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キムリンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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241.  ハルク 《ネタバレ》 
画面分割やカットの切り替えなどに工夫をこらしてはいたのですが、何せ題材が ハルクですから、どのように料理したところで、普通の人間→怒り爆発→怪物に 変身→暴れまくり、というIncredible Hulkを知っている人にはおなじみのパターン は変えようもなく、驚きも感動も持てなかったというのが率直なところ。 当時と比べれば遺伝子研究やバイオ技術などは格段に進歩しているので、 科学的な説得力は感じられました。 それにしても今回のハルクは随分と巨大化してパワーアップしますけど、 相変わらず急所の部分のズボンは破れないんですね
5点(2004-06-30 17:11:24)
242.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 
ここでの評価が高かったのでかなり期待して見たのですが…。確かに、青い海、はるかなさとうきび畑、浜辺の夕日、花火など映画全体は心地よいBGMを聞いているようで、 癒されるのですけど。ストーリー性やラストにかけての盛りあがりを期待すると裏切られます。下の方でも書かれているように、2時間の映画枠の中ではそれぞれの人物像や心の葛藤などを見ている側が感情移入できるまで丁寧に描くのは無理だったのでしょう。ラストを良くありがちなそれぞれが心機一転して島を去って行く、というような場面で終わらせなかったのは、考えた上でのことでしょうけど、やや工夫倒れに終わってしまったような。  ところで島にやってくる5人組は美男美女ぞろいで、ちょっとリアリティが無さすぎでは。特に女の子3人はしばらくどれがどれだか区別がつかなかった(私だけかもしれませんが)。 
6点(2004-06-12 17:02:53)
243.  暗殺者 《ネタバレ》 
過去を引きずったベテラン殺し屋にナンバーワンの座を狙って若手が挑む。 そこにナンバーワンハッカーが絡むという設定は面白いし期待を抱かせた のですが、お世辞にもそういったレベルの高い人間の絡み合いには 見えなかった。バンデラスは息づかい荒過ぎ。そんなんで本当にトップ を狙えるの?ハッカーはまぬけでドジで欲に目がくらんだそこらに いるおばさんにしか見えない。スタローンも相変わらずのキャラ。 最後にドンデン返しを用意したのだろうけど、さらにドタバタ度が 増しただけだったのでは。
4点(2004-06-12 10:22:53)
244.  帰らざる夜明け 《ネタバレ》 
偏屈で独り者の女性のところに謎の男が現れて恋に落ちるという設定には新鮮味はないけども、二人の大物役者の共演による男女の心の機微の細かな描写は見ごたえはありました。  フランスの田園風景を色々な角度から丁寧に撮った映像も美しい。孵卵機が動くようになって夢を膨らませて無邪気にはしゃぐ二人のシーンが印象的でした。警察隊によって無残に打ち砕かれるひとときの平和な生活を、壊わされ燃えてしまう孵卵機が象徴しているような切ないラストでした。シモーヌ・シニョレはいつもちょっと怖いおばさんの役のイメージがあるのですが、この映画の彼女はとても良かったです。隣家の若い娘に嫉妬したり、男のために新しい寝間着を買って男を待ったり、いじらしい女を好演しています。 オッタビア・ピッコロのオッパイ丸だしにはちょっとびっくりです。
7点(2004-05-28 23:03:08)
245.  冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 
シャレた音楽、大物男優二人の共演、美女、夢とロマン、男の友情、波乱万丈の人生、パリの街、南の青い海、宝探し、要塞の島、ギャングとの銃撃戦、悲しい死、ドロンの最後の言葉などなど、これだけの材料があるのに若い時見た時も、今見ても、なぜか今一つピンとこなかった私です。これは映画の問題ではなく私自身に問題があるのでしょうか。感動できない自分が悲しい。全く夢もロマンもない我人生かな。ところでドロンは映画の中で歌を歌っていたんですかね。
6点(2004-05-14 09:41:46)
246.  避暑地の出来事 《ネタバレ》 
かつて貞節や節度が重んじられていた時代のお話で、現代とは価値観があまりにも違い過ぎ、ストーリーも現代の尺度ではどうしても陳腐・退屈なものであるために、評価不能のところがある。当時、そんな社会的束縛の中で若者達は息苦しさを感じて、従来の価値観への反発を抱いていたのだと思うが、ルールが無くなってしまった無軌道とも言える現代ではむしろ束縛のあった社会になつかしさを覚えてしまう。映画では若い二人の方に重心が置かれているが、本来は親の方が中心のお話です。
6点(2004-05-12 18:54:57)
247.  悪魔のようなあなた 《ネタバレ》 
フランス映画独特というか、ドロン独特というか、あの気だるい雰囲気は悪くは無かったのですが、ストーリーはイマイチですね。最後に真相をクリスティアーヌが単純に告白するというのもサスペンスにしてはひねりが足りない。最後のテープレコーダーはどういう意味なのでしょうか。あれはオチなんでしょうかね。結局犯人は誰にされたんでしょうか。なんとなく意味不明のままFinが出てしまいましたね。
5点(2004-05-11 23:30:14)
248.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
最初にアメリカで見た時のリアルな恐竜のインパクトはかなりのものだった。車で帰る途中に信号待ちで止まっていた時に、道沿いの林の木が風でゆれただけで、恐竜が現れるような錯覚に囚われてしまってビビッたのを覚えています。大の大人がこれですから、小さな子供が見たらしばらくトラウマになってしまうのではないでしょうか。トイレに座ったおじさんが頭から恐竜に食われるシーンはちょっとやり過ぎの気がします。とにかく歴史に残る一作だと思います。本編に比べて、続編が薄っぺらな内容の駄作になってしまったのが残念。 
7点(2004-05-11 11:16:13)
249.  地下室のメロディー 《ネタバレ》 
犯罪サスペンスの原型のようなもので、老獪な老人と軽率な若者のコンビによる犯罪物はこの後色々作られたように思う。後半は確かにサスペンスが盛り上がって良かった。最後に意外などんでん返しでドロン扮する若者がドジを踏むのだが、まだ警官や関係者のうじゃうじゃいるホテルのカフェテラスに、盗んだまんまのカバンを持ってこさせるギャバンの方も相当間が抜けている気がした。札束を別のカバンに積め変えるのは強盗の基本?だと思うのですが。あれじゃあ盗んだATMを荷台に積んだままで街中を走りまわっているようなものでしょう。この点がどうしても引っかかってしまって6点に留めました。
6点(2004-05-10 23:13:13)
250.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 
今や過去の遺物となりつつある電話ボックスを題材に取り上げたところまでは良かったのだけど、正直ハラハラドキドキするよりもずっとイライラしどおしでした。やはりチンピラプロモーターの人生再生物語とサスペンス映画の両方を一緒に描こうとしたのが間違い。前者をテーマにするなら真犯人はピザ屋さんで十分(下積み者を虫けらのように扱った報いという動機)。でも監督はそれじゃあ観客呼べないと思ったのか、真犯人とやらが最後に出てきたけど、あんた誰?どこにいたの?二人も殺して(ピザ屋と最初の用心棒)こんな手の込んだ仕掛けをしてチンピラを懲らしめる動機は何?など意味不明なことばかり。そうなると、最初に殺した用心棒男とコリンの胸のレーザービームは弾道が違うだろうとか、ビルの窓からブースの一帯を全て見渡せるのかとか、警察に包囲されたビルからピザ屋を殺した後どうやって真犯人は逃げたのか、など細かな矛盾までもが湧いてきてしまうのでした。人生再生のテーマは棄ててサスペンスに徹して、ターゲットをもっと大物で憎憎しい男にして、気の利いた落ちを一つ加えると、ずっと面白い作品になったと思うのだけど残念です。
4点(2004-05-07 22:54:32)(良:3票)
251.  名探偵コナン 銀翼の奇術師 《ネタバレ》 
前作・迷宮の十字路が結構良かったので、期待して見に行きましたが、全くの期待ハズレ。 推理物なのか航空機パニック物なのか、大人を意識して作ったのかお子様向けか、など全て中途半端。航空機の搭乗ドアの開閉手順など仔細にこだわってリアリティを出していた部分もあるにはあったけど、あまりにもストーリーが陳腐で退屈。航空機パニックは既に実写で数多くの作品が作られているので、今更と言う感じです。脚本家さんは今年はいいアイデアが浮かばなかったようですね。唯一の見せ場はパトカーの列を誘導灯代わりにしたところぐらいですか。前作の手毬歌に当たるのがフォネティックコードなのでしょうけど、狙った宝石が偽物とわかってキッドが盗みを止めてしまった時点で意味が無くなってしまった。そもそもキッドの犯行予告状の26文字がアルファベットを意味するとまで分かったのに、BravoやVictorでピンとこないとは超博識のコナン君らしくない。エンジンが脱落してパニック状態なのに、シートベルト外してコックピットに入って来るなよなガキども!とか、倒れた操縦士の代わりにジャンボ操縦するのが、小学生(コナン君)と女子高生(蘭)かよ!(せめてスチュワーデスさんが操縦したら?)、などつっこみいれるのに事欠かないけど、まあ今回は本来のお子様向け漫画の原点に戻ったということで幕。 
3点(2004-05-01 17:45:30)
252.  怒りの荒野 《ネタバレ》 
マカロニ・ウェスタンと言えば簡単に人が撃ち殺され、ストーリー性よりも残酷さが売り物であったけど、その中では物語としても楽しめた唯一の作品だった。昔テレビで放送された時に解説で荻昌弘が、主人公の職業はこれまで誰も考えつかなかったものですね、と変な賞賛をしていたのを覚えています。
6点(2004-04-26 11:35:39)
253.  さらば夏の日 《ネタバレ》 
当時人気絶頂だったルノー・ベルレー主演のラブロマンスもので、舞台がパリや地中海ということで当時結構話題にはなったけども、ストーリー的には新奇さはなかった。フランシスレイの美しい曲もさることながら、モニカの豊満な肉体がやたら印象に残った。
[映画館(字幕)] 6点(2004-04-26 11:27:35)
254.  名探偵コナン 迷宮の十字路 《ネタバレ》 
子供向けの漫画と思ってあまり期待していなかったのですが、コナンシリーズの中では大人でも(むしろ内容的には大人向けを意識して作られていますね)楽しめる上質の出来だったと思います。ストーリーは推理物としては確かに少し物足りないのですが、事件のみならず、義経主従の逸話と手毬歌を絡めての京都観光案内、平次の初恋の相手探し、新一と蘭の恋物語などが100分の中に無理なく収められていました。いつも余計な少年探偵団があまりでしゃばって出てこないのも良かった。少なくともマンネリ化したテレビのサスペンス劇場よりは良く練られた内容であったと思います。倉木麻衣のエンディングも良かった。マルタケエビスニオシオイケ・・・・手毬歌(初めて知りました。なかなか勉強になります)に誘われて桜の咲く季節に京都を訪れて見たくなりました。(⇒実際に行ってきました。五条天神や六角堂は俗化していて期待はずれでしたが、桜の舞う蹴上インクラインの軌道から南禅寺までのコースはお勧め。残念ながら仏光寺の門の前に玉龍寺跡の石碑はありませんでした。当たり前か)
[映画館(字幕)] 7点(2004-04-19 20:38:15)
255.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 
「ラブストーリー」を先にみてから、こちらをかなり期待して見たので、最初の100分を見る限り単なるドタバタコメディとしか思えず(遊園地での脱走兵とのからみは必要だったの?)、その時点での率直な感想は「なんなんだあ、これは!」というもの。その後のラストまではそれなりに良かったし(山の上の木の下におじいさんが座っていたので、もしかして、おばあさんになった彼女が現れて、あれから50年後に二人はようやく再会を果たしました、とかいう陳腐なエンディングになるんじゃないかと不安でした)、それまでが伏線であったことは分かるのだけど、やっぱり前半部分はもう少しなんとかしてほしかった(日韓の文化の違いもあるかも)。評価が分かれているのもそのあたりにあるのではないでしょうか。これから見る人は、最初の100分間我慢して見てください、彼女が山の上で叫ぶところから以降はとても良いですから。ちょっと辛目の6点。
6点(2004-02-24 09:57:43)(良:1票)
256.  ラブストーリー 《ネタバレ》 
やはり外国映画だからなのでしょうか、文化的な違和感(韓国人の名前は覚えにくいですね、ハングル文字も読めないし)もあって主人公への感情移入が今一つできずに、噂で聞いていたほどには涙ボロボロにはなりませんでしたが、十分楽しめました。半分過ぎるあたりまでは、これって単なる高校生の恋愛物なのかっていう感じで先行き不安にはなりましたけど。父から母へのラブレターが実は代筆されたもの、そして現在においてもメールの代筆が二人を結びつけたというプロットは気に入りました。 ラストでジヘとサンミン先輩の関係をくどくどと説明せずに、何となくほのめかすのに留めたのも良かったです。しかし、ジヘの方は母親ジュヒの残した手紙で過去のいきさつの詳細を知っていたとしても、サンミン先輩の方はなんでそこまで父親の過去を知っていたのでしょうか(図書館まで雨の中を二人で走る時に、「番小屋」と言ったり、プレゼントの箱の中のカードの文面がジュナがジュヒの門の前に残したものと同じだったりしたのは、観客に息子だと分からせるための伏線だったのでしょうけど、あまりにも知りすぎているので実は彼はジュナの亡霊なのかとか思ってしまいました)
[DVD(吹替)] 6点(2004-02-22 12:56:05)
257.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
日本人からも高く評価されているということで期待して見ましたけど、やっぱり「外国人のための武士道講座」的な色彩は強かったです。それぞれの役者さんたちは熱演しているし、戦闘シーンもこれまでにない迫力なんですけど、ストーリーが活劇調というか。ラストも途中で想像できてしまったし。しかし、日本人監督にはタブーであった、明治天皇をはっきりと描いているところはアメリカ映画ならではでしょうか。
6点(2004-02-01 16:13:02)
258.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 
久々に気のきいた設定と凝ったプロットの良質な ラブストーリーに出会えました。現実離れしているとも言えますが、 フィクションが現実の世界に負けてしまっている昨今、むしろ新鮮 に感じました。閉塞感ただよう今の日本ではなく10年前にアメリカの 片田舎で見ていたら一層感動深かったと思います。小樽、神戸の冬景色 は不思議に温かかったです。博子と樹、秋葉と博子、樹♀と樹♂、のそ れぞれの心の機微が丁寧に描かれていましたね。樹が風邪で倒れる部分 のドタバタをもう少しどうにかしてほしかったのと、中学の思い出話や 秋葉さんの回想などで描写される樹♂がそれほど魅力のある男(死んで もなお博子が忘れられずに引きずっているほど)には思えないのが難点 といえば難点でした。 酒井美紀はどうも白線流しのソノコのイメージが強過ぎて(樹♂役の 柏原崇もハセベ君でしたし)ちょっと頭が混乱してしまいました。
[DVD(邦画)] 9点(2004-01-20 16:36:38)
259.  ラヴァーズ・キス 《ネタバレ》 
吉田秋生の作品は櫻の園などと同様に、しつこさやどぎつさのない淡々としたストーリー展開と全体に漂うなんとも言えない切なさが良いですね。サティのジュテュヴ(あなたが欲しい)が心地よく心に響いています。 最初見た時は同じ話が何度も出て来て行ったり来たりするのでストーリーを理解するのに3回くらいみなくてはなりませんでしたけど。里伽子と朋章は結局別れることにはなったけど、それでも最後に6人の明るい未来を暗示させているのでやっぱりこれってハッピーエンディングでしょう。平山綾はあまりにもかわいこちゃんのイメージが強過ぎて、ちょっと里伽子役は難しかったようです。それにしても、同性への思いをこんなに明るく健全に語れるものでしょうか。
[DVD(邦画)] 7点(2003-12-15 12:12:50)
260.  櫻の園(1990) 《ネタバレ》 
子供の頃住んでいた家の近くに有名女子校があったので、ちょっと覗き趣味的な気持ちもなかったわけではないのですが、映画としても合格点だったと思います。漫画の原作を踏まえて新しい要素(杉山さんの志水さんへの思いなど)を加えて演劇部員の数時間をうまくまとめあげ全く違った作品に作り上げたられていたと思いました。全体的な素人っぽい演技(雑談や普通のおしゃべりを自然に演じるのはなかなか難しいと思うので彼女達が別段下手というわけでもないとは思いますが)はむしろこの映画のほのぼのさを演出していたと前向きに捉えたいと思います。三角関係の3人の心の機微の細かな描写は良いですね。 アラを探せば、最初の城丸さんと男の子の絡みはもう少し何とかしてほしかったし、あの男の子は必要だったのか。部内の同級生同士なのにやけに口調が丁寧だったり(志水さんと杉山さんが進路指導室で話すところなんかかなり不自然。相手が部長でも同学年なら当然タメクチになるのでは=原作ではその辺の理由説明があるのですが)、よそよそしかったのは変。お嬢さん女子高ならもう少し美少女がいてもいいんじゃないか、などなど。 好きな人に、しかも一つ間違うと禁断の関係ととられかねないような相手に、素直に告白できる少女達は羨ましい。私も色々な場面で自分の気持ちに素直になれていたらなどと反省してしまう。 
[ビデオ(邦画)] 8点(2003-12-10 11:15:42)
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