、確かにしっかと聴いておりましたともさ!って状態で、いいも悪いもない、その時代を生きた血ってのが今この体ん中流れてるのは事実なんだから仕方ないっての。   日本版は基本的な物語は韓国版をきっちりなぞっていながら、国と時代が違うだけでまるで別物になった感じがあって。エンドロールの違いによって方向性そのものが違ってたりするしね。未来に向かって閉じてゆく韓国版と、過去に向って開いてゆく日本版、どちらが正しいとかも無いしねぇ。   このペラッペラさこそが日本の『サニー』だわ。   広瀬すずが可愛らしい田舎の高校生を演じて、だけどあのイタコはさすがに無理だろー、と思ってたら、イタコとは違うけど、かなり頑張ってたわ。この夏の美少女変顔コレクションとして浜辺美波、橋本環奈と共に脳裏に刻んでおくわね。
[映画館(邦画)] 8点(2018-09-06 22:02:52)
238.  志乃ちゃんは自分の名前が言えない 《ネタバレ》 
志乃ちゃんのつらさ、孤独が痛いくらいに伝わってきて、見ていてとてもシンドくて。   そんな志乃ちゃんに出来た大切な友達、加代ちゃんとのハーモニー、2人だけの時間はとても幸せに満ちていて。   そして、そのハーモニーを破壊してしまう大きな不協和音の存在、現実ってそういうもの、っていう映画のメッセージ、それは判っていても吞み込むのは難しいわ。それを受け入れられない志乃ちゃんそのままに、こちらも無理になってしまってね。   決してダメな映画ではなくて、心に刺さる、よくできた青春映画。  それぞれが抱いた痛みに寄り添う、真摯な映画。   でも、それは別に期待してなかった、そういうのは見たくなかった、っていうか、今更映画にそんなこと諭されるつもりはないし、みたいな感じになってしまって。  途中がキラキラしてただけに、その落差を見て、それでもああ良かった、って言うのは、ちょっと無理かなぁ。  ああ、そんな映画なのね・・・って落胆しちゃった、ってのが正直なところ。   つーかさ、トシを重ねたオカマなんぞに必要な映画じゃねーんでしょうけどもさ、じゃあ、コレ見て若いコが何を学ぶのかしら? 現実なんてそんなモンだから覚悟しろ、って? 現実はそんなモンだけども、それでも前に進む価値があるとか、そういう話?  映画が誰に対して存在しているのか、その意味がどうも今ひとつ見えて来ないのよねー。   そこに『タイムズ・スクエア』のニッキーとパーミーの姿を、『リズと青い鳥』のみぞれと希美の姿を見つつ、もっと突き離されちゃった感があって、残るのは切なさばかりなり。
[映画館(邦画)] 6点(2018-09-06 21:11:30)
239.  アントマン&ワスプ 《ネタバレ》 
 面白かったけれど、前作のようには手放しに楽しめるモノではなかったわ。   前作はマーベルユニバースの知識なんて一切無くたって一本の映画として楽しめたけれど、今回は最低でも前作と『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』と『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を見てないとワケわかんない事だらけ。いちいち記憶を辿らなくちゃなんないの、メンドくさいっての。   で、いつになったら本題に入るの?って、そこが本題かい!って、ソレが『ベイマックス』のクライマックスをまんま持ってきたようなシロモノ。   ワスプは期待したほどじゃない存在だし。相方としてもヒロインとしてもハンパなポジションで、単独で行動してる時の方が魅力的っていう。っていうか、ビジュアル的に微妙なのがねぇ、なんとも。   笑えるエピソードがいっぱい散りばめてあるのはいいわ。『インフィニティ・ウォー』が重くて暗い映画だったから、明るく楽しいマーベルヒーローってのはありがたいコトで。相変わらずペーニャがいいよペーニャ。あとお留守番蟻。   主人公と、この映画自体が、どちらもアベンジャーズって存在のせいで振り回され、縛られちゃってるわけだけども、後者は少なくとも皮肉じゃなくてマジでそうなっちゃってるのがなんともねぇ・・・
[映画館(字幕)] 7点(2018-09-06 20:44:55)
240.  君の膵臓をたべたい(2018) 《ネタバレ》 
 実写版を見てなければ、も少し楽しめたかもね。   迫ってくるモノが実写版ほどではない、なんとなく軽めな印象を受けたのは、見ているこちらとキャラとの距離が実写版よりも遠く感じたから。  作画はキレイだけど、シャープでありがちなデザインのキャラが、ちょっと冷たく感じられて。も少しキレイなだけじゃない、アクセントのあるデザインだと良かったかな。コレこそがアニメ版『キミスイ』のキャラ!っていう、愛着っていうか、個性っていうか、生命感っていうか、そういうのが足らない感じがねぇ。   あと、実写に比べるとアニメのキャラはどうしても存在感に限界があるんで(実写版の浜辺美波と北村匠海が印象的だっただけに)、それを補う映像の工夫があれば、って思ったわ。山田尚子監督レベルの表現力を求めるのは酷だろうけど。  桜良の家でのちょっと際どいコトになるシーンなんか、劇場版『マクロス』のミンメイのシーン思い出しちゃって、進化してないわねぇ、っていうか、妙にオヤジ臭い視点でヤだわぁ、って思っちゃたわ。   アニメ版の喪失感の弱さなんかは、実写とアニメの違いだけではなくて、脚本や演出の差にもあったようにも思って。アニメ版はちょっといじり過ぎちゃってたかも。『星の王子さま』なクライマックス、アレは「死んでませんよー、生き続けてますよー」って主張してるようで、だけどそこ曖昧にしたから救われるってハナシじゃないしねぇ・・・   でも、実写版には無かったエピソードが色々あって、実写版と合わせて『君の膵臓をたべたい』の世界を更に深く味わうことができたってカンジ・・・やっぱり切ないんだけどね・・・
[映画館(邦画)] 7点(2018-09-06 19:41:24)
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