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 > 鱗歌 さんの口コミ一覧。126ページ目
鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3986
性別 男性
年齢 54歳

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2501.  怪奇!吸血人間スネーク
原題が『Sssssss』と、やる気の全く感じられないタイトルですが。先年亡くなった作曲家マウリシオ・カーゲルの曲で『Rrrrrrr...』ってのがあるので、本作はその続編かと思いきや、本作の方が作られたのが先だったのですね。というのはどうでもいいコトですが。しかし、どうでもよくない点は、本作、映画版『ドクター・モローの島』(テーマ的に似た点がある)よりも先に作られているコト。この点だけは、大いに褒めておいてよいのではないでしょうか。何しろ、他に褒める点は、特にありませんし・・・。ヘビを研究している博士が、助手に妙な注射を打って、ヘビに変えてしまう、という、訳のわからない映画。助手役が、特攻野郎Aチームのフェイスマンことダーク・ベネディクト(懐かしいなあ)で、そのせいだか、そのせいではないのか、映画全体に何やらホモっぽい雰囲気があります。だからどうだという訳ではありませんが。あと、ジョン・チェンバーズが関わったというヘビ人間のメーキャップ、これは良くできているので、これも褒めておいて罰はあたらないですかね。こんな映画でも、リキの入ったメーキャップ。律義ですね、頭が下がります。
[DVD(字幕)] 5点(2010-04-22 23:05:04)
2502.  ガメラ対深海怪獣ジグラ 《ネタバレ》 
日本の環境問題の歴史を語る際には、67年の公害対策基本法、70年の公害国会、71年の環境庁(現:環境省)設置、そして同じく71年の『ゴジラ対ヘドラ』と『ガメラ対深海怪獣ジグラ』、こういった点が重要なポイントとして挙げられます。ECO検定でもよく出題されるので、しっかり理解しておきましょう。さて本作、子供の頃には、ガメラがジグラの背鰭でガメラマーチを演奏するシーンが何とも楽しく、好きな作品だったのですが、その後何故か昭和ガメラの中では本作のみ、なかなか目にする機会がなく、久しぶりに観てみて・・・いやはや、こんなヒドイ作品だったとは(笑)。ジグラ星の宇宙船に囚われとなった親子。ジグラ星人は巨大地震を発生させ、人類に科学力を見せつけるのだけど、むしろ、宇宙船内のセットのショボさに、科学力の無さを感じてしまいます。さらに、ジグラ星人のおねーちゃんを翻弄する子供たち。しかも、その子供たちに向かってジグラ星人が言うセリフが「こらっ、チビッ子、待ちなさい!」なんだから、腰砕け。易々と親子は宇宙船から逃亡してしまう。「あの子供たちは宇宙船の秘密を知り過ぎた。消せ」というスケールの極端に小さい指令を受け、ジグラ星人のおねーちゃんは子供たちをつけ狙うのだけど、子供たちにぬいぐるみをぶつけられただけでひるんでしまう。もう、弱すぎ。いやもっとも、「どうもこのおねーちゃん弱過ぎると思ったら、実はジグラ星人じゃなくて、催眠術によってジグラ星人の手先となっていた地球人だった」ということが後で明らかになり、おお、実はすべて伏線だったのか・・・と感心するはずもなく。他にも、「どう見ても自衛隊の現場責任者」みたいなオジサンに「国連本部」から電話がかかってきて、日本語で元気よく応答、「お待たせしました、こちら防衛軍総司令官」というのにも、脱力してしまう。とにかく、驚くほど緊張感の無い映画です。でもこれも、貴重な貴重な、昭和ガメラの一本には違いなく、大事にしたいもの。って、何の義務感やねん。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-04-22 22:37:03)
2503.  ヘルライド
チョイ悪オヤジならぬ極悪オヤジどもの傍若無人ぶり“のみ”がひたすら描かれる、暑苦しさナンバーワンの映画。と言ってもオヤジばかりが出てくる映画ではなくて、お色気丸出しのオネーチャンが次々に出てきて、腰をふったりキャットファイトを演じたり。これまた暑苦しいばかり。要するにこの映画のテーマは、マッチョへの憧れ、マッチョへの幻想(あるいは幻影、あるいはもはや、幻覚か)。バイクを乗り回し、殴り合い、撃ちあう。オネーチャンが腰をふって迫ってきても、鼻の下を伸ばしたりはせず、余裕綽々。うーむ、すべてワタシにはマネのできないことばかりだナー。恐れ入るばかりでございます、だけど別に、こういうマッチョぶりに対して憧れる訳でもないので、正直、ついていけませぬ。でもいいじゃない、この、非日常の世界にみなぎる生気。何か知らんが、(とりあえず)明日への活力。内容がワケわからない分、映画を短くまとめているのも良心的だし(笑)。オヤジどものやんちゃな生きざまを、観よ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-04-22 22:03:39)
2504.  ヘルボーイ
いかつくてブサイクで、日々、魔物と戦ってギタギタにされても誰も褒めてくれなくて、それでもいちいちカッチョよくセリフをキメてみせるヘルボーイ氏。誰が何と言おうと、まさに彼こそがヒーローです。いや素晴らしい映画でした。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-04-19 03:01:28)
2505.  ロープ
くそ長い(疑似)ワンショット撮影で有名なこの作品。まるで子供が「何秒間マバタキをガマンできるか」意地になって競っているような作品ですが、ここで行われているのはそんな遊びとはまるで比較にならない大がかりな実験。スタジオ撮影の極限を目指したような、ほとんど曲芸のような作品で、その執念にはただただ恐れ入るばかりです。しかし、そりゃ映画の裏側の事情でしょ、という気もして、映画を観る立場としては、制約の多い不自然な映画、という気もしてきて、要するにこれは映画作家の自己満足じゃないのかい、という気がしてくる。もっとも、「この作品に関する限り、それは言わない約束でしょ」と言われそうですけれど。確かにこの作品、徹底した長廻しにより、独特の時間の流れがここには表現されているし、その中で繰り広げられる人間模様のモザイクの中から犯罪の痕跡が徐々に浮かび上がり、やがて「探偵役」と「犯人役」の対決へと結びついていく、という脚本の巧みさも、見事。しかしその一方で、限られた舞台という制約が、やや人間関係の描き方を肉薄にしてしまったのも否定できないかな、と。作品の創作にあたって、制約はあくまで「可能性」を示すためのものであって欲しい訳で、制約がそのまま制約と感じられてはマズいですよね・・・? という点では本作、やや制約に引きずられた面のある作品に思われます。しかし、「どーだ、これで、一般の作品でアタリマエのように用いられている“切り返し”の意義がよーくわかっただろ」と言われれば、「すみません、まだ全然わかりません、勉強します」としか答えられませんけれど。映画は本当に難しい。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-19 02:45:02)(良:1票)
2506.  間違えられた男
冒頭、ヒッチコックが現れて、「いつもの私の映画とは違いますよ、これは実話なんですよ」みたいなコトをおっしゃる。その語り口は、どうも“熊倉一雄のモノマネ”に聴こえてしまうのですけれど(そりゃ逆だろ、と言われようが何と言われようが)。うーん実話の映画化か、“実話”という言葉に弱いのよね、ワタシ。しかし、これでもかという逆光の中に立ったヒッチコックに、オドロオドロしくそんなコト言われても、まあ、あまり真に受ける気も起らず(笑)。実際、映画の内容も、ある日突然誤認逮捕された男の話、これは確かに実際の事件に基づくのかもしれませんけど、その描き方としては、実話の重み、みたいなモノを強調することもなく、ただひたすら「日常にひそむ恐怖」をサスペンスフルに描きだす作品でして。その意味では、(そりゃまあ、警察から逃亡したり、組織からも追われたりといった派手さは無いとは言え)むしろ、「いやいやこれこそ、ヒッチコックさん、あなたらしい作品じゃないですか」と言いたくなります。ここでも披露される種々のカメラテクニックは、まさに虚構としてのオモシロさ。警察嫌いのヒッチ先生が、警察の失態をネタに、一本楽しんで作った作品、ってな感じですね。おかげで、映画後半の裁判の過程(普通ならココに力点置きそうなもの)は結構、いい加減に描かれてる気も。あくまで前半の恐怖にこそ、ヒッチ先生も感心がありそうです。しかししかし、正直言うと、アメリカの良心みたいな顔をしたヘンリー・フォンダが追い詰められていく光景というのは、結構、「いい気味だ、もっとやれ」という気持ちになってきてしまうのですけどね、うふふふ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-04-19 02:11:57)
2507.  赤い風船
この作品に関しては語る言葉を知らない。ただただ、泣けてしょうがない。特にラストはもう、いたたまれない気持ちになる(嬉しいんだか悲しいんだかわからない。とにかく泣ける)。何が何でも子供に見せたくなったので、4歳の娘と一緒に観る。娘も、喜んだり怖がったり、夢中になっておりましたよ。さらには0歳の息子も巻き込んでみる。うーむ。さすが反応は乏しいが、いやきっと、0歳なりに何かを感じているに違いない(ホンマかいな)。まだ観てない方は、とにかく観てください。
[DVD(字幕)] 10点(2010-04-05 22:54:45)(良:2票)
2508.  ワイルド・レンジ 最後の銃撃
K・コスナーの頭頂部もチトさみしくなってきて、R・デュヴァルと並んでるとまさに、大ハゲ小ハゲという趣きですが(ゴメン。しかし「大」の方はよく進行を食い止めていると思う)。この二人が演じるカウボーイ、軽口を叩いて見せる年長のR・デュヴァルと、やや無口な年下のK・コスナーを観ていると、何となく「その後のブッチとサンダンス」のようにも見えてきて、うれしくなってきます。内容はといいますと、どこからともなくやってきた流れ者のカウボーイたちが、土地の有力者と対立し、決闘する、という、オーソドックスなもの。それを、決して若くはない主人公の二人が、西部劇そのものを懐かしむかのように、ゆったりと物語を紡ぎます。映画で描かれる物語は、舞台も限定され、期間的にも短いもの。だからこそのゆったり感。もちろん、前半における覆面集団とのやりとりから、ラストの決闘まで、劇的で緊迫感のある場面も多いのですが、一方では中盤における大雨の一夜、執拗に降り続く雨が、夜の長さを象徴していて、持続する時間そのものが印象的。そしてクライマックスの銃撃戦もたっぷり時間をとっているのですが、さらには空間もたっぷりとって、これが特筆モノの、物凄さなのです。細かいショットの積み重ねでいかにも撃ちあっているように「見せる」、というイマドキの演出ではなく、ここで見せつけられるのは、本当に人間同士が撃ちあう姿。暴力の表面的な演出ではない、暴力そのものの光景、これはハッキリ言って、衝撃的ですらありました。ラストもゆったり時間をとり、いささか甘ったるいのかも知れないけれど、これは愛の物語、西部劇への愛の映画なのだから、これはこれで良いのではないか、とも思えます。
[DVD(字幕)] 9点(2010-04-04 08:55:19)(良:1票)
2509.  悪魔の墓場
邦題が『悪魔の墓場』なんていうベタなタイトルで、ちょっと「恐怖の味噌汁」とか「悪の十字架」とかに通じるものがありますが(悪魔の人形。あ、クマの人形。ってのもありましたね)。だいたい、悪魔の“墓場”ってんだから、すでに悪魔が退治された後のような。それはともかく、ロメロのあの名作(タイトル略。笑)をパクッて、青い顔のゾンビに人間を襲わせて食べさせてみました、ってな趣向の作品ですが。ロメロ作品の、ただただゾンビが人間を襲うという身も蓋もない感じ(だからこそ画期的なんだけれど)と比べれば、本作はそこにオカルト色を加えていて(ゾンビが変な儀式してたりするし)、いかにも「恐怖映画らしい映画」というか、まあ折衷的な作品になっております。要するに日和ってるんじゃないか、と言われそうですが、そういう中途半端なところがまた面白かったりするわけです(ロメロならこういうのは作らない、作れない)。しかもそこに「害虫駆除の超音波が、死人の蘇る原因なのだ」みたいな無意味な合理性を持ち込んでみようとする、思い切りの悪さ。つまり、オカルト映画とパニック映画を両方やってみました、という訳ですね。スバラシイ。主演の男優のヒゲ面がまた、私にとってはいかにも“これぞ70年代映画のヒーロー”ってな感じで(ごく一部の映画のような気がするけど)、ものすごーくカッチョよい。不自然なほど警察と対立するのも良いし、とりあえず「立て篭もり」をやってみせてくれるのもサービス満点。ただ終わりの方は、何もそこまでロメロ作品(タイトル略)を踏襲せんでもいいでしょうに、とは思いますけど・・・。亜流作品だ、こういうのこそ映画の墓場みたいな作品だ、という批判も当然あるでしょうが(まあ当然ですよね)、わたしゃ結構好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2010-04-04 07:51:14)
2510.  ファイナル・デッド
何やらモンスターらしきモノが生息しているらしい孤島、そこにアホそうな若者たちが遊びにやってくる、とくれば、『13日の金曜日』あたりのノリを期待する訳ですが(要するに彼らが血祭りにあげられることで映画が盛り上がることを期待する訳ですが)。しかし期待しながら続きを観ていると、何と、モンスターらしきモノの正体は、単なるワンちゃんだったのでした。ワンちゃん達が尻尾ふりふり、若者たちに襲いかかる。そりゃまあ、映画の中で何に人間を襲わせると言って、ワンちゃんほど調教が楽なものはないでしょうから、ねえ。その代わり、あまり強敵には見えず、楽勝で勝てそうな相手、緊迫感にも欠け、「この映画を観て怖がれ」と言われてもツライものがあります。ワンちゃんに襲われては陸地のみならず海もまた安全でなない、ワンちゃんは泳げるのだから、ってな訳ですが、イヌかきで追ってこられても「かわいいなぁ」としか言いようがありません。それに、映画において、危機の中、集うのが老若男女であれば、その危機に立ち向かう映画として盛り上がるし、一方、集うのがアホそうな若者たちであれば、バンバン殺されてナンボの映画として盛り上がる。本作は後者を期待させておきながら、前者の路線を狙ってしまいました。しかもストーリーを語るのに精一杯で、印象的なシーンもあまり無い。という、物足りない映画なんですけれども・・・でも、でも、やっぱり動物パニック映画路線、いいですよねえ。好きです。中盤、窓に板を打ち付けたりして強引に「立て篭もり系映画」の様相を見せ、さらにはワンちゃんが板を突き破って襲ってくるあたり、「わー、こりゃ『巨大生物の島』だぁ」と、ちょっとうれしくなりました。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-02 00:05:37)
2511.  鷲は舞いおりた
お馴染み、ジャック・ヒギンズの大々出世作『鷲は舞い降りた』の映画化。小説の内容上、必然的にアノ俳優もコノ俳優も、ドイツ軍人役として出てくるのが、妙に面白かったりします(普通ならドイツ軍人役なんて、ただの殺され役)。さらにその中で、普通なら一番ワルそうなドナルド針の目サザーランドが、ドイツ人ではなくIRAのリーアム・デヴリン役を何とも楽しそうに演じております。さて主人公のシュタイナはといいますと、何でも屋ことマイケル・ケインが演じている訳ですが。逃亡しようとしたユダヤ人女性を彼が助ける場面が印象的。部下たちがさっと武器を構え、彼を援護するシーンのカッチョよさ。この場面、小説ではもっとシュタイナの個人的な活躍が強調されていたように思いますし、ユダヤ人女性も一応は逃亡するんですよね? それが映画では、部下による支えが強調され、空気が引き締まるシーンになっていますし、結局女性が射殺されてしまう、という顛末も、本作の徒労に満ちた物語を暗示していて印象を深めています。ただ、映画の最後までこの調子で行ければよかったんですが・・・何だかだんだん、シュタイナの影が薄くなっていくのが残念。シュタイナを「観る」という部下の視点がもう少しあれば、良かったかも。何せ、ただでも「マイケル・ケイン」なもんで、いかにも頼りないんですから、もう少し周囲が盛り上げてあげないとね。最後まで、デヴリン=サザーランドの活躍ばかりが目立っちゃったかな。でもまあ全体的には、手堅い感じが好感のもてる、シブくまとめた映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-29 23:15:57)
2512.  からっ風野郎
ゴリラ似の素人俳優が主演のやくざ映画。この主演のヒト、何でも、本業は作家なんだってさ。え?みんな知ってるって?どれだけ演技がヘタか確認するために本作を観たって?ふむ、あんたもよっぽどのからっ風野郎ですな。ま、確かにヘタなんですけど(素人俳優によくある通り、他人のセリフの間、次の自分の演技のみに意識が行ってて、目が泳いでしまってる)、大丈夫、見慣れてくると違和感なくなります。タイトルは「からっ風野郎」ですが、この主人公、イマイチ、からっとしていない。どーせ俺バカだから、みたいなノリはいいんだけど、思い切りが足りなく、少々ジメッとしている気がするんですけどね。そこが可愛いと言えば可愛いところ。見た目はゴリラですけど・・・。若尾文子演じるオネーチャンを孕ませてしまった挙句に、何とか堕胎させようとするくだりなど、いかにもヘナチョコ。当の御本人の『金閣寺』などではもっとエグイこと、やってらしたじゃないですか。ま、そういう訳で、どこか青っぽい主人公の活躍を青っぽく演じ切り、やくざ映画でありながら青春映画としても楽しめる、なかなかの快作になっております(実際、オモシロイ)。最大の見どころは何と言っても、「三島由紀夫 in 遊園地」。三島由紀夫、後に割腹自殺を遂げるアノ三島由紀夫が、何と木馬に乗ってデートしている姿! 彼のセリフじゃないけれど、まさに「その手があったか!」と言いたくなるシーンですね。
[DVD(邦画)] 8点(2010-03-29 22:49:21)
2513.  G.I.ジョー(2009)
クライマックスは完全にスターウォーズのパクリと化しており、非常にイタダケナイのですけれど、でも予想以上に楽しめました。というか、一般に、最近よくある“コミックの映画化”というヤツにあまり期待しなくなってきているので、こういうコミックっぽいノリの映画(実際は本作の元ネタはコミックではなくてアニメですね???)は、我々の予想を良い方向に裏切るのにまさにうってつけ(「次回に続く」的な終わり方まで、コミック映画化作品のパロディのよう。これは少々、トホホ)。さすがはスティーブン・ソマーズ、いつも目の付けどころがよろしい。カーアクションも、「どーせCG使いまくってるんでしょ」と思いつつ、どこまでが実写でどこからがCGか、もはやよくわからず、はい、ワタシの負けです。バカバカしくもカッチョよいアクションシーンを、十分に堪能いたしました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-24 22:30:55)
2514.  盲獣
乱歩自身、“吐き気を催すほど”と言ったという『盲獣』、その盲獣のオハナシかと思いきや、何と、モンスターペアレンツのオハナシでしたとさ。そんでもって、怖いおっかさんと、怖い憧れの女性との間に板ばさみになった、ダメ男のオハナシでしたとさ。変態映画のように見せつつ、この辺り(映画の前半)は、妙に現実的で身につまされる部分もあります。目の見えない変態男が、女性を誘拐してきて、ヘンテコなオブジェで満たされた倉庫に監禁、彼女をモデルに「触覚の芸術」を作り上げようとする、という変態的なストーリーの中において、彼をサポートするおっかさんの、旧時代的かつ健康的な姿がかえってアブノーマル。変態の中においては、正常こそが変態とも言えますナア。ところで、船越演じる変態男、粘土コネコネしながら、「いままでにない彫刻ができそうなんだ~」とか、しきりに彫刻、彫刻、って言ってますけど、アナタが作っているソレは、「彫刻」じゃなくって「塑像」ではないでしょうか。ま、それはさておき、映画後半は、変態というより退廃路線を暴走していっちゃいますが、だんだんおかしくなっていく主人公の女性の姿に対し、妙に淡々とした彼女の独白が重なり、「アンタ、冷静なのか忘我状態なのか、どっちなんだよ。そもそもこのナレーションって必要なの?」と思っちゃうのだけど、しかし一方で、この異常な映像と淡々としたナレーションのミスマッチが、不気味さを醸し出しているのも事実。この淡々としたナレーション、お昼のワイドショーの「あなたの知らない世界」の再現VTRを思い出させます。ああコワ。
[DVD(邦画)] 8点(2010-03-24 22:17:03)
2515.  ヒッチコックの ファミリー・プロット
互いに無関係のふた組のカップル。一方はインチキ霊媒師を営んでおり、一方は誘拐犯を営んでいる、という、どちらも感心できない連中なんだけれど、両者の間にひょんなことから生まれた接点から、騒動が巻き起こる、ってなオハナシ。そりゃまあ、ヒッチコック最後の作品と思うとそれだけで感慨が沸いてきてしまい、じゃあとりあえずホメとこうか、みたいな気持ちになってしまうことも否定しませんけど・・・でもやっぱり、オモシロい。インチキ霊媒師カップルが知らず知らずのうちに自ら危険に飛び込んで行ってしまう、というタイプの映画で、ヒッチコックお得意のいわゆる「巻き込まれ型」というヤツではないのですが、それでも、いかにもヒッチコック「らしい」映画のように思えてくるのは、無類のユーモアと、この先どうなるかわからないサスペンス。身代金代わりのダイヤを奪いに行く場面で見せる長廻しなどもバシッとカッチョ良くキマっていて、緊張感があふれてます。最後まで、人を楽しませる作品を、ヒッチコックは作ってくれました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-24 21:50:48)
2516.  トパーズ(1969)
“異形の傑作”ともいうべき『サイコ』や『鳥』でとうとう、映画の枠からハミ出てしまうような、アクロバットな映画作りをやってしまったこと、これは結局、ヒッチコックにとって自滅的だったのかも知れません。これらの作品の後で、一体何を作ればいいのか? ひたすら目新しさを狙って“映画の解体”路線を突っ走らない限り、ファンの期待には応えられないのか? そんな中で、本作は、スター俳優を起用するでもなく、奇を衒うでもなく、比較的地味ではあるんだけれども、その分もしかして、雑音抜きで楽しんで作った作品だったんじゃないのかなあ、と。内容はヒッチコック作品お馴染みの「スパイもの」で、ヒッチコックらしいカメラの「遊び」も随所に見られます。冒頭のクレーン撮影のワンショットなど、結構意表をついてますし、他にもサスペンスを盛り上げる演出が盛り沢山。もっとも、「キューバ危機の背景には、実はイロイロな事件がありましたとさ」みたいなオハナシなので、ややプロットがまとまらない印象は拭えないんですけれども、その分、シリアスさ、とか、スケール感、みたいなものも感じさせる作品になっているのではないでしょうか。なお、ちょっと気になった点は、中盤、デベロウとファニタとパラの3人がテーブルを囲むシーン、デベロウの背景の壁に誰かが近づいてくる影が一瞬写る(足音も入れられているので多分、給仕の女性の影?)のに、前後のカットにはやっぱり座っている3人しか写っていない。これはミステイクですかね? なにせ心霊写真みたいで気持ちワルいのですが。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-15 22:48:24)
2517.  クリムゾン・タイド
ジーン・ハックマンのセリフで「大ダコでも襲ってこない限り~」というのがあって、しかも確か、本作が以前金曜ロードショーか何かで放送されたとき、これに相前後して日曜洋画劇場で『オクトパス』が放送されてたりして。親分、出番ですぜ。さて本作、外部との通信が中途半端に途切れてしまった原潜内を舞台に、核ミサイルの発射を主張する艦長と、これに反対する副官が対立する、というサスペンス。潜水艦という限られた舞台を最大限に活用して、むしろ映画の製作者たちも楽しんで映画を作ったんじゃあ、ないでしょうか。おそらく、潜水艦の見取り図なんぞ作ってみて、このシーンはこの場所でこう撮ろうぜ、とか、登場人物をこの経路でこう移動させてみようぜ、とか言いつつ。一方ストーリーはと言いますと、少々、段取りクサい印象もありまして。敵潜水艦の襲撃⇒艦長の指揮下、見事に危機を脱出⇒艦長と副官が対立、副官が艦を指揮することに⇒ここで実にタイミング良く、また敵の襲撃⇒さて副官は、艦長みたいに危機を乗り越えられるだろうか~、という展開。絵に描いたような展開で、ちとワカリ易過ぎませんかね~。というわけで結局、本作のテーマは、「さてアナタは、どっちの上司を選びますか?」というコトなんですね。性格分析か適正検査みたいなもんですね。うーむ。どっちもヤだなあ。どうしよう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-13 13:56:14)(笑:2票)
2518.  単騎、千里を走る。 《ネタバレ》 
映画の最初の方、寺島しのぶに呼び止められた健さんが振り返るシーンで、健さんはカットの切り替わりの直前に振り返っているのに、切り替わり後にまた振り返っている。いくらチョンボったって、これは編集してて気づかん訳ないでしょ、それともこれは恣意的な演出なのか(だとしたらその効果全く不明)。という訳で、開始早々、この映画、大丈夫かよ、と思ってたのですが・・・いや~~~結局、泣いてしまいました、はい。素人役者の中にベテラン俳優が混じっている構図、ってのは、例えば『萌の朱雀』なんかを思い出して、でもアレとは全然違うよなあ、と。『萌の朱雀』では、例えば村の会議の場面なんかが典型的だけど、演技をする気もない素人と、深刻な顔で演技しまくってる國村隼との間に、明確な“断絶”があって、でもその両者が同居しているということがミョーにオモシロかったのだけど、一方、本作にはそういう畸形性は無くって、ひたすら健さんが素人の中に溶け込んでいる。いや、その溶け込む過程の物語、とでも言いますか。そりゃま、どうせワタシは、「チャン・イーモウ×高倉健」というネームバリューに乗せられてる部分が多々あると思いますよ。でも、実際、これはそういう映画なんじゃないか、と。「あの」高倉健、しかも役柄は日本の「海」の男、その彼が、中国の深き「山」の中、4千年とも5千年とも言う歴史に培われた、超「いい味」を出しまくってる中国素人役者の中に入っていく、そして本当に溶け込んでいく。物語の発端は、父と息子の軋轢であり、また物語の途中にも何かかやと「すれ違い」が発生するのだけれど、そして最後に待っているのも、「息子の死」という大きなすれ違いなんだけれども、でも、そういったものすべてが、国籍、距離、生死までをも飛び越えて、ひとつに溶け込んでいく。健さんが、まさに単騎にて千里を駆け抜けることにより、それが成し遂げられていく。うーん。自分も子供を持つ身になって「親子」が関わるテーマに敏感になってきているのもあるのかもしれないけれど、やっぱりこの映画、泣けたなあ。
[DVD(字幕)] 10点(2010-03-09 00:00:01)
2519.  トランスフォーマー/リベンジ
大作っぽく見せかけるためには、CGを多用することと、とりあえず尺を長くすること。ってな訳ですが、それにしても、よくもまあ、同じような戦闘シーンをこれだけ長々と続けられるものだこと。普通なら、「ここまで続けると見てて飽きるんじゃないか」と作り手も不安になりそうなものだけど、容赦なく「同じもの」を延々と見せつけ続ける。観る側としても、ある意味、修験道。なるほど、“リベンジ”な訳ですな。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-08 22:58:00)(良:1票)
2520.  101匹わんちゃん
これはまさに「動く絵本」ですね。背景画は色が輪郭線からハミ出してたりするし、登場人物(犬?)画の線はザザッとしたデッサン風だし。さらにさまざまなデフォルメが凝らされていて、何から何までが絵本みたいな味わい。ストーリーはというと、皆さまご存じだと思うので特に申し上げることもありませんが、誘拐された子犬たちがロンドンを目指し帰ってくる冒険物語、これは、『トイ・ストーリー』の原点とも言えるものですね。無数の子犬が次から次に走り回るシーンが見もの、ただし、さすがに一度にたくさんの子犬が登場する場面ではすべてを完璧に動かすことはできず、「動く犬」と「動かない犬」とに分かれてしまうのはちょっと残念なところですが。あと、クライマックスの壮絶なカーチェイス(と壮絶なクルエラの表情)もまさに見ものです。さらに個人的には、誘拐犯2人組の吹き替えが、「ヒッチコック」と「イーストウッド」の会話になってるのが、ちょっと感涙もの。
[DVD(吹替)] 8点(2010-03-05 22:35:55)
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