Menu
 > レビュワー
 > キリコ さんの口コミ一覧。13ページ目
キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 982
性別 女性

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647484950
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647484950
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647484950
>> カレンダー表示
>> 通常表示
241.  カルメン故郷に帰る
松竹に綿々と続く楽しい人情喜劇。高峰秀子のストリッパーというのは驚くが、彼女や友人(小林トシ子)は引け目に思ってるどころかいささか得意なのだから、あくまでもあっけらかんと明るく展開する。なかなか豪華な出演者たちや美しい信州のロケシーンなど見所も多いが、特筆すべきはこれが日本最初の総天然色作品だということで、戦後6年でこれだけのカラー作品は驚きだったようだ。笠さん扮する校長先生がしばしば言う、「日本は文化じゃけん」という意味不明な言葉もなにやらおかしい。寅さんシリーズのように後味のいい楽しい作品。
8点(2004-01-18 23:19:26)
242.  悲しみは星影と共に
私もかなり前に見たきりですが、悲しく哀愁を帯びたテーマ音楽と共に姉弟の悲しい話に涙ぼろぼろでした。若いJ・チャップリンの姉がけなげで切ない。
8点(2004-01-18 22:42:15)
243.  キクとイサム
戦後はこういう話はたくさんあっただろう。混血児は今よりずっと差別され、奇異の目で見られていたと思う。キクとイサムの母親も父親も出てこない。しかし捨てられたようなこの黒い混血児たちに暗さや惨めさはない。明るく堂々として気持ちが良いくらいだ。二人の子供が実に自然でいい。祖母の北林谷栄はこの頃から今と同じくらいな老婆役をこなし実にサマになっている。これ1本で彼女の大女優ぶりが分かる。弟が養子に行く時泣いたキクだが、すぐに立ち直りラストシーンで大きな体をゆすって野良仕事に行くところなどは逞しい。終戦後の混血児問題を取り上げながら深刻な部分をことさら描かず、前向きで明るく生きる子供たちを中心に描いて気持ちのいい後味になっている。
8点(2004-01-18 22:09:40)(良:1票)
244.  麦秋(1951)
この2年後の「東京物語」の姉妹編のようなところもある作品。大人と子供、(紀子の友人たちの)未婚者と既婚者、兄嫁とのやりとりなどユーモラスで楽しい。周りが結婚を心配する紀子は他作品の紀子像に比べるとこれが一番自然で主体的な性格に見え好感が持てる。4世代にわたる家族や、他の登場人物たちのお互いを思いやるやさしさが感じられこれが一番好きといっていいかも。
8点(2004-01-10 13:16:15)
245.  父ありき 《ネタバレ》 
6年前の「一人息子」(母と息子)と対をなすような父と息子の愛情もの。どちらも息子のために親は懸命に働いて生き、息子は親を思うというものだが、こちらのほうが好き。この父は教師時代、自分の直接責任ではないが生徒を死なせたことで教師を辞め、子供の学資のために一人離れて働く。立派に教師として成長した息子と1週間すごしているときに突然死んでしまう。このいまわの際に父は「お父さんは一生懸命生きてきた、悲しむことはない」と満足そうに死んでいく。人生を子供のために生きて悔いない姿は印象的で、黒澤の「生きる」の志村喬の姿に重なって感動的だった。残念なことに映像状態がとても悪く、特にセリフは半分以上も聞き取れなかった。ここだけはと思った臨終の言葉は幸いにもなんとか聞き取れたので良かった。これは字幕をつけるかシナリオでもないと評価ははばかられるが、笠さんの父親が感動的だったのでとりあえずこの点数。
8点(2004-01-10 12:53:52)
246.  花いちもんめ
この映画はボケ老人だけじゃなく、老人問題の抱えるいろんな要素が含まれている。老親二人の田舎暮らし、離れた子供たちとの関係、嫁姑・小姑と嫁の感情問題、ボケ老人を病院に入院させ拘束するしかない状況などなど、、85年というとまだゴールドプラン10ヵ年計画の影もない時、介護は当然のように嫁の義務とされ、こういうボケ老人を抱えた家族を助ける社会的状況もなかった。そういう時代にこの嫁の桂子さんのとった介護法はお手本ともなるべきもので、ここまでできる人が果たしてどれほどいるだろう。映画以上に家庭は混乱し、壮絶でヘトヘトになるだろう。千秋さんのボケっぷりは皆さんが言われてるのでこれ以上言うまでもない。このリアルさと脚本に現実性があることで、現実に直面している人もそうでない人にも、老人問題について教えられ、考えさせられる作品になっている。千秋さん、十朱さんはじめ俳優のキャスティングもよかった。
8点(2003-12-21 16:14:48)
247.  ローラ殺人事件
魅力的な主人公のローラをめぐる男女の人間模様が複雑に絡み合い、殺人事件の捜査の進展と共に描かれる。複数の登場人物のそれぞれが怪しく、どういう展開になるのか目が離せない。意外な展開に驚きもあり、人間の心理も描きこまれた脚本も巧みにできている。ジーン・ティアニーのローラは誰もが魅了されるという女性の設定だが、それが非常に説得力のある魅力的な女優だ。男性たちはみなピシッとスーツを着こなし、胸ポケットにはハンカチをのぞかせている。大柄で幅のある外人にはダブルのスーツがよく似合う。ライデッガーなどは襟に花まで飾っている。俳優たちの深みのある落ち着いた声や優雅な物腰、ファッション、表情の変化の巧みさなど、サスペンス以外にも見直しても楽しめるところがいろいろある。個人的に昔の俳優さんたちのこういう素敵なところが見られるのがとても好きです。
8点(2003-12-13 14:38:02)(良:2票)
248.  手錠のまゝの脱獄
58年と言う公開当時の黒人差別の社会状況は現在とはまるで違う。法的にもはっきりとした差別があった時代背景を思えば、黒人と白人がつながれて逃走するうちに友情が芽生えるという話は斬新なものだったと思う。しかも黒人が白人と対等に主人公の一人を演じるというのは、社会派と言われる監督の問題提起でもあったのだろう。手錠でつながれたまま不自由な逃走をする緊張感、二人の心理的変化などをモノクロのロケーションで見せるが、主演の二人の好演もあってラストのやるせない幕切れまで緊張感が持続する。
8点(2003-12-06 20:45:09)(良:2票)
249.  メトロポリス(1926)
1926年の作品ですがちょうど100年後の世界を描いてます。CGなんてない時代に、この未来世界の都市の造形はもう見事!と感嘆してしまう。高層建築の合間を飛行機が飛び、立体交差のハイウェイには車が行き交っている。こういう想像力がすごい。地上の一握りの支配層と、地下の多数の労働者という資本主義的世界を描いているが、その橋渡しをする救世主が資本家の息子だった、という話。半分に短縮されてるからか、話にやや疑問点はあるものの圧倒的な映像世界だけでも一見の価値がある。虐げられた労働者の群れは皆うつむいてロボットのようだし、仕事場面はまるでダンスのような動きをする。労働者を率いるマリアとロボットは的確に演じ分けられている。ロボットがマリアに変身するシーンも斬新、当時の人々はさぞ驚愕したことだろう。
8点(2003-12-04 18:26:32)(良:2票)
250.  三十九夜
後の有名作品に勝るとも劣らず、というくらい面白いです。最初より後半にかけてのほうがスリルとサスペンスが盛り上がってきます。手錠でつながれた男女が逃走する、この設定自体面白いが、宿屋で女性がストッキングを脱ぐのを男の手がついていく、というのが面白かった。手錠のままの脱獄の男同士とは違う面白さ。なかなか手の込んだストーリーを緊張感を持続したままラストの劇場のオチまで持っていくが、うまい。ところで原題の「39階段」がどうして「39夜」になったんでしょうか、、
8点(2003-11-29 19:21:57)
251.  去年の夏
もう30年以上前になるのに、これは凄く印象に残ってる作品です。夏の海、4人の若者(高校生くらい)、苦い青春映画です。美しくてエゴイスティックな女の子と男の子二人が夏の海岸で知り合う。そこにちっとも綺麗じゃないけど真面目な女の子が混じって4人の交友関係が始まる。女王様気取りの女の子のたくらみで、綺麗じゃない女の子は悲惨な目にあわされてしまう。その若さの暴走する残酷さ、やるせなさ、ちょうど同じ年頃の私はすごいショックを受けました。音楽も良かったんですよ。いかにも夏の終わりの海、という感じでした。残酷なラストシーンにこの音楽は今でも忘れられません。この4人の俳優さんのうち、バーバラ・ハーシー、ブルース・ディヴィソン、リチャード・トーマスはこの後もたまに見かけるたびに、この映画を思い出します。
8点(2003-11-26 18:28:36)
252.  イースト/ウエスト 遥かなる祖国
良かったですね~、知らない歴史の中の1コマを教えてもらいました。希望を持って祖国に帰ってみれば処刑されたり悲惨な生活だったりと、北朝鮮に帰国した在日韓国人が重なって見えます。そんな状況の中で夫は夫婦が別れることになっても妻子だけは、、と故国への亡命を図ってやる。辛抱強く時期を待ち妻子を助ける夫の愛情に感動させられます。どうも実話らしいですがその後ずっと後に夫婦は再会できたらしい。亡命を手助けする女優役のカトリーヌ・ドヌーブが存在感たっぷりです。
8点(2003-11-23 17:34:25)(良:1票)
253.  少女の髪どめ
優しい映画です。イランに入国し不法労働者として働くアフガニスタン難民に光を当てて、その少女と一家を助けるイランの少年の一途な愛の話。何の見返りもなく自分の給料の1年分(だったか・・)をあげてしまう。少女とはこれっきり別れてしまうのになんて純粋な心なんでしょう。これこそ究極の愛情!これも役者は現地の素人を使って撮っているらしいが、プロでは出せないようなひたむきな雰囲気がある。日ごろ知ることのないイランやアフガン難民の現実を垣間見せてくれるだけでも見る価値がある。
8点(2003-11-18 22:39:59)
254.  我が家の楽園
変人ばかりが集団生活している家と周辺の立ち退きを迫る実業家がいる。古臭い一帯を開発してビルを建てようというのだ。昭和13年にこんな今風な話がアメリカではあった、というのが驚き。変人一家を束ねるライオネル・バリモアのおじいちゃんに対する実業家氏、「人生はお金じゃないよ、人情だよ」というキャプラの人間賛歌のメッセージはここでも高らかに歌い上げられ、実業家氏は一転お金の亡者から生還してめでたし、めでたし。楽天的なヒューマンな作りはメルヘンに近いような気もするが、善人が報われるという話は気持ちがいい。
8点(2003-11-16 15:42:23)
255.  担え銃
戦争や兵士の悲惨さを、これだけ笑いの中に描いてしまうのがチャップリンらしく凄い!華奢で小さい兵士が大活躍する。短編ながら見所も笑いどころも満載の中身の濃い作品。
8点(2003-11-16 00:51:16)
256.  チャップリンの給料日
チャップリンのギャグやパントマイムが素晴らしい。エレベーターを使ったシーンや下水溝の溝とステッキのシーン(全く後ろを見ていないここを1カットで撮っている!何度も繰り返したんでしょう)などは彼がよく使う「知らずに危うい」「棚からぼたもち」的コント。何気なく見えるけどすごく計算された演技だと思う。レンガ投げ・受けの素晴らしさはもう感心して見とれるしかない。短編だけど見所が多く繰り返し見ても飽きない面白さがある。
8点(2003-11-15 23:30:33)(良:1票)
257.  巴里の女性 《ネタバレ》 
長年の共演者エドナのために作ったメロドラマ。すれ違いで悲恋に終わるんだけど、この女性は恋人の母と共に孤児を育てるという生き方をする。波乱の人生の末、笑顔で新たな人生を選択した一人の女性がすがすがしい。ボディアクションなしのコメディでもないシリアスドラマのうえ、わずかな字幕のサイレントでここまで微妙な心理描写ができているのに気がつくと、やはりその演出手腕はすごいことだと感心する。
8点(2003-11-14 16:44:55)
258.  北京ヴァイオリン
クサイ話じゃないかと期待してなかったんですがこの人情話にはやっぱり泣けましたね~。お父さんはじめ出てくる人たちがみな良い人達で、その善意に素直に感動します。こういう映画は見ても気持ちがいいし、特にお父さんが自然体でいいです。全編に流れるバイオリンの音楽が感動を一層盛り上げますが、このバイオリンを少年自身が弾いてるというのが素晴らしい。合間に描かれる北京の様子で中国の都市部の市民生活などが伺えるのも興味深い。
8点(2003-10-31 22:14:36)
259.  恋は邪魔者
楽しくて面白かった~。レニーちゃんや他の人のファッションも素敵だし、思い切り「コメディ」してるのが可笑しい。モンローウォークとか気取ったポーズとか、彼女がこういうのを誇張してやってもちっとも嫌味にならないのよね。ポワァ~ンとした雰囲気と役柄がマッチしてた。長セリフを一気にまくし立てたり、表情の豊かなのに感心する。ユアンも負けず劣らずキザっぽく、かっこつけてて可笑しい。ここぞというときには黒ぶちめがねをうまく使いケーリー・グラント風に見せたり、、ドリス・デイとグランドの本家も見たくなりました。こういう軽~いラブコメをうまく見せてくれるととってもハッピィな気分でうれしくなる。
8点(2003-10-29 21:05:55)
260.  マーヴェリック
可愛くてしたたかなジョディに翻弄されるギブソン、二転三転のテンポのいいストーリーで最後まで楽しめる。父親や友人など脇の存在も楽しい。ジョディのコメディエンヌぶりももいいし面白い作品。
8点(2003-10-21 20:14:08)
000.00%
100.00%
270.71%
3171.73%
4343.46%
510911.10%
614414.66%
727427.90%
824625.05%
9888.96%
10636.42%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS