241. ソウ
《ネタバレ》 スーパー銭湯でリラックスルームのビデオで見ました。湯上がりの気分がいいときに、何故この映画を見てしまったんだろうと強烈に反省しました。スリリングさを感じる前に、犯行の必然性を感じられず、暇な犯人だなとあきれてしまい、飽きてしまいました。ゲームで主人公になって楽しむならまだしも映画で、こんなの見せられたって気分悪いだけです。こういう映画嫌いです。湯上がりにヒーリング映像でも見ていれば良かった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-07-05 03:34:52)(良:1票) |
242. かもめ食堂
《ネタバレ》 とても面白かったです。小林聡美のなるようになるさと、何でも受け入れてしまうキャラは大好きです。もたいまさこも何気なく会話を締めていていい感じでした。片桐はいりが地図を開いて指を指したところに旅しようとしてフィンランドに来たという言葉、生活に疲れた人ならやったことがあるのではないかなとシンクロしました。(以前、同じことをして指した場所がアフリカで,行ったのはいいけどナイフを突きつけられたり、バスに乗り間違えて知らない場所で降ろされたり大変でした)お互いがお互いのことを深く詮索せず、さらりとかわす関係。お茶の世界で言うと淡交の世界です。料理のシーンやコーヒーを入れるシーン、食器を拭くシーンなど些細なシーンも好きで、気がつくと映画を一時停止して、コーヒーを入れたり、光っていないグラスを持ち出しては磨いたりしながら見ていました。楽しい時間を映画にもらった気がしました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-06-24 03:05:11) |
243. 間宮兄弟
《ネタバレ》 会話が面白くなく間延びした感じでした。江國の小説を読んだときに面白かった部分と、そうでない部分がはっきり分かれていたので、映画を楽しみにしていたのですが、退屈さな部分ばかり強調されてしまいました。ほんの少しのアレンジで面白くなる映画だと思います。残念です。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-06-24 02:56:19) |
244. アポカリプト
《ネタバレ》 緑緑のジャングルの中で追い掛けられながら待ち伏せして殺していくシーンはバイオハザートみたいに楽しかったです。この映画と「300」を一緒に見てしまいました。どちらの映画も男性の肉体美みたいなのに圧倒されてしまい飽食気味です。男性女性問わず裸も少しならドキドキするけど、あまり大勢の裸は気持ち良くないです。 [映画館(字幕)] 5点(2007-06-19 02:30:35) |
245. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 独得の映像美が面白かったです。最初の子供にスパルタ教育をするシーンと、それ以降の話がちぐはぐな気がしました。マッチョな肉体美に溢れかえっていますが、マッチョが少し苦手なのできれいな映像なのに暑苦しかったです。。バトルも見ている分には楽しかったけど見終って残ったのはセピアがかった映像の美しさだけでした。 [映画館(字幕)] 5点(2007-06-19 02:26:09) |
246. 麦秋(1951)
《ネタバレ》 何度も小津の映画を見ては見返していますが、これが一番好きです。いつも耐えている風情でほほえんでいる原節子も魅力的ですが、幸せそうにほほえんでいる原節子って少しだけいじわるそうな笑顔に見えて魅力がさらに増している気がします。杉村春子も本当にかわいくて見ていて口の片端が上がってしまいました。中でも一番好きなのは結婚に行き遅れた原節子と淡島千景のほほえましいやりとり、テーブルをはさんで「やったなー」「やったわよ」の応酬。よく友人と真似をして遊んでいました。大好きなシーンです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-06-18 03:13:20) |
247. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 楽しかったです。ストーリーにはいって遊べました。ひねくれているせいか泣かせよう、感動させようとするのが見え見えな映画は苦手で白けてしまうので、このくらいの映画が気楽に楽しめて好きです。子供達もいかにもディズニーみんなかわいいです。BLの王子さま系を好きな人は別の楽しみ方があるのかも?末娘めちゃくちゃいい感じでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-18 03:06:45) |
248. ブロークン・フラワーズ
ストーリーは可も無し不可も無しですが、ウィンストン役のジェフリー・ライトとビル・マーレイのやりとりが好きです。他人のトラブルを過剰なおせっかいを焼きながら楽しそうにしているウィンストンみたいな隣人がいたら、大変かつ楽しいだろうなあと思って見ていました。それに嫌々ながらも乗ってしまうビル・マーレイも良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-17 02:54:17) |
249. ダイヤルM
《ネタバレ》 スリリング感のまるで感じられないストーリー。誰一人共感することのない登場人物たち。マイケル・ダグラスの映画で面白いと思ったのは「ローズ家の戦争」「トラフィック」だけ。独得の演技が苦手です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-06-17 02:50:29) |
250. 夢(1990)
《ネタバレ》 最初、夢十夜を思い出しました。途中から漂流教室の文明批判が浮かびました。最初の2本が大好きです。百鬼夜行抄の世界です。ゴッホの話も好きです。個人的には残りがいまひとつでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-08 03:47:10) |
251. SAYURI
《ネタバレ》 予想に反してハーレクイーンロマンスでした。そして、これも予想に反してハーレクイーンロマンスを苦手な私が楽しく見てしまいました。最初、英語を話す日本の話というのでピンと来ないかなと思っていたけど、ロシアなのに英語で話している「ドクトルジバゴ」同様に映画にはまりました。外から見て描いた日本がとても美しく豪華で、イツァーク・パールマン、ヨー・ヨー・マの音楽と相まって酔わせてくれました。「初恋の来た道」のころは、どこがいいのか少しもわからなかったチャン・ツィイーですが微妙な感情表現で、ミシェル・ヨーの押さえた演技ともども、うまいなあと思いました。ただ、惜しむべきはコン・リー。本来の彼女なら、もっと迫力のある芸者を演じられたのではないかと思ってしまいました。主役じゃなかったから力を抜いたのかな・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-22 04:12:09) |
252. ルワンダの涙
《ネタバレ》 ルワンダの内戦を欧米人の牧師とキガリの技術学校に青年協力隊の英語教師として赴任してきた英国人青年の立場から描いています。 時が流れて再び、この争いはなんだったのかを見直すのは興味深いです。 映画は、隣同士だった人間がナタで殺し合うという生々しさはないので安心してみていられます。 「ホテルルワンダ」同様に少数派ツチ族側から見ているので、一方的にフツ族が悪いと言う風にとれてしまいます。ジョン・ハートが神父役で良い味を出していますが英語教師ヒュー・ダンシーが、ちょっと気になりました。 「ラスト・キング・オブ・スコットランド」の主人公と同じ違和感を感じました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-14 23:47:01) |
253. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 以前、ルワンダへの旅行を予定していて、行かないままに内紛が起きました。当時、色々なニュースで取り上げられていたので、色々と調べましたがフツ族とツチ族の歴史と欧米人のかかわりが、分かり切っていたことでしたが衝撃的でした。映画は物語に過ぎないと思いましたが、お金で命が左右されるストーリーは興味深かったです。ドン・チードルは他の映画のイメージが強いので、ややマイナスでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-14 23:41:03) |
254. ブラックキス
映像を撮りたかったのが分かる映画ですが、ストーリーはありきたりで退屈でした。似たようなホラーが多いので、もっと主人公にシンクロできるようにしないと、たんに薄っぺらい作り物の域を出ないと思います。好きな俳優がたくさん出ているのに勿体ないです。それにしても草刈正雄、相変らずです。彼はコメディにした方が良いと思います。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-14 03:35:17) |
255. ロッキー・ザ・ファイナル
最初から「ロッキー」シリーズを見ていますが、毎回、見た直後は感動しているのですが、もう一度見たいという気になれず、大まかなストーリーも最初の以外は忘れてしまっています。ファイナルも、たぶんそうなるような気がします。ただビル・コンティのテーマソングはいつ聞いても血が騒ぎます。 [映画館(字幕)] 5点(2007-05-14 03:28:24) |
256. ライフ・イズ・ミラクル
《ネタバレ》 コミカルなのに悲惨、残酷でやさしい、色々と混ざり合って興味深く楽しめました。最初のクマに襲われて木の上で殺されているシーンや、おしっこをした時に銃で狙われて撃たれるシーンなど過激なシーンも多いけれど、生きるのに絶望したロバや、犬や猫やあひるの子供などが良いアクセントになっていてニヤリとしてしまうことが多いです。どんな悲惨な時でも安らぎはあり、どんな平和な時でも悲しいことはある、当たり前のことですが、納得しながら見ていました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-12 03:45:33) |
257. バベル
《ネタバレ》 決して好きなタイプの映画ではないのですが、とても楽しめました。微妙なタイミングで人生を狂わされてしまった人たちの悲劇です。子供を殺害された親の「あと数分ずれていたら、あと数メートル違う場所にいたら、子供は死なずにすんだ」という言葉を思い出しました。人生なんて数秒のタイミングで変わってしまうのだろうと思いながら見ていました。あと数㎝窓から離れていたらケイト・ブランシェットは怪我をしなかったかも、母親の自殺を見ずにすんだら菊地凛子の精神は別の方向に動いていたかも、ジャッカルがいなかったらモロッコの子供は何事もない人生を歩んでいたかも。そんな人たちが微妙につながっていきます。一番、印象的だったのはメキシコで預かった子供達を助けるために砂漠を歩く乳母のシーン。何故子供を置き去りにしたと問われ、不法労働が発覚して強制送還になってしまいます。みな悪意から他人を傷つけてしまったわけじゃないのに、結局、罪を犯してしまいました。悲しい人ばかり出てくる映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-04 22:33:26) |
258. スチュアート・リトル2
前作はネズミのスチュアートが普通に言葉を話し、普通に家族の一員となって暮らしていく不条理さが不思議感たっぷりで魅力的でしたが、今回、言葉を話す鳥が出てきたので、ありきたりのCGアニメになってしまいました。スチュワートが人間のように学校へ行って生活して、まわりの人たちは違和感のないところが面白かったのですが、同じような言葉を話す動物が出てきた時点で面白さが減りました。ちょうどピーナッツの漫画でペパミントパティだけがスヌーピーのことを鼻の大きな子供と思っている、みたいな感覚が好きでした。前作が面白かっただけに残念です。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2007-04-22 00:38:13) |
259. スチュアート・リトル
なんで孤児院にネズミが?最初から不条理度が高かったけど、そのまま押し切ってしまったところは見事です。あれこれ考えずに目一杯楽しめました。悪役の猫もかわいさ満点。世の中に本当に悪人はいない、そんなアメリカンドリームを感じました。こういう映画を見るとホッとします。バージニア工科大の銃乱射事件があったばかりなので、この映画を見ながらアメリカの両面を考えてしまいました。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2007-04-21 02:30:16) |
260. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)
《ネタバレ》 小説は以前読んでいたので大まかなストーリーは知っていましたが、映画を見て親不孝だった子供が、迷惑をかけ続けた親にしてあげられる夢を描いた内容だったんだなあと再認識しながら楽しみました。役者陣も映像も独得の雰囲気があって面白かったのですが・・・、大きな落とし穴がありました。エイドロールのバックに流れる曲「東京にもあったんだ」が、すべてを台無しにするほど酷かった。見たあとの印象を悪くする、というより感動した部分すらも嘘っぽくしてしまうほどの歌でした。ベッドミドラーの「ローズ」を下手にパクったような曲調と、ねちっこく歌うわざとらしさ100パーセントの歌詞。この曲のせいでマイナス2点です。エンドロールの途中で出てしまいました。 [試写会(邦画)] 5点(2007-04-11 00:48:28) |