221. リバー・ランズ・スルー・イット
私のベスト・オブ・ベスト映画。 まず映像がきれい。釣りの場面は、フライフィッシングやりたくなっちゃうほど。 キャストもはまってる。別の役者がやったら、かなり違う印象になるだろうなあと思ってしまう。 話がリアル。脚色しすぎたり、ありきたりなストーリーではなく、現実が目の前で展開してるように感じられる。 何度見ても、私の心を洗ってくれる宝物のような映画です。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2018-12-23 18:04:53)(良:1票) |
222. 素晴らしき哉、人生!(1946)
ラストがちょっとあっさりし過ぎな気もしますが、見ていて気分の良くなる映画ですね。 こういう流れでありがちな、悪役を酷い目に遭わせるっていうワンパターンでは無いのもいい印象です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-03 09:55:16) |
223. ローン・サバイバー
《ネタバレ》 やっぱり戦争大好きアメリカの言い訳プロパガンダ映画に見えてしまう。 あの場面で躊躇なく遭遇者を殺してしまうことが多いんだろうし、逆にそうじゃないケースだったからこそ映画になるんだろうし。(軍では、失敗ケースとして取り上げられる事案でしょう) 選択肢4.「追手が来る前に逃げ切れるような、村まで遠い所まで連行してから 開放する」ってのは無いのかな? ラストも、アメリカ人を助けてくれる 義侠心のあるアフガニスタン人もいるんだよ。と言いながら、そういう人達を助けるために戦ってるんだよ、という言い訳が透けて見えちゃう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-19 17:08:30) |
224. ギャラクシー・クエスト
色々なSF映画のパロディが散りばめられていて、終始ニヤニヤしながら楽しめる作品。特にシガニー・ウィーバーの露出がどんどん増えていくのとか最高。 惜しいのは本編が終わった後の、キャスト紹介&エンドロールで おふざけが無かったこと。こういう映画だと、そこでも楽しませてくれるものが多い気がする。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-19 16:49:55) |
225. めぐり逢い(1957)
《ネタバレ》 プレイボーイと、それに惹かれる駄目女のしょうもないストーリーにしか思えなかった。ジャニーズとAKBあたりに合いそう。 婚約者がいるのに、船旅の間も女への欲求が抑えられない下半身脳男。運命の女性に出会ったような流れの割には、婚約者との関係は最後まで切らない。 一方女も、元恋人が変わらない愛を抱きつつ 病気の自分を支えてくれても、振りさえしないで あっさり捨てる最低女。 内容は1点だけど、報われない芝居をやらされた おばあちゃん、子供達、そして何より捨てられた元恋人に3点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-11-19 16:36:11) |
226. 何がジェーンに起ったか?
《ネタバレ》 ベティ・デイヴィスの怪演で、長い映画もすんなり見られました。 ジェーンは自分が姉を轢いていないことに 実は薄々気づいていたのかも、とも思いました。でないと、あそこまで姉に残酷な仕打ちをするのが道理に合わないような。 事故を自分のせいにした姉に対する復讐、そして自発的な告白を求めるための行動だったと考えると、納得しやすいかなと。そしてラストで姉がやっと自白したことで、心が晴れ あのダンスに結び付く。あの性格なら気づいた時点で 姉に言うだろうという見方もあるけど、ネチネチやる方を選んだのかも。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-19 16:19:48)(良:1票) |
227. ライアー ライアー
ストーリーは本当に陳腐だけど、顔芸含めた演技だけで ここまで笑わせてくれるジムキャリーは本当にすごい。 今の日本でいうと香川照之、生瀬勝久、堺雅人あたりかな。特に堺雅人はジムキャリーで勉強してそう。 モーラ・ティアニーはドラマERで知ってましたが、こっちの方が先ですね。映画であまり評価されず、ドラマに転身かな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-06 08:43:29) |
228. 太陽はひとりぼっち
流れている現代音楽?に象徴されるように、説明を省いた前衛的な映画を目指して作ったのだろうと思う。絵画で言えば抽象画、文学で言えば詩。でも映画というジャンルでやるのは、かなり難易度が高いと思える。 思わせぶりな描写が脈絡なく現れては、回収されずに流れていく。私には、監督のオナニーを見せ続けられているようで不快。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-10-31 11:20:31) |
229. ヤングガン
エミリオ・エステベス、チャーリー・シーン、キーファー・サザーランドなどスターの若かりし頃の姿が見られるだけで貴重。 脚色バリバリだろうけど、キッドのイカレ具合もきちんと描かれていて、美化したら逆効果という意味でしっくり来ました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-29 18:56:55) |
230. 早春(1956)
不倫を扱うにしては、明るすぎる演出ではないかなあと思う。現代のようなドロドロを描けというわけではないけれど、ちょっとあっけらかんとし過ぎで、あまりいい印象がない。岸恵子感が出過ぎてるのでは、とも思える [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-29 18:39:32) |
231. お茶漬の味
当時はフィルムが貴重だったろうから、短時間に色々な場面をぶち込みたいっていう気持ちになりそうにも思えるけれど、静止画のような場面も結構多い。 小説では出せないような、雰囲気・余韻を味わわせようという監督の意図を強く感じる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-29 18:33:35) |
232. 男たちの挽歌
香港映画はアクションはすごいけどストーリー薄っぺらじゃんと言われて、結構考えて台本練ったけど、やっぱりグチャグチャになっちゃったって印象。 ただただアツいので、たまには暑苦しいのもいいかも、って気分の時用の映画。 兄がヤクザもので弟が警察官というのはかなりベタな設定のようにも思えるが、他にあまり思い出せないということは ベタベタで逆に書きにくいのかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-29 18:25:57) |
233. ジョイ・ラック・クラブ
私はオムニバスっぽい形式が苦手です。大概が、映画の尺に足らないエピソードのごった煮に過ぎないから。 でもこの映画は「女性の苦しみ」を一貫した主題にして、糸が紡がれるように きちんと物語が絡まっていくので、ぶつ切りになっておらず 自然に見られました。最後のシーンはじわっときちゃったぐらいです。 ミン・ナのほぼ映画デビュー作なんですね。ER緊急救命室とかエージェント・オブ・シールドなんかで見ていて、好きな女優さんの一人です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-12 00:05:14) |
234. カリートの道
《ネタバレ》 やっぱりパチーノのギャング物はハズレませんねえ。 本人は本気で足を洗おうと思ってるのに、どんどん巻き込まれていく。(まあ裸一貫で出直すんじゃなくて、まず儲けてからってのも悪いんだが) ヒロインもヌード含めて魅力的。 出てくるやつはほぼ全員ワルで、ほぼ全員死ぬ、そして残ったのはまだ生まれてない息子。で、彼もやっぱり・・・なっちゃうんでしょうねえ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-11 23:50:53) |
235. ギルバート・グレイプ
ディカプリオもデップも大成していったのが分かる いい演技っぷり。 内容的には、母がただあの体格ってだけじゃなくて、田舎町から抜け出せない「しがらみ」の象徴として描かれているのかなとも思ったりしました。私は都市育ちだけど、田舎育ちの人が見たらもっと共感できるのかも。 母の死は睡眠時無呼吸症候群からの心筋梗塞あたりですかね。(出来るなら)横向きで寝るべきらしい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-05 15:14:06) |
236. 冒険者たち(1967)
《ネタバレ》 主人公がギャンブル好きの破茶滅茶なので、ある程度脚本も行き当たりばったり的で合ってるかも。 でもレティシアがマヌーじゃなくてローランを選んだ理由がよく描かれてないのと、財宝かっさらおうとしてる側が何故自分たちで引き上げないのか意味不明ってのが気になりました。 あの島は軍艦島を連想させますね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-05 14:38:45) |
237. 緑の光線
《ネタバレ》 自分の気に入らないことは絶対に受け入れず、かといって対立するのは嫌だからすぐ逃げる。 たまに持論を展開しても、ほとんど噛み合わない。 フランスだとこういう人も受け入れられるのかも知れないけど、日本だと壮絶なイジメにあうタイプ。 でも美人で、運が良けりゃ、なんとかなるかもねって映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-05 14:25:10) |
238. 帰ってきたヒトラー
もちろんドイツでヒトラーはタブー。でもコメディであることを丁寧に繰り返し強調することで、映画として成立させている。 現在の右翼政党が、党首も党員も思想的に薄っぺらいという皮肉も混ぜている。 翻って日本はどうか。A級戦犯はタブーというより 忘れ去られて、若い人中心に知らない人も多そう。 同じようなコメディは興行として成功しないだろうし、作ったとしても必死で上映止める勢力との戦いが辛そう。 二度と戦争を起こさないという点において、現在の両国の違いを考えさせられる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-01 00:13:13) |
239. トゥルー・ロマンス
「行き当たりばったり、やけのやんぱち」ってのを映像化したら、こんなん出ましたけどーみたいな作品。 有名俳優たくさん出ていて 最後まで飽きずに見られるけど、特に心動かされることもなく 終わってなんにも残らない感じ。 娯楽作はそれでいいんだよって人もいるだろうけど、やっぱり私はなにか引っかかるものがあって欲しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-16 23:55:29)(良:2票) |
240. ホンドー
短いから気楽に見られるけど、確かに脚本荒くて設定を活かせていない点もいくつか。 特に練らずに作っても、見てくれる人がいる時代だったってことかな。 でも65年前の作にしては「退屈で見てられない」って訳でもなく、ちゃんと最後まで鑑賞できます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-16 23:46:58) |